北九州市は19日、市の下水道事業100周年を記念し、同市出身の漫画家、松本零士さん(80)の代表作「銀河鉄道999」のマンホールを披露した。登場人物のメーテルなどをあしらった9種類のデザインがあり、市中心部と北九州空港の計10カ所の歩道に20日以降、順次設置する。
設置式典では北橋健治市長らがキャラクターにふんして登場。東京都内から駆けつけた松本さんと記念撮影に収まった。
松本さんは漫画家として上京を決め、飛び乗った鉄道風景が作品の背景にあるとのエピソードを披露。北九州で過ごした幼少期や学生時代を振り返り「数々の刺激と出会いに支えられた。80歳でも九州男児の気力で次の作品を描き、宇宙にも行きたい」と制作意欲をのぞかせていた。