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Slackが新機能「Actions」を発表、Slack上からほかのツールへの書き込みや操作を可能に

2018年5月23日


チャットサービス「Slack」を提供するSlackは、米サンフランシスコで同社にとって初めてのデベロッパーカンファレンス「Spec」を開催。基調講演でSlackの新機能「Actions」を発表しました

slack fig1

基調講演で新機能を発表するプラットフォーム担当ゼネラルマネージャBrian Elliott氏。

fig2

Actionsは、Slackの画面から離れることなくほかのツールやアプリケーションに対するメッセージの書き込みや操作を可能にする機能です。

Slackを離れずにZendeskやJiraに書き込み

デモで紹介されたのは、ActionsによるSlackとZendesk、Jiraの連係。

想定として、ある企業が全社でSlackを使いつつ、カスタマサービスはチケット管理にZendeskを、開発チームはバグトラッキングツールにJiraを用いています。

カスタマサービスがZendeskに投稿した59番チケットは、自動的にSlackとの連携機能でSlackにも投稿されました。これを見たプロジェクトマネージャのSteveは、このチケットの内容が現在開発チームが修正に当たっているバグであることに気が付き、Jiraの該当イシューをSlackに投稿。現在開発チームが修正に当たっているという情報をSlackで共有しました。

fig3

そしてこの情報をSlackで共有するだけではありません。Slackの画面から、SteveのメッセージをZendeskに書き込みます。

メッセージの右端にあるメニューから「Actions」を呼び出すと、当該メッセージに対するアクションの一覧が表示されます。

fig4

Zendeskへの書き込みを選択し、Zendeskのどのチケットに対して書き込むのかをチケット番号で指定。今回は先ほどSlackのメッセージで見た59番を指定。

fig5

すると、Zendeskのチケット59番にさきほどのSteveのメッセージが書き込まれ、Zendeskでも、このチケットに対して現在開発チームが修正中であるというメッセージが共有されました。

すでにSlackではZendeskやJiraと連係してSlack上で情報を統合して見ることができるようになっていましたが、ActionsによってSlackを離れずに書き込みもできるようになったわけです。

同じような操作で、Zendeskのチケットに書き込まれたバグが起きるときの状況を、Jiraに対してSlackから離れずに書き込むことも可能です。

これによってコミュニケーションハブとしてのSlackの機能がより強化されることになります。

Actionsは、ZendeskやJira、Bitbucket、Pocketなどいくつかのサービスに対応予定。近日中に利用可能になるとのことです。

fig6

Spec

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カテゴリ 開発ツール / 言語 / プログラミング
タグ  Slack


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