Alphago Blog

テクノロジーがつくる新しいアルファなビジネスモデルを、経営コンサルタント/特許の専門家の視点で見る!

受付スタッフ→ぽつねんとしたタブレット設置→ロボット

ロボットが入り込んでいきやすそうな4つの分野
1.小売・サービス
2.受付・トラベル...
3.介護・医療
4.教育
がある。
これまでは受付案内のためにタブレットが置かれていたような場所をロボットが代替する、ところからロボットが浸透していく。こうしたシナリオはわかりやすいと思う。目新しいから写真付きで記事にされる。でも2016年が終わるころには、
Pepper導入は当たり前すぎて記事にもならなくなる。これが普及するということ。

 

news.biglobe.ne.jp

 

 

ただ、ロボットはただの新人ではない。

 

スマートフォンが普及するころは、アプリ数がよく取り上げられていた。アプリがあるからスマホがより便利になるから、という循環がある。

 

Pepperが普及すると、Pepperを使いやすくするアプリの開発者がどんどん増えていく。人と人とのコミュニケーションについての知見がある(例えば吉本興業)者がますます活躍しやすくなる。

 

2016年は、おそらく、PepperIBM Watsonが乗っかってくる。これが、ある分野では、人間以上の仕事をこなしていく。

 

ロボットと人間とが協働していく未来を想定している。単純な事務作業、単純な肉体労働、単純な接客業はどれくらい人間にやってほしいと経営者は思うだろうか。人間とロボットとが協働していく、そんな仕掛けていく側にいち早く立ち位置を決めていくのはどんな人か。ほかの誰かではない、あなただからいいんだと、そう自分の魅力をよりいっそう高めていくことをやっていく。

コンテンツを共有するプラットフォームが定着することで現出する需要==コンテンツの一部を迅速に作り、かつ権利処理も済ませてしまうということ

人工知能がこなす仕事は何か、人間がこなす仕事は何か。

 

ここ最近になって、人工知能A.I.の話題が一気に増えましたね。自動走行車がいよいよ実用化が近づいてきたと、誰もがわかる形になったのも大きい。特に、10月頃から、企業が人工知能関連の研究開発拠点を設ける、膨大なデータの中からA.I.によってひとりひとりにあったカスタマイズ化をしていく(療法のカスタマイズ化など)、A.I.によってマッチングしていく、といった取り組みの話題が目立ってきました。

 

A.I.の概念や研究は、ずっと昔からあったけれど、今になって再び話題になってきたのは、ひとつは処理をこなすコンピュータの性能が上がったことがあるでしょう。そして、通信技術やセンサ技術の進化で、膨大なデータがどんどん取得され、クラウドに蓄積されるようになったこともある。需要があり、価値を実現するためのテクノロジーが追い付いてきた。じゃあこれから何がA.I.によってこなされていくのか、人間はどうA.I.を使いこなしていくのか。これは、数々の事例を見ていって、自分なりに見通しを立てていくのがよいと考えています。

 

そこでこちらの記事、音楽をA.I.が作ってくれるというもの。まさに動画やプレゼンに(ちょっと)音楽をつけたい、という需要にぴったり。

jp.techcrunch.com

 

 

こうした需要も、動画をアップロードして共有するプラットフォームが確立しているからこそニーズが大きいといえる。これ系は、たしかにA.I.向きかなあという気はする。楽曲自体の良しあしももちろん大事なんだけど、どちらかというと著作権などの問題が起きない音を作りたい、という価値を大きく感じてもらえる局面ですよね。

 

こうしたニーズも、以前は人間が応えていたし、既存の権利管理者が応えていた。これをA.I.ががさっととっていく。このパターンはこれからもたくさん見えてくるでしょう。またいくつかの事例を紹介して、見通しを共有していきます。できれば、こうしたA.I.の影響をいちばん受ける人に、情報を届けたい。必要としているであろう、そう思うから。