警官射殺で元巡査逆送=「両親侮辱」が動機-大津家裁
滋賀県彦根市の交番で4月、県警の井本光警部(41)=2階級特進=が部下の元巡査(19)=懲戒免職=に拳銃で射殺された事件で、大津家裁(加藤靖之裁判官)は25日までに、殺人と銃刀法違反の非行内容で家裁送致された元巡査の検察官送致(逆送)を決定した。
決定は24日。近く起訴され、裁判員裁判で審理される見通し。
決定で加藤裁判官は「被害者の指導や扱いに不満を募らせていた中、被害者に両親を侮辱されたと感じた」と動機を指摘。「動機の身勝手さなどからすれば、犯情は非常に悪質と言わざるを得ない」と逆送の理由を説明した。
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