北海道の函館市の有名なコンビニといえばハセガワストアというコンビニです。
もちろん、普通のコンビニと同じようにお菓子やカップラーメンや雑貨が売っています。
それ以外で、注目していただきたいのが、焼き鳥弁当というものです。
やきとり弁当は作りおきしていないのです。出来立てほかほかの弁当を提供するため、注文してから熟練の店員さんがつくってくれます。
やきとり弁当は30年前、お客様の「お弁当ない?」という声にこたえて、おにぎり用ののりとご飯と店内で焼いていたやきとりを、とっさに組み合わせて作ったのが始まりでした。
これからもいろんな新しいメニューを取り入れて、進化し続けます!!
「小さい時から食べていたのでなつかしくて」とお買上げになるお客様も多く、また「誰のアイデアなの?」というご質問もよく聞きます。
1978年のある夜半
当社 長谷川文夫 会長が自らレジを打っているときに、店の酔客が・・・
「お弁当ないの?」とご来店。当時、店内で作っていたおにぎりの「ごはん」と「のり」
「お酒のおつまみに」と焼き始めていた「やきとり」この3つを組み合わせてとっさに作ったのが始まりとか。
その後、材料の吟味ややきとりを焼く店舗の改良を重ねて・・・
シンプルかつ他に類をみない「やきとり弁当」が誕生、そしてお客様に育てていただき今日に至るのです。
あたたかくおいしいものを召上がっていただきたい。
「お客様の声に応えたい」が基本です。
「豚」なのに「やきとり」? ビタミンB1で疲労回復
GLAYのお陰で全国区にまでなった「やきとり弁当」ですが、本州のお客様から「なぜ豚肉なのにやきとりなんですか?」という質問があります。
函館はじめ道南ではやきとりといったら「豚精肉」これは映画「居酒屋兆治」で高倉健さん演じるところの兆治さんが焼いていたのが豚精肉だったことからも「通」の間では常識!?ですが、北海道の道南エリアでは、一般的に「やきとり」というと豚肉のことを指します。
道南地区は養豚場も多く、鶏より豚が安価に手に入りやすかったことが、その一番の理由といえるかもしれません。
また、自然の厳しい北海道の地で働く人たちには豚肉の栄養やスタミナ満点であることがエネルギー源として好まれたのではないでしょうか。
函館では「やきとり」を注文すると普通に「豚精肉」がでてきますし、それを町の人は普通のことと思っています。
鶏のやきとりが欲しい時は「やきとり 鶏肉で」と注文するのが何の疑問もない普通のことなのです。
決して函館の豚に羽根が生えているわけではありません。
ハセストのやきとり弁当のふたに「ぶたちゃん」が描かれているのは、それを説明する意味でもあります。
「やきとり屋さん」の雰囲気を味わいながら、エネルギー源としてより有効な豚肉を食べる。そんな習慣が道南エリアで広がっていったと言われています。
この豚肉、含まれているビタミンB1が体の疲れをとるのに有効だということです。
疲れを吹き飛ばすのに最適なお弁当といえるかもしれません。
シオ味には隠し味のあれが!?
家では真似できないんだなこれが!!
やきとり弁当の圧倒的な人気の味は「タレ」味ですが、「通はシオだよね」という声も聞きます。
観光客の方が迷うのもこの味選びのようです。実はこのシオ味、ただの塩コショーではない。
隠し味に「ガーリック」つまりニンニクを少々効かせているのです。
だからといってプンプン臭うのではなくあくまでも少々。
食欲をそそる隠し味です。
タレ、シオお悩みのみなさん、シオダレというのもあります。
あとウラ技「MIX(ミックス)」というのもあります。
「塩1本、たれ2本の小」という風にご注文下さい。
素材へのこだわり「肉」
焼き方へのこだわり「かくし味」
グループ会社「北燦食品函館工場」で毎日やきとりの製造が行われています。
肉はブロックで仕入れてそれをスライスし四角にカット。
長ねぎも丁寧に皮をむきやきとりとしておいしい部分のみをカットしております。
そして、お客が召し上がる時に一番おいしく感じていただけるように脂身や赤身の配分も工夫しながらの串刺し・・・とていねいな作業を熟練スタッフが行っております。まさに「一串入魂」。
作っている人の顔の見える「やきとり」なのです。
焼いている時に、シュッシュッと吹きかけているのは「はこだてわいん」の赤ワインです。
これは味をまろやかに肉をやわらかくする「かくし味」です。
もちろん、赤ワインのポリフェノールの作用で体にもおいしいやきとり作りを目指しています。
ミゾがみそ?!のやき弁容器
やき弁容器には「ミゾ」があります。
これは、ふたをしたまま、串だけを外に出し、クリクリっとまわして、串を抜くという食べ方のために付いております。是非お試し下さい。