関学大監督、日大選手の告白に「愕然」 会見出席の勇気はたたえ「立派な態度」
大学アメリカンフットボールで、関学大との定期戦で悪質な反則タックルを仕掛けた日大の当該選手・宮川泰介(20)が22日、都内の日本記者クラブで会見を開いた。これを受け、被害を受けた側の関学大関係者がコメントを発表。鳥内秀晃監督は「愕然としている」と、日大の内田正人前監督ら指導者から指示を受けた旨を宮川が告白したことに驚きを表した。
鳥内監督は「日大選手が話してくれた内容は非常に具体的だったので真実を語ってくれたと感じた」と内容を評価。「愕然としている。このようなことがスポーツの場で起きたこと自体が信じられない」と思いをつづった。
その上で「この事案はアメリカンフットボールあるいはスポーツの範疇を超えているものだと改めて感じた。今後は警察の捜査にも委ねられることになるだろう」との見方を示した。
日大側からは24日に文書で回答が寄せられる予定で、「(関学大の)部としては24日の日大からの回答を待って対応を決定するつもりだ」とした。
さらに、宮川自身に対しては「行為そのものは許されることではない」としつつ、「勇気を出して真実を語ってくれたことには敬意を表したい。立派な態度だった」との言葉を送った。
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