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米朝首脳会談、延期の可能性も トランプ氏が言明
2018年5月23日 3:42 発信地:ワシントンD.C./米国
【5月23日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は22日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長との初の首脳会談を延期する可能性に言及した。一方で、金氏が非核化に「真剣」であるとの見方を強調した。
トランプ大統領は、ホワイトハウス(White House)を訪問した韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領との会談で、シンガポールで来月開催される予定の米朝首脳会談について「6月12日では無理かもしれない」とし、お馴染みのあいまいな言い回しで「開催されない場合、後日行われるかもしれない」と述べた。
北朝鮮は今月、「一方的な核廃棄」を求める米国の要求を非難。同国の非核化に対する意思に疑念が生じた。北朝鮮はさらに、米韓合同軍事演習に抗議して南北閣僚級会談を急きょ中止している。
だがトランプ大統領は、「私は彼(金委員長)が間違いなくとても真剣だと思う」と述べ、金氏には非核化の意思があるとの見解を示した。
トランプ大統領はまた、金委員長と文大統領との南北首脳会談が見送られる可能性を示唆。「今のところ、彼(文大統領)は会談を行うかどうか分からない」と述べた。(c)AFP/Andrew BEATTY
特集:北朝鮮情勢
米国と北朝鮮による史上初の首脳会談が6月12日にシンガポールで開催される。北朝鮮の非核化に向けて、具体的な道筋をどこまでつけられるかが焦点となる。核実験やミサイル発射、アメリカや日本との対立など、北朝鮮をめぐるこれまでの動きを記事で振り返る。