こんなところが！


　最近では、電気器具を使った加熱が多くなりましたが、バーナーで加熱しているところも、まだまだ多くあります。

　ある学生が学生実験でバ－ナ－を使う実験をしていた。
　バーナーは火をつけたり消したりが面倒である。学生はそれを解決するために、火をつけっぱなしにしていた。
　実験も順調に進行していた。そろそろ片付けておこうかと思い、実験台の奥にあるガラス器具を取ろうと身を乗り出した瞬間、「熱い！」と感じた。しかし、その時はすでに遅く、鼻毛をいくらか焼いた後であった。手前に火のついたバ－ナ－があることに気がつかなかったのである。
　普通は火傷をすると流水で冷やすが、鼻の穴に水を通す訳にもいかず、実験用の氷を持ってきて鼻の穴に詰めて、だらだらと水を垂らしながら実験を続けたのであった。 

火を使う実験では、火傷にじゅうぶん気を付けなければなりません。面倒なようでも、バーナーの火はこまめに消すようにした方がいいですよね。