深夜のファミレスが好きだ。いつからかダラダラと静かな空間で適当に過ごす事にハマった。カフェも好きなのだけれども、早朝も閉店間際の時間帯しかゆっくりできない。だから、いつからか深夜のファミレスを愛するようになった。
以前ほど飲食店に何かを追求しているわけでもない。ただダラダラとできれば良い。昔はよく飲食店で勉強したり読書を沢山したりした。今はそういう習慣も自分の中で少し廃れてしまった。加齢のせいなのか新しい知識を身に付けたいという気持ちが弱まって来たのか息苦しい。
少年時代はよく勉強した。義務教育のレベルの事はきちんと理解したと思うし、言葉や論理を扱う事も青年時代にある程度は学べた。大人になってからは経済や社会制度について学んだ。
きっと世の中にはまだまだ知らない事が沢山あるのだけれども、特に新しく何かを知りたい気持ちが無くなってきて悲しい。何とか生きていて、生活が継続できているからだろうか。
ファミレスで黒豆茶を飲む。太るとされるようなフードを食べる。何をするわけでも無い。ただボーッとする。これが至福の時だ。