「ユダヤ展」がどのような物かについては6コマ目に記載
「昨秋当所主催の下にユダヤ展覧会を開催せしに図らずも各方面より多大の御指導~」
とあるように、所謂「反ユダヤ系・陰謀論系」の展示会が九州方面で行われたと思われる。
本資料において3S政策については「猶太の三S政策」として「コマ番号16」から扱われている。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1456269/16 昭和17年の資料でもやはり「スクリーン、スポーツ、セックス」の頭文字とされている。そしてその目的は
「この三者を利用してユダヤ思想への同化、道徳の破壊、家族思想の敗類、社会秩序の撹乱等へ誘導しようと言うのである」 そしてその発信元、媒体も存在する。
「この政策は或は彼らのジャーナリズムに依り宣伝せられ彼らの金力に依り 企業家せられ或はユダヤ指導者に依り正当化せられ人類の求めんとする神性 を動物本能までに引き下げて真の文化を歪曲しつつあったのである」 最近も色々と歪曲されているよなあ??特に日本で
次のスクリーンの項目にも問題点などが書かれているのだ。
映画を漫画/アニメに置き換えればどうだろう? (4)「彼らは家族制度の否定、性道徳の破壊、宗教の撲滅、国権の蹂躙、
階級闘争の煽動の任務などを負わされているのである 例えば第一次世界大戦で屈辱的大敗を受けたドイツに於いてユダヤ人は 如何なる映画を作ったが、(中略)左記映画名を列挙するのみにてこの間の 事情を物語るに十分であろう。」 *下記には映画名が列挙されているが割愛。 締めくくりは
「ドイツ成年は之等映画の感化を受け現実に之を実行に移さんとし、 類廃の一歩手前に於いて彼らの覚醒のよりあやうく危機を救われた」 要約すると奴が台頭したんだろう。所謂ナチスの手口って奴か。
最後にこんな面白い文章が記載されていた。
「映画ファンで作られた少年少女のクラブたる"シャーリー・テンプル・クラブ"や"ポパイクラブ"を警戒すべし不知不識の中に共産主義思想を植付けるものだ。 (アメリカンナショナリストコンフェタレーション 1938年2月26日)※American Nationalist Confederation February 26, 1938 American Nationalist Confederation がいかなる団体か。これを見るだけで見当は付くだろう。
https://calisphere.org/item/3ebe6e77e83582a9838fe3a4ae24e92a/ 今回は淡々と載せるだけに終わってしまった。スポーツ、セックスの項目と詳細な考察は次回記載する。
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