タックル指示を認めない日大にクレーム殺到 「退部者が続出で廃部も」と選手
関西学院大学アメリカンフットボール部のクオーターバック(以下はQB)にタックルして退場処分となった日本大学の宮川泰介選手の記者会見が波紋を広げている。日大広報部は会見を受けて昨夜、文書でコメントを発表した。
【写真】退場したあとテントの中で声を上げて泣く宮川選手
会見では悪質プレーの背景に、内田正人前監督とコーチの指示があったことが明らかにされたが、日大は「コーチから『1プレー目で(相手の)QBをつぶせ』という言葉があったということは事実」と認めたものの、「ただ、これは本学フットボール部においてゲーム前によく使う言葉で『最初のプレーから思い切って当たれ』という意味です」「誤解を招いたとすれば、言葉足らずであったと心苦しく思います」と釈明した。
だが、日大関係者がこういう。
「すさまじい数の抗議が電話で寄せられている。『学生に押し付け大人が責任をとらないとはどういう大学だ』とか『学生が会見までして謝罪している。なぜきちんと謝らないのか』など怒り心頭の電話が多い。その対応で事務方はてんやわんやです」
昨日の記者会見を見た宮川選手と同級生の日大の現役選手がこう話す。