二人組の女子高生がよくためになる話をしているとSNSで評判になっている
ハンバーガー屋が近所にあったので、興味本位で入ってみた。

しかし、中に入るとそこはまるで廃墟のように小汚く、
蛍光灯は半分近くが壊れ、
もう半分は点滅しているだけのような、
どこか不気味な内装だった。



入り口近くの二人用テーブル席にいたそれを見て、
私は驚きのあまり思わず変な呻き声を上げてしまった。
３メートル近くある細長い巨体、廃油で汚れたような長い髪。
ボロボロのセーラー服のようなもの着ているその異形が、席に座っていた。
それは女子高生と呼ぶにはあまりにもおぞましい存在だった。











私は無音が支配する店内で暫し待ち、ポテトだけが乗ったトレイを受け取ると、
空いている壁際の席についた。
それと同時に、異形の女子高生どもが動き、喋り始めた。
「あたしさあ、みんなで使う物を汚す人ってチョー嫌いでさあ」
男の合成音声のような声が、不気味なほど軽い口調で語り始める。

この記事への反応

・こういうのは個人ブログでやれ

・その文才分けてください 映像が見える見える

・短編小説集でも出しみては如何でしょう？(提案)

・エサバケツ亭かな？

・すごい面白かったけどポプ子とピピ美で再生されてしまった

・初期の二宮敦人テイストでスコ！

・SNSで引き合いに出される「マックでダベる女子高生」自身が
おっさんがSNSウケ目当てで作り出した架空の藁人形だけどな。
そこをガン無視して全ての悪を女子高生に押し付けてるところまで
生々しいSNSの承認欲求の闇になってる。