親子ボードゲームで楽しく学ぶ。

世界のボードゲーム・カードゲームで遊び、家族でコミュニケーションしながら知育。おすすめの「初心者や子供でも楽しいボードゲーム」「大人でも楽しめる子供ゲーム」などライトなアナログゲームのレビューです。

オバケをとってとらせる心理戦。名作2人用ボードゲーム「ガイスター(Geister)」

ドイツ人はオバケ好きなのか、ドイツゲームにはオバケが登場するボードゲームがたくさんあります。

これまで紹介してきたボードゲームにも、いくつかオバケが登場しています。

www.boardgamepark.com
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オバケがテーマのボードゲームとしては、こちらを忘れてはいけません。オバケゲームとしては老舗の2人用ゲーム「ガイスター(Geister)」です。

最初のリリースは1980年。もう40年近く前の作品ありますが、今でも普通に売られている名作です。
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オバケ同士で対決だ

ゲームのテーマと目的

古城のダンジョンで、オバケ同士の対決がはじまります。

8匹のオバケ同士で、相手の良いオバケを捕まえましょう。

ただし、相手のオバケのうち、どれが良いオバケかは見た目ではわかりません。相手の行動から判断していくしかありません。

内容物

中型サイズの箱には、6x6マスの紙製のゲームボードとオバケコマが16個入っています。

オバケコマはプラスチック製。木製の方が味わいがあるけれど、このゲームではコマの正体が重要。傷の有無でコマが判別できる木よりもプラスティックの方が実用的です。

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オバケコマの裏側には赤と青のマーカーがついていて、赤が良いオバケ、青が悪いオバケです。

準備

プレイヤーは赤オバケ、青オバケをそれぞれ4個ずつ、8個のコマをそれぞれ手にします。

ゲームボードをひろげ、自陣側の中央に2x4の形で並べます。並べる際の赤オバケと青のオバケの配置は自由です。

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コマを並べ、先行を決めたら準備は完了です。

ガイスターのルールとゲームの流れ

将棋のようなターン制で交互に自分のコマを動かしていきます。

コマを動かせるのは上下左右の4方向に1歩ずつです。

相手のオバケに重なると、将棋やチェスように相手のコマをとることができます。ただ、取ったあとのコマは、自分の戦力として活用できません。

勝利条件は下記の3つ

1)青オバケを全部とる

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相手の青オバケを4個を全部とってしまうと勝利です。

2)赤オバケを全部とらせる

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自分の赤オバケを4個を全部相手にとらせてしまうと勝利です。

3)青オバケが脱出する

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相手陣地の奥の角スペースから、自分の青オバケを一匹でも脱出すると勝利です。

判断するのはコマの動きのみ。心理戦が

将棋のようにコマを動かしていくゲーム。基本はコマが多いほど有利なので、相手のコマをとっていくわけですが、やたらとコマをとってって意味がありません。

というのも相手は赤オバケをとらせるよう、とりやすい位置に赤オバケを置いているから。
「これは赤に違いない」と推定しながら、お互いさぐりさぐりでゲームは進行します。

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「とれるものならとってみろ!」と、赤オバケで相手陣地に特攻し、荒らしていくのは基本的な戦略。

さらに、赤のようなフリをして、青オバケで大暴れという作戦も。相手に「赤だと思わせる」のは最大の防御。お互いに裏をかくのも大事です。


相手のオバケに自陣に到達されると窮地に。
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「もし青オバケだったら脱出されて負けが確定してしまう。赤かもしれないけど取るしかないか…。」
「いや、ここはブラフに違いない。これが赤だと確定したら残りのコマを全部とれば勝てる!」など、読み合いが白熱します。

将棋のような出で立ちですが、勝負のメインは心理戦。先読みや思考をこらす必要はありません。ボードの局面よりも相手の表情を見る方が勝敗には大事かも。

ルールはシンプルなのでボードゲームになじみのない初心者や子供でも簡単。勝敗が決まると「え〜、実は赤だったのか!やられた!」と、答えを知って盛り上がります。

長らく遊ばれているだけあって、リリースからの歳月を感じさせない、不朽の名作2人用ゲームです。

項目 公式表記 コメント
年齢 10歳以上
時間 15分
人数 2人
日本語化 不要 説明書のみ
項目 評価 コメント
ルールの易しさ ★★★★☆ 将棋よりずっと簡単
大人も楽しい ★★★★☆ 大人も子供も
2人でも楽しい ★★★★★ 2人用
総合評価 ★★★★☆ 白熱の心理戦

ガイスター (Geister) ボードゲーム

ガイスター (Geister) ボードゲーム