『三国志スリーキングダム 第26話』古城の桃の枝が折れていた理由

桃の花の画像

劉備は冀州から汝南へ向かい、兄弟たちと再会します。所が、桃の枝が折れている事に気づいた劉備は不審を抱き、張飛にその訳を聞こうとしました。そこで、張飛から間抜けな話が飛び出して、義兄弟たちで笑いあってしまうので、詳しく紹介しましょう

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『第26話 古城に再会す』のキャスト

劉備が、義弟たちへ会いに行く『第26話 古城に再会す』に登場する人物と声優を紹介します。

  • 劉備(汝南)/汝南へ向かう将軍(声:家中宏)
  • 関羽(汝南)/周倉と出会う将軍(声:田中正彦)
  • 張飛(汝南)/関羽の裏切りに激怒する将軍(声:天田益男)
  • 趙雲(汝南)/残兵をまとめた将軍(声:遊佐浩二)
  • 関平(汝南)/関羽への養子を願い出る青年(声:名村幸太朗)
  • 周倉(汝南)/関羽に仕えようとする山賊(声:大羽武士)
  • 糜芳(汝南)/劉備の使者(声:佐藤広太)
  • 孫乾(汝南)/劉備の奥方達を見守る文官(声:林和良)
  • 糜夫人(汝南)/劉備の妻であり糜芳の妹(声:神保巴)
  • 甘夫人(汝南)/劉備の妻(声:田崎由美子)
  • 袁紹(冀州)/劉備を汝南へ派遣させる冀州の覇者(声:菅生隆之)
  • 袁譚(冀州)/袁紹の長子(声:佳月大人)
  • 袁熙(冀州)/袁紹の次子(声:大羽武士)
  • 袁尚(冀州)/袁紹の末子(声:林和良)
  • 許攸(冀州)/劉備の汝南行きに反対する軍師(声:池田ヒトシ)
  • 郭図(冀州)/袁紹の息子の動向を見守る軍師(声:高山春夫)
  • 孫策(呉)/呉の小覇王(声:阪口周平)
  • 韓当(呉)/孫策に許貢の裏切りを報告(声:鈴森勘司)

『第26話 古城に再会す』のストーリー

関羽が先を急ごうとしたら、そこに賊が現れます。所が、その賊を追い払う者が現れました。その者は周倉と言って、相手が関羽と知ったら、ひざまづき「将軍、ついに御目通りがかないました」と言って、関羽の家来になりたいと願い出てきたのです。

関羽と周倉の出会い(起)

関羽は、周倉が黄巾賊の残党で、今は山賊として山を支配している事を知ります。しかし、関羽は「山を手放して、自分のもとへ付いてきたら苦労する事になるぞ」 と忠告しますが、それでも周倉は諦めません。

そこで、関羽は主君の奥方達に許しを得ようとしますが「その者は昔は賊で、今も山賊なのでしょう?連れていかないほうが良いと思います」と言われてしまうのです。関羽はそれを周倉に伝えたら「賊に成り下がったのは訳があっての事、この腐った世の中では正直に生きられませぬ」と言ったら、孫乾は「そうだな」と納得してしまいます。

周倉は「仲間を解散して砦を焼き払い、私一人だけで付いていきます」と願いでたので、関羽は再び奥方に頼み込んだら「一人だけであれば良いでしょう」と許可しました。関羽はそれを周倉に伝えたら、二人は喜び合って、劉備のもとへ向かっていきます。

張飛が関羽と一騎打ち(承)

関羽や周倉たちが冀州へ向かおうとしたら、古城にさしかかりました。周倉の話では、そこはある男が城を乗っ取っていたと言うので、会う事にします。所が、その男は張飛だったので、関羽は喜んで会おうとしたら、張飛はいきなり槍で突き刺そうとしてきました。関羽がその理由を聞いたら、張飛は「曹操に降ったのだろう?」と激怒。

関羽は「奥方様を守るために仕方なかったのだ」と釈明しますが、そこに曹軍がきたので、張飛は未だに曹操の部下になっていると思い込みます。そこで関羽が、曹軍の蔡陽を打ち取り、劉備への忠義心に代わりがない事を証明します。それに張飛は喜んで、関羽をようやく再開を喜び合います。

しかし、関羽と張飛は冀州へ向かおうとしないので、袁紹は不信を抱きます。そこへ劉備がやってきたので、袁紹は「顔良・文醜たちを討ち取った事は不問にするから、弟たちを冀州へ来させるように」と劉備に命令しました。劉備は出発していきますが、許攸は袁紹に「劉備は戻ってきませんぞ」と忠言しますが、袁紹は聞く耳を持ちません。

許攸が荊州行きを提案(転)

許攸は劉備を待ち構えていて「二度と戻ってこないのであろう」と言ってきました。劉備は「袁紹殿には大業を成せないので、自分たちだけで曹操と戦います」と言い切りました。そこで許攸は「我が主君(袁紹)と劉表は仲が悪いので、貴殿には荊州へ行ってもらい劉表殿に立ち上がるように勧めてくれないか」と語りかけてきました。

劉備も荊州へ行こうと思っていたので、それに同意しますが「許攸殿は、なぜ袁紹殿を見限らないのですか」と聞いてみたら「それはできぬ、主君は暗愚なれど、私を重用してくれている」と袁紹を見限らない理由を言って、劉備と別れます。

その頃、関羽と張飛は趙雲と再会していました。そこで、趙雲は公孫瓚の残党3千の兵をまとめていました。そして、趙雲は関定という人物に会うように勧めたので、3人は関定に会いに行きました。そして関定は実子である関平を、関羽の養子に願い出てきたので、関羽は張飛や趙雲の勧めもあって、それを受け入れます。

4兄弟が再会(結)

糜芳は、劉備の使者として関羽たちのもとへ行き、城に主君がいる事を伝えます。それを聞いた関羽たちは、城にいる劉備と遂に再会するのです。劉備はかつて桃園の誓いをして、今では趙雲を含めた4兄弟で再会できた事に感慨深くなります(劉備は趙雲を4弟と評しているため)。

しかし、劉備は桃の木の枝が折れている事を不審に思って、その理由を張飛に尋ねます。これに張飛は「ばれちまったか、兄貴(関羽)が曹操に降ったたと聞いて、桃の木に当たり散らしたんだ」と笑ってゴマかすので、兄弟たちは困った男だなと思って一緒に笑ってしまいます。

4兄弟が再会を楽しんでいる間に、江東では孫策が許貢が裏切ったという報告を受けて、討ち取るように家臣たちに命令します。そして、冀州では袁紹の下に、袁譚が10万・袁熙が15万・袁尚が15万の大軍を引き連れてきました。袁紹は遂に曹操を討伐するために出陣しようとしますが、はたして曹操に勝つ事はできるのでしょうか?

『第26話 古城に再会す』の感想

劉備たち4兄弟が再会する『第26話 古城に再会す』を見た感想を紹介するので、良かったら、参考にしてみて下さい。

三国志の名言『一滴の水の恩に報い湧水』

劉備が、許攸になぜ袁紹殿を見限らないのですかと尋ねたら、許攸は『一滴の水の恩に報い湧水』と言いました。この言葉は、たとえ一滴のような小さな恩でも、湧き出る泉のような大きさで返すべきという意味を持ちます。

かつて、日本の首相である田中角栄が日中国交を正常化した後に、酒の飲みすぎでマトモに喋る事ができませんでした。しかし、中国の要人はそれからも田中角栄に面会しました。それは中国には「最初に井戸を掘った人を忘れない」という考えを持っていて『一滴の水の恩に報い湧水』と通ずるものがあったからでしょう。

中国共産党の政治家は強かな所があり、虎視眈々と勢力を拡大しようとする所はありますが、日本人が中国の名言から学べる所は多いでしょう。

『第26話 古城に再会す』の残念な所

4兄弟が再会した時に、劉備・関羽・張飛は抱き合って涙ぐみます。劉備と張飛だけは涙を流しますが、関羽だけは上手く涙を流せませんでした。これは監督が意図して、そうさせたのかは分かりませんが、そこは関羽を演じる役者さんもしっかりと涙を流して欲しかったかなと思いましたね。

『第26話 古城に再会す』の見所

許攸は性格に問題のある軍師ですが、劉備に対して、哀愁を漂わせながら、暗愚な主君でも裏切れないと打ち明けた所は、胸にグッとくるものがありましたね。歴史では、許攸がその後に何をしたのか?それは多くの方たちが分かる事ですが、この時の許攸は問題が多くても、何とか袁紹を覇者にしたかったのでしょう。

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