ただの会話がこんなに面白い漫画が他にあるでしょうか。
世はラブコメ戦国時代。
今の漫画業界は星の数ほどあるラブコメ漫画で溢れています。
雑誌によっては連載作品の半分以上がラブコメ、という事態にも。
星の数ほどあるラブコメ漫画の中でも埋もれないように、
今のラブコメ漫画は「ラブコメ+α」というように、+αに何を持ってくるかが重要になってきています。
そんな今の漫画業界の中でも異彩を放って輝いているラブコメが『恋は光』なんです。
簡単なあらすじ
「恋の光」が視えてしまう大学生・西条は、恋を探求する女の子・東雲に恋をした──。視えるからこそ切なくて苦しい。今までにないラブストーリーが始まる。
つまり主人公の西条くんは「恋」が「光」として見えてしまうんです。キラキラキラキラと少し鬱陶しいくらいに。
恋が光として見えて人の気持ちがわかるなら、自分に光を発してる人がわかるなら、それなら恋なんて楽勝じゃん!って思うじゃないですか。
ただ、西条の人生では西条に光を発してる人は一人もいなかった。
他人がキラキラしてるのに、それを指をくわえて見てるだけでした。
そんな人生を今まで送ってきた西条ですか、ある時を機に彼の「恋」は大きく動き出し、大きく揺れ動くのです。
ただのラブコメ漫画じゃない!恋は光の楽しみ方
恋が光として見える、少しファンタジーな設定。
物語はそんな設定を軸として動くのですが、それだけでは終わらない他のラブコメ漫画とはまた違った楽しみ方が出来るのです。
ここからはそんな『恋は光』の面白いところ、楽しみ方を紹介していきます。
秋★枝先生が描く会話劇は最高だ!
この漫画、主人公とヒロイン達の恋愛模様がもちろんメインですが、それを支える会話劇が何より面白い。
例えば交換日記の内容について話をするワンシーン。
なんか面白くないですか?
冷静になって読んでみると、別に大した内容を話している訳でもない。
ふつーーの大学生がふつーーーの他愛ない会話をしてる。
でもなんか面白いんですよ。なんか。
交換日記の中身をベラベラ酒飲みながら話すとかいう他愛なさMAXのシーンなのに、なぜかクソ面白いんですよ。こんな漫画他にないじゃないですか。
北代さんがオシャレで可愛い!
ヒロインの一人のうち、私の一番のお気に入りが北代さんです。
主人公の西条とは小学生からの幼馴染で、密かに西条に想いを寄せています。
ただ、余りにも近い存在であるがゆえに西条には想いを伝えられずにいる。
ましてや、ほかのヒロインと西条との恋を応援してしまうんです。
その理由が「変わり者で目つきも悪くてしゃべり方も変な西条はどんな女の子と付き合ってもフラれる。結局最後は私のところに帰ってくるしかない」と。
そんな立ち回りが吉と出るか凶と出るか果たして……、といったところです。
そんな北代さんですが、よく見るとファッションに相当なこだわりがあるようなのです。
いわゆる量産型女子大生の服装ではなく、独創性がありつつもきちんとまとまっている。とってもオシャレさんなのです。
ここからは北代さんのファッションを一部ですが紹介して、私なりに解説していきます。
見るときはテレビ東京のご長寿番組、ア○街ック天国の「あの」BGMを脳内で流してお楽しみください。
[Kiss / パティ・オースティン]
スタジャンにデニムのスカートと春らしいメンズライクなファッション。
髪型を三つ編みにする事で女の子らしさ演出し、メンズライクなアイテムを見事に中和している。
フレアスカートにポップなリュック、髪型はツインテールとまさに女の子にしか出来ない可愛らしいコーデ。
そんなコーデを少しドレッシーなアイテムのスクエア型メガネを合わせて大人らしさをプラスしている。
夏のゆるコーデ。ゆるいTシャツにデニム、ゆるいサマーニットとルーズなアイテムで揃えつつも、黒のクラッチバッグで全体を締めてる。
白のパンツ白のバッグなど夏らしい爽やかなコーデ。少し大人しいアイテムで揃えつつも地味になりすぎないように少し派手で大きめなリボンで若さをアピール。
どれもちょいモテ〜!
・・・・・・。
北代さんのファッションチェックは以上です。
こうして見てみるとファッションの幅が広い、引き出しの豊富さがすごいですね。
コーディネートに合わせて小物や髪型を変えてるのもすごい可愛い。
私の理想の大学生のファッションって感じです。
(ただこんな子が彼女だったら何着て行こうか迷いますね。)
北代さんがトニカク可愛い!
ヒロインの一角北代さん、オシャレで大人びた部分がありつつも、可愛らしい一面もたくさんあるんです。
これは西条が北代さんに、いつも一緒にいてくれることに対してお礼をするワンシーン。
はい可愛い!
「ん」って!
「うん」じゃないからね。
「ん!!!!!!」
取り乱しました。
いきなり好きな人にそんなこと言われて、喜びが隠せる訳がない。
でも素直に喜ぶのも気恥ずかしい。そんな気持ちから溢れ出た渾身の「ん」。
たった一言なのに、破壊力がやばい。
「ん」にここまで心がやられるとは思いませんでしたよ。
〜まとめ〜
恋は光の魅力、いかがでしたでしょうか。
拙い文章で読みにくさを感じたかと思いますが、私の大好きな『恋は光』の素晴らしさが少しでも伝わったら、この記事を書いた甲斐がありました。
本作品は完結済みですが、未読の方はぜひまとめ買いして一気読みして悶えてほしい。
全7巻とお求めやすい巻数なので、気楽に読めるんじゃないかと思います。
ではそんな恋は光、この漫画の全てを一言でまとめると
北代が可愛い
それにつきる。(会話劇はどこへ……)
ここまでお読みいただきありがとうございました。
おしまい。
<参考>
・集英社コミック公式 S-MANGA
https://www.google.co.jp/amp/www.s-manga.net/book/978-4-08-879797-7_amp.html