我が家は3歳のお兄ちゃんと1歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。
もうすぐ3歳半になるお兄ちゃんは1年くらいイヤイヤ期を生きてきました。この1年、にっちもさっちもどっちもこっちもいかない毎日をやり過ごしていました。
息子のイヤイヤ期を経験するまで、イヤイヤ期ってどんな感じなのか想像もできませんでした。
そして息子のイヤイヤ期に接してみて、このイヤイヤ期が終わるとはどんな感じなんだろうと終わりも全然想像できませんでした。
でもなんとなく、どことなく、息子のイヤイヤ期が少しずつ終わりに近づいている予感がするのです。
15年後に通うことになる東大本郷キャンパスを下見
終わりが見えてきた!?イヤイヤ期
最近イヤイヤ期が少しずつ終わりに向かっていることを感じます。何というか聞き分けのいい瞬間がうっすら増えてきた気がする。ほんとにうっすらだけど。それにともなって手のかかる場面がほんのすこーしずつ減ってきました。
ご飯なんかもちょっと前までは「食べさせてくれないとイヤッ、つーか口開けてやるから早く食べさせろよッ」という雰囲気だったのが、いつの間にか自分で大人しく食べてくれるようになりました。自分で食べるようになると好きなものしか食べないんで、それはそれで大変なんですが。
そのほか服を脱ぐとか着るとか、靴を履くとか脱ぐとか、何も言わずに一人でやってくれるときも(もちろん必死になだめすかしてさせるときもたっくさんありますが)。
たとえ最初はイヤって拒否をしたとしても、これまでよりもすんなり説得に応じてくれる気もします。何がなんでもイヤだ、という雰囲気はだいぶ減りました。
子どもの中でなにが変わったのか
イヤイヤ初期のころは
イヤイヤ期の初期のころは、まだ自分の意思をはっきりと伝えることができませんでした。なぜか分からないけどイヤなんです。
このとき息子は2歳半過ぎくらい。言葉もだいぶ流暢にはなっていましたが、まだ3割くらいは意味不明な宇宙語を賜うていたし、意味の分かる言葉であってもすごく単純で意味のない言葉が多かったです。やまのてせんミドリとか。
この時期のイヤイヤの躱しかたはとにかす気を逸らすこと。何でイヤイヤ言ってるのか本人も分かっていないんだから、気を逸らしてあげるとスッと気持ちが入れ替わってやってくれました。なのでまだやりようはいくらでもあった。
これは3歳の誕生日
イヤイヤ中期になると
そこから程なく”気を逸らす”作戦があまり通用しなくなってきました。それが3歳前から数ヶ月間くらい。
何が変わったかといえば、何でイヤなのか本人がなにかと理由をつけてくるようになってきたことです。
今遊んでいるからイヤ、これが食べたいからイヤ、アレやってくれなきゃイヤ…。息子なりに嫌な理由をつけてくるようになりました。
ちなみに今遊んでるから嫌と言ったからって、遊びがひと段落つくことはありません。待てど暮らせどいろんな理由をつけて嫌がります。
この頃の口癖は「やらないって約束したなのに〜」です。もちろん約束なんてしていません。約束のセルフサービスです。一番セルフサービスに向いていない品だと思う。
もうこの頃になると気を逸らす作戦も効かず、ひたすら根気強く心を無にして接していくか、ほうびで釣るかでその都度何とか凌いでいました。
そして今感じる終焉のシルエット
そしてつい最近になって新たな変化が見られるようになりました。何だかんだ自分でやるようになってきたのです。
これまでは食事にしろ着替えにしろ、なぜ自分がそれをする必要があるのかを理解していませんでした。だからお願いしてもイヤって言っていた。
でもどうやら最近はヒトは1日3回食事をするし、パジャマで外出しないってことを当たり前だと理解してくれたようです。
やらなきゃいけないことだと分かれば、例えやりたくなくても、渋々やってくれるようになりました。
これまで生活の全てを大人に頼ることが当たり前だと思っていたところから、本当は自分がやらなきゃいけないんだと理解をしてくれたように思います。
ああ、イヤイヤ期の終わりにヒトは人になるんだな。そういうことなのか。
うちの子のイヤイヤ期とは
うちの子にとってイヤイヤ期の時期は、自分で自分のことをする意識を持つ準備期間だったように思います。
我が家の育て方が良くなかったんですが、これまでは全てにおいて結局親が手助けをしていました。息子はそれが当然だと思っていた。だからやろうと思えばできるはずなのにやらないし、嫌がっていた。
でも3歳を迎え、色んな場面でそうじゃないんだと理解してくれたようです。
それは保育園で他の子の様子を見てとか、物理的に下の子に手を焼き上の子にまで手が回らなくなったりとか、あとはしまじろうのアニメとか。色んな状況と情報を吸収して少しずつ学んでくれたのかな。
他の子のイヤイヤ期ってどうなんでしょう。我が家と違ってイヤイヤ期に入る前から流暢に話す子や、自分のことは自分でできる子も多いので、そういう子のイヤイヤ期はまた違ったものかもしれません。
おわりに
まだ毎日やんややんや言うてますが、肌感覚では息子の成長をヒシヒシと感じています。
イヤイヤ期が終われば一人前のキッズ。これまで一から十まで手を出してきたけど、これからは私が手を出さずに自分でやり遂げていくことがどんどん増えていくんだろうな。
嬉しいような寂しいような、イヤイヤ期の終わりはちょっぴりしょっぱい味がします。