6時間前
スパコン開発会社の前社長、助成金詐取は認める
スーパーコンピューター開発会社の前の社長が6億円あまりの助成金をだまし取ったなどの罪に問われている事件の初公判が開かれ、前社長の男は詐欺の罪について起訴内容を認めました。
スーパーコンピューター開発会社「PEZY Computing」の前社長・斉藤元章被告(50)は、経済産業省所管のNEDO(ネド)の助成金およそ6億5000万円をだまし取ったほか、法人税およそ2億3000万円を脱税した罪などに問われています。
22日の初公判で、斉藤被告は「ルールに反して助成金をだまし取った」と述べて、詐欺の罪について起訴内容を認めました。一方で、脱税の罪については一部を除き「脱税の意図はなかった」として起訴内容を否認しました。
検察側は冒頭陳述で、「助成金を受けた事業がほとんど進捗せず、費用を捻出する必要があったため、水増し請求をした」などと指摘しました。