2018年5月24日(木)

古河市教委 小中32校で「閉庁日」 年7日、全教職員休み

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古河市教育委員会は22日、本年度から市立小中学校32校で、夏休みの4日間と冬休みの2日間、県民の日の計7日間に学校閉庁日を設けると発表した。閉庁日は教職員全員が出勤せず、部活動は原則行わない方針で、教職員の休暇取得推進と健康増進を図る。

市教委によると、閉庁日は8月13〜16日と11月13日、12月27、28日。教職員は年次休暇や振替休暇、夏季特別休暇を取得する。外部からの問い合わせは市教委事務局が対応し、緊急時は各校長に連絡。やむを得ず教職員が出勤する場合は、校長の裁量で別の日に代休を取得させる。

2016年度の市立小中学校の教職員は661人で、年次休暇取得率は平均で小学校が8・4日、中学校が7・1日。時間外の平均勤務時間は小学校が約58時間、中学校が約80時間と、長時間勤務が常態化している。

市教委は「働き方改革の一環として文部科学省が2月に示した指針と、県内の状況を踏まえ導入した。全員が足並みをそろえて休みを取ることで、教職員の休暇取得や時間外勤務、健康管理に対する意識を高めたい」としている。(溝口正則)

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