GeForce GTX 1050シリーズに「GeForce GTX 1050 3GB」が加わる。GTX 1050 Tiからメモリ容量とメモリインタフェースを削減

　正確な日付を確認できていないが，おそらく2018年5月19～20日頃，NVIDIAは，GeForce GTX 1050シリーズの新型GPUとなる「GeForce GTX 1050 3GB」（以下，GTX 1050 3GB）をGeForce製品情報ページに追加した。公式発表を伴わない，いわゆるサイレントローンチとなる。

GeForce GTX 1050シリーズの製品情報ページより

　“無印”として知られてきたCUDA Core数640基版GeForce GTX 1050を「GeForce GTX 1050 2GB」（以下，GTX 1050 2GB）へ改名したNVIDIAの製品情報ページによると，GTX 1050 3GBは，シェーダプロセッサ「CUDA Core」の数は「GeForce GTX 1050 Ti」（以下，GTX 1050 Ti）と揃えつつも，メモリインタフェースはGTX 1050と比べて3分の2となる96bitへ抑え，それで低下する分の性能をGPUクロック引き上げで補った感のあるGPUだ。具体的なスペックは表にまとめたが，何と言うか，得手不得手の激しそうな製品となりそうである。

※確度にかかわらず，100％の確証がない項目には「？」を加えました

　今のところNVIDIAは，GTX 1050 3GBの性能指標を公表していないので，グラフィックスメモリ容量の増加に対するメモリインタフェースの削減が性能面でどのようなインパクトをもたらすか，正確なところはまだ分からない。いずれにせよ，GTX 1050シリーズ搭載のグラフィックスカードを購入しようと考えている人は，今後，本シリーズのラインナップが3ラインナップ構成になることを忘れないようにしたいところだ。

NVIDIA公式WebサイトのGTX 1050シリーズ製品情報ページ