教皇フランシスコは、大阪大司教区の前田万葉大司教を含む、14人を新たに枢機卿に任命された。
5月20日、バチカンで行われた日曜正午の祈りの集いで、教皇は今年6月29日に枢機卿会議を開催し、この中で14人の枢機卿の任命式をとり行う旨を告げられた。
教皇は、これらの枢機卿の出身地は、すべての人々に神のいつくしみの愛を知らせ続ける教会の普遍性を表すものと述べられた。
また、新しい枢機卿らの任命がローマで行われることは、ペトロの座と世界に広がる地方教会との切り離せない絆を表していると話された。
そして、教皇は、まず、コンクラーベ(教皇選挙)の投票権を持つ80歳未満の枢機卿11人を以下のように発表された。
(発表順・敬称略、括弧内は出身国・年齢・所属修道会等)
・ルイス・ラファエル・サコ、カルデア典礼バビロニア総大司教(イラク、69)
・ルイス・ラダリア、教理省長官(スペイン、74、イエズス会)
・アンジェロ・デ・ドナーティス、ローマ教区教皇代理(イタリア、64)
・ジョヴァンニ・アンジェロ・ベッチウ、国務省総務局長官代理、駐マルタ騎士団特別使節(イタリア、69)
・コンラート・クライェウスキ、教皇慈善活動室責任者(ポーランド、54)
・ジョセフ・コーツ、カラチ大司教(インド、72)
・アントニオ・ドス・サントス・マルト、レイリア=ファティマ司教(ポルトガル、71)
・ペドロ・バレート、ワンカヨ大司教(ペルー、74、イエズス会)
・デシレ・ツァラハザナ、トゥアマシナ大司教(マダガスカル、63)
・ジュゼッペ・ペトロッキ、ラクィラ大司教(イタリア、69)
・トマス・アクィナス・前田万葉、大阪大司教(日本、69)
続いて、教皇は教会への奉仕における貢献者として、以下の80歳以上の3人を新たに枢機卿会に加えられた。
・セルジョ・オベソ・リヴェラ、ハラパ名誉大司教(メキシコ、86)
・トリビオ・ティコナ・ポルコ、コロコロ司教(ボリビア、81)
・アクィリーノ・ボコス・メリノ神父(スペイン、80 クラレチアン宣教会)
教皇は、これらの新枢機卿らが、いつくしみ深く忠実な大祭司キリストと固く結ばれ、ローマ司教である教皇を助け、神の聖なる忠実な民のために尽くすことができるように、信者らを祈りに招かれた。
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