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2018/05/23 11:30:04
韓国釜山警察庁サイバー捜査課は著作権違法の疑いで『夜のウサギ』の運営者(43)を逮捕。
これと共に警察はサーバーの管理や漫画を監視していた42歳の従業員と34歳も書類送検。更にカンボジアに逃げた42歳と23歳の共同経営者を指名手配した。
漫画9万冊をネットに無断公開し、ギャンブルサイトから広告を出稿させ、広告費9億5000万ウォン(約9500万円)を得ていた疑い。
『夜のウサギ』は韓国最大の違法漫画閲覧サイトで、月に平均3500万人、1日に116万人が訪れている。この訪問者数は韓国のウェブサイトで13位の記録。
今年1月にネイバーやDaumなど国内のポータルサイトが、有料で公開している漫画を無料で公開され被害を受けたと報告し『夜のウサギ』を警察に告訴。
警察の調査の結果、運営者は2016年10月にアメリカにサーバーとドメインを置き、サイトを作成。警察の捜査を避けるために仁川のオフィスにテストサーバーを置いて『夜のウサギ』を開設。
毎日上がってくる漫画をテーマ、人気などのカテゴリーに分け、ユーザーが便利に使えるように試行錯誤した。
2017年6月にはサイトが口コミで韓国中に広まり、最大1000万ウォン(約100万円)のギャンブルサイトの広告を付けた。
徐々に訪問者が増え、規模が大きくなると運営者は従業員を雇いサーバーの管理と漫画の監視を任せた。
従業員には毎月200万ウォン(約20万円)の給料を支払っていた。
また従業員が独学で学んだプログラミング技術で、ほかの違法サイトに既に上がっている漫画を収集できる自動抽出プログラムまで作成。
警察が現場に踏み込むと、車で逃走できる1200万円の現金と2万ドルを発見。またギャンブルサイトのバナー広告費として受け取った仮想通貨、31万リップルも押収し停止した。これにより『夜のウサギ』は完全に閉鎖し、同様の違法サイトも引き続き捜査するという。
日本でも『漫画村』というサイトが問題になっており、現在も警察が捜査を進めている。
関連:【闇】NHKの番組『漫画村』の運営者を追跡した結果 サーバ経営者は4年半前に殺されていた
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