今回はゲームの感想&超ダイマ記事です。ネタバレはほぼナシでいきます。
バーチャル・バーチャル・リアリティ
皆さんは『Virtual Virtual Reality』というゲームを知っていますか?。
話題のOculusGoで遊べるゲームです。Goを持ってる人ならストアで見かけたこともあるはず?
そしてこのゲーム、やたらと評価が高くTwitterでも好評っぽい。
なんでもあの『Portal』に近い雰囲気らしいということで、速攻で購入しちゃいました。
で、結論から言うとメチャ面白かった。
というワケで、今回は『Virtual Virtual Reality』を激推しする記事です。推します。
AI様バンザイ
舞台は近未来、そしてゲーム内容は人間がAIのクライアントに奉仕するという何ともディストピア感溢れる設定。
主人公はチャズのサポートを受け、Activitude社の労働力としてAIクライアント達の依頼を受けていくことになります。
そしてこのゲーム最大の特徴は「バーチャル空間の中でVRヘッドセットを被る」というゲームシステム。バーチャル空間の中でバーチャル空間に入る、まさにVirtual Virtual Reality。
ゲームを進めるにつれ、バーチャル空間の中のバーチャル空間の中のバーチャル…(略)という具合にかなりワケのわからないことになっていきます。
やがて主人公は謎の人物から干渉を受けてチャズの目を盗み脱出の機を伺う、という(ある意味王道の)展開に…
この設定でときめいた人は絶対遊ぶべき。『Portal』が好きな人は絶対楽しめる。
以下にゲームを遊んだ所感を纏めていきます。
・操作性がよい
まずこのゲーム、操作感が凄く良いです。
モノを掴む感覚が直感的かつ、移動は瞬間移動なので酔いが抑えられています。ヘッドトラッキングとコントローラのみでここまでやれるのか…という感じ。
これからVRゲーを開発する予定なので、操作感や表現法はかなり参考になりました。
・「現実」がわからなくなる
前述のように「バーチャル空間の中でバーチャル空間に入る」というシステムのおかげで、遊んでると脳がフワフワしてきます。コレを遊んだ後にOculusGoを外すと現実に帰れるか不安になる。
・向かない人には向かないかも
このゲームの特徴である「バーチャルの中でバーチャル」システムとそれに関連するメタっぽいゲーム構造、英訳特有のセリフ回しなどの影響(ちゃんと翻訳はされているので一応安心)でストーリーがちょっぴり難解です。
こういう感じの世界観が好きな人にはたまらないゲームですが、正直万人向けって感じではないような気もします…(でも遊んでるうちにストーリーはなんとなくわかるよ)
・若干不親切な場所アリ
ストーリーの中盤に進め方がすごーくわかりにくい場所があります。(自分はマジで迷って1時間くらい悩んだ)
Twitterの反応を見る限り、同じ場所で悩んでいる人がかなり多いっぽいのでここはゲームデザインの問題なのかな…と思いました。
・「いま」遊びたい作品
ネタバレになるので詳細は控えますが、ゲームを進めるうちに「なぜ人間がAIの為に働いているのか」「チャズは何者なのか」といった謎が解き明かされていきます。
その過程はAIやVR技術が発展途上にある現代において…なんか考えさせられます(語彙不足)
・とにかく遊んでくれ!!
と、まあ色々書きましたが全体的に見てかなり良作だと思います。
ゲーム内容は2~3時間程度のものですが値段も1000円程度なので映画を1本観るようなものです。
そしてこのゲーム最大の難点は、プレイできる環境が限られているせいでプレイしてる人が少ないこと!
このゲーム、かなり含みがある…というか色々と解釈できるのでとにかく人の感想が読みたい!超読みたい!
というワケで全OculusGoユーザーはVirtual Virtual Realityを遊んでくれ!