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┗136659.【SS】EG DREAM:RAMPAGE(イージードリーム ホンページ)

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1:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/16 22:39

    夢の世界へ ようこそ!
  私はあなたを導く世界の想像主。
    無双夢想の無力は昔!
 夢への1ページは 開かれたのです!

      さて 皆さん!
  この夢区からの脱出方法は簡単!
 とにかく暴れて暴れて RAMPAGE!

    さぁ始めましょうか!
    終わる夢の遊びを…!

   イージー ドリーム


この小説オリジナル+更新中の二作品が合同するSS練習&アイデアを形にしたいだけの作品
時間軸説明
Leal Pait+ … いざこざを終えて戻って来た ミバネオ内リンク
Engauge … いざこざを終えた ミバネオ内リンク
感想は … ミバネオ内リンク
ネタバレ要素は多分ほぼないです


>>2-

(Nin 3DS/Nin 3DS)
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2:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/16 23:02

…別に、大人の魂が悪いんじゃない。

ただ、彼らはに欠けている。
創造力と、希望に欠けるのさ。

だって そうだろう?
自分達の正解を、自分達の常識を
子供に押し付けようとする
視野の狭い大人達。

そんな大人達の魂は精々、
夢のない現実に押し潰されればいい。


例えばあの娘。
あの夢は希望に満ち溢れている…


私は君達を逃さないよ。




(Nin 3DS/Nin 3DS)
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3:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/16 23:35

1 今回のお話は最高なんだから!

王子様は、
わたしの瞳を真っ直ぐ見詰める。

王子「僕は、君の事を愛しています」

姫様「まぁ… 王子様…
   わたしもです…!」



トンッ!

少女「っわぁ!?」

少年「お前そう言うの好きだな、
   飽きないのか?」

金髪のサイドテールの少女の肩に少年が触れる。そして、机の上に置かれたノートの中身を窺った。

少女「もうっ 何なの奏武
          そうむ
   勝手に覗かないでよねっ!」

奏武「あははっ。お前の妄想なんざ、
   三秒で忘れるから安心しなよ、

彩 「なっにを~!この奏武めっ!
   そんな口悪いなら… これだぁ!」

くしゃくしゃ!

少し背の高い奏武の頭に腕を伸ばし、
髪の毛を思いっきり乱した。

奏武「うわ… お前そんな
   低レベルな事しか出来ないのかよ」

彩 「今回はあま~くしてあげたの、
   奏武が毎日寝癖整えて決めてきてる
   髪型崩れちゃうの嫌でしょ~?」

奏武「誰もそこまで整えてないし」

彩 「そんな遠慮はいいってばー。
   クラス中、奏武がヘアスタイルに
   命懸けてること知ってるよー
   あははっ♪」

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4:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/16 23:53

少年「さすがクラス一のリア充…
   今日もバカ騒ぎしやがってよっ」

少女「仲いいね~ 羨ましいなぁ」

そこで、二人とは違う少年少女の声が、廊下から飛ばされたのだ。目線を合わせると、少女がウィンクで応じる。

彩 「あ、有紗北旅!」

ヒュー ヒュー

乾いた口笛の音が、教室に響かされる。二人は教室に入り、彩の机の回りまで進む。

北旅「今日も熱々ですなー!」

奏武誰 が 熱 々 だ っ て ?

北旅「ひえっ…
   もうちょい穏やかに話そうぜ…?」

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5:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/18 14:38

有紗「もう、北旅君ったら。
   所で彩ちゃん、
   あのお話は上手くってる?」

彩 「うん、ばっちり!
   見てみてっ」

奏武「覚えてる奴いたのか…
   どれだけ暇人なんだよ」

有紗「記憶力がいい
   って言ってほしいなぁ、奏武君」

奏武「覚える事がないだけだろ」

等話すと、彩は有紗にノートを渡した。

ペラペラページを捲って行くと、昨日まで空白だったページに、文字が刻まれている。

彩 「ほんっと、
   今回のお話は最高なんだから!
   だって…」

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6:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/18 14:59

内容が浮かばない。

少年は、机に置いた腕に顔を埋めて目を閉じ、現実逃避を行っている。

少年「…」

今頃夢で、何を見ているんだろう。

大体のイメージはできる。
多分、たくさんのゲームが埋もれた場所にいる。剣をバッと振り回し、何か強そうな勇者になっている。

…別に、夢何てどうでもいいけど。
寝たいなら、眠らせとけばいいけど。

? 「…起きなよ」

だからと言って、起きなさすぎるんだよ。


? とっとと起きなっ!


少年「…っ!?」

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7:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/19 12:25

少年が目を覚ますと同時に、一気に視点が回る。

ゴトンッ!

少年「いったぁ…」

 「…何やってるの… 
   椅子が可哀想じゃないか」

少年「えっと…
   お前相変わらず物の心配するな

 「人に同情何てしないよ、
   大智君」

大智「…はぁ」

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8:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/19 15:05

引っくり返った身体を起こし、大智は朧に正面から向き合う。

朧 「その様子じゃ…
   全く浮かんでないんでしょ、
   自己紹介」

ちらりと机に目を合わせ、確かめたのは、置かれたプリントと原稿用紙二枚。
原稿用紙は当然白紙であり、メモ用のプリントは謎の落書きで埋め尽くされている。

朧 「全く… これだから
   二十分位前に言ったよね、
   協力しようか って」

大智「いや… こう言うの、
   自分を見詰めないと
   意味ないかな と思ってたんだ」

朧 「見詰めた所で見えないと
   見る意味何てないじゃない。
   骸君も言ってたんじゃないの?」

大智「…ああ、言われたよ。
   正直、俺自身好感度何て
   どうでもよかったけど」

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9:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/19 15:37

「あの事で、現実でも
 周りと交遊関係を築く
 大切さを思い知らされた」

等と、長い言葉を言おうとした時、

??「汝らまだ帰宅しておらぬのか?
   速くせねば、
   鏡の世界より出でる黒の塊が
   貴様の魂を喰らい尽くすだろう!」

それ以上の台詞と容易に言ってみせた声が邪魔をした。

大智「…璃音、何でここに?」

菫色… ヘリオトロープの髪色の少年・璃音は、一度髪をふわりを祓う。

大智「文芸部… とかじゃなかったっけ」

璃音「今日は休みだ。
   そして大智よ。汝は今、
   自己紹介で悩んでいるのであろう」

大智「…そうだよ、瑠音は書いたのか?」

璃音「当然。我は
   全人の王であり、全能の魔術師!
   そんな物三秒で創ったわ」

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10:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/19 16:21

大智「三秒…」

さすがにそれは冗談であろうが、さくさく書けたようだ。

朧 「聞かせてよ、その文。
   大智君の参考になると思う」

璃音「ああ、聴かせてやろう…
   古より咲き誇る一輪の花…
   ヘリオトロープの伝承を!」

鞄から原稿を取り出して

璃音「どうせ口で言うのだ、見るがよい」

大智の机に原稿用紙二枚を置き、少し距離を取った。

大智(まさか覚えてるとか…)

原稿用紙を手に取って内容を確認すると同時に、璃音が口を開いた。


 我が名は天露璃音。ヘリオトロープの名を持つ、全人の王で全能の魔術師なり!
 汝ら平民は思い、そして悩むであろう。なぜ我がこんな口調で、振る舞いで、汝らと接するのかを。答えは簡単だ。我は、人間の命を授かった異世界の人間だからだ。
 一度、想像してみよ。大国を統べる王の姿を。どうだ、脳裏に生まれたか?高貴な姿、偉大なる勇気、国民を愛し愛される存在感が。汝らがそれを目にする時、大いなる安心感と歓声に包まれるであろう。そして…



朧 「…待ってこれ六百字あるの?」

璃音「何だ?まだ半分の半分…
   百五十字程しか言ってないが?」

大智「原稿用紙一枚半って六百字!?」

璃音「ああ…
   一枚四百字のはずだからな」

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11:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/19 16:39

大智「うわあああああ!
   詰んだぁぁぁ!

思い切り大声を上げ、頭を押さえ込む。そこで璃音は一つ提案した。

璃音「そうだ… 取り敢えず、
   自身を客観的に書き出してみよ」

大智「…書き出す?」

璃音「ほら… 家庭で習っただろ、
   木の枝みたいに思った事を
   伸ばして書いて行くあれ…」

朧 「ああー…
   あみだくじツリー 感情の実」

二人「「…」」

ガシガシ…

二人は朧に目をやった後、何も言わずにプリントの落書きを消し始めた。

朧 「ちょっと無視しないでよ!?」

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12:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/19 17:16

ガシガシ…

  「あー… 全然消えないよー!?」

教室何かと比べ物にならない、広々とした空間。ふわふわソファー、ガラスのテーブル。
そんな豪邸に一人、茶髪の少年がいる。

ウィィン…

大きな鉄の扉が鈍い音を響かせ開かれる。そこから、もう一人の少年の姿が見えた。

少年「ねぇねぇ、雨面~…
   筆圧強すぎて消えない!」

雨面「はぁ? 何の事だ、幸…」

特にごく普通な町・宝町に造られた、唯一の豪邸。そこは今、少年一人が住む場所となっている。

幸 「せっかく勉強してたのにさぁ、
   これじゃやる気出ないよ~」

…もう一人が住む場所になっている。

雨面「筆圧… ってお前…」

幸 「なになに?
   おれの顔何か付いてるー?」

雨面「…それ、ボールペンだろ?」

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13:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/20 17:24

幸 「…え…?」

幸は自分の右手を見、顔を青ざめた。

幸 「うわぁ、本当だっ!
   通りで文字消えないんだ!
   どうしよう、雨面!
   線引いちゃったよ~!」

雨面「…ちょっと見せてみろ」

雨面は、幸のするプリントを奪い取り、線を引いてしまったと言う箇所を探した。

___________________
()内に当てはまる言葉を選び、数字を書きなさい

落ち込んだ心を癒す為に空を見上げると、そこに(  )虹が見えた…
___________________


雨面「ふぅん… これか…」

___________________
輝く   きらめく
伸びる  光る
___________________


雨面「…相変わらず何も考えずに
   行動する奴だな、幸は」

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14:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/21 23:16

幸 「えっ、分かるの!?」

雨面「分かるも何も、
   答えって奴があってだな…
   それを見ればいい」

プリントを机に置き、研究室に戻って行く雨面。

幸 「ええ~!?
   カンニングはだめでしょ!?」

雨面「そんな事よりも
   上からの依頼だ」

幸 「へ? 上からの依頼?」

雨面「県外の人間について調べて来い
   ってさ。
   ラストはどんな人間にでも
   宿る可能性があるらしいから」

幸 「県外に行け、何て初めてだよ~
   それで? どこ?
   人がいっぱいいるんだよね!?」

突然目を輝かせて近付いて来た幸と、少し距離を取り、雨面は続ける。

雨面「ああ… きっといるよ。
   だからと言って、
   面白いとは限らないぞ?」

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15:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/21 23:25



朧 「って言うか、大智君。
   ネタがあれば文は書けるの?」

大智「…どうだろう」

璃音「ならば明日、
   丁度よい所があるぞ?」

全く違う地域、学校、世界。

大智「それはどこだ?」

だけども、同じ時の中、仲間達と過ごす大切な時間は変わらない。

幸 「面白くない?
   人がいるだけで面白いよ?」

無関係、無縁の彼らは、

雨面「だって、」

璃音「それは…」

彩 「わたし~…」


「「 オール文芸展示会 」」


たった一つの場所で繋がる事になる。

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16:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/22 22:49

2 不思議な文芸展示会のラスト


『まもなく…』

週末。彼は一本の電車をホームで待っていた。

去羽「…遅いですね、皆さん」

心 「わたしが思うに~…
   二つのグループで行動しようって
   言ったのが悪かったんだよ~」

朧 「誰だ、それ提案したの」

桜 「さぁ?」

のだが、一人ではなかった。

大智「…何で皆いるの?」

朧 「せっかくだし皆呼んだ」

大智「お前が犯人かよ…」

心 「おまけに一グループが
   遅刻ですってよ、奥さん。
   どう思います~?」

去羽「…奥さん?」

桜 「あー 乗らなくていいから」

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