PC用ゲームプラットフォームSteamをスマートフォン上にストリーミングして遊べるアプリ「Steam Link」のiOS版がアップルに承認拒否されてリリースできなくなったことが、同サービスを運営するValveの発表により明らかになりました。
Steam LinkのAndroid版は5月19日にリリースされ、当初iOS版も承認の見込みでしたが、急きょアップルが取り消し。Valveは米CNETなどのメディアに声明を送り、その経緯およびリジェクトの理由を公開しています。
PC用ゲームプラットフォームSteamをスマートフォン上にストリーミングして遊べるアプリ「Steam Link」のiOS版がアップルに承認拒否されてリリースできなくなったことが、同サービスを運営するValveの発表により明らかになりました。
Steam LinkのAndroid版は5月19日にリリースされ、当初iOS版も承認の見込みでしたが、急きょアップルが取り消し。Valveは米CNETなどのメディアに声明を送り、その経緯およびリジェクトの理由を公開しています。
同社は、Steam LinkアプリがすでにAppStoreで配信されているLANベースのリモートデスクトップアプリの一種であると訴えたものの、アップルは承認取り消しを撤回せず。Steam Linkチームは本プロジェクトと承認作業に多くの時間を費やしていたので落胆したが、アップルが今後再考することを願っていると述べられています。
すでに配信中のAndroid版では、ネットワーク環境が十分良好であれば遅延もなく、Bluetoothコントローラーと接続すればほぼPC環境のままプレイできる優れもの。
それだけに、アップルがApp Store上での利益をもたらさないSteam Linkを警戒するのは分からなくもありませんが、「ビジネス上の競合」という理由が本当だとすれば、少し心が狭すぎる感があります。
アップルも営利企業とはいえ、これだけApp Storeの市場規模が大きければ公共性が認められるはず。将来的に方針が変更されることを期待したいところです。
最高クラスの描写力