東京2020大会のボランティア活動

リオ2016大会のボランティア

東京2020大会においては、8万人の大会ボランティア、東京都が募集する3万人の都市ボランティア、及び競技会場が所在する都外の自治体が募集する都市ボランティアを合わせて11万人以上の活躍を想定しています。大会の運営に直接関わる「大会ボランティア」は公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)が、募集します。

大会ボランティア 都市ボランティア
運営主体 組織委員会 東京都
活動場所 競技会場、選手村等の大会関係施設 空港・主要駅・観光地、競技会場の最寄駅周辺及びライブサイト
活動内容 観客サービス、競技運営サポート、メディアサポートなど 国内外からの旅行者に対する観光・交通案内、競技会場までの観客の案内及びライブサイト運営のサポート

都市ボランティアについては、競技会場が所在する自治体それぞれにおいても、募集・運営を行います。

大会ボランティア募集要項(案)

組織委員会が募集する「大会ボランティア」には、主に大会期間中及び大会期間前後に大会運営に直接携わり、大会の雰囲気を醸成するメンバーの一員として大会を成功へと導く活躍を期待しています。

年齢、性別、国籍、障がいの有無等に関わらず、様々な方々に大会成功の担い手になっていただくことが不可欠です。

オリンピック・パラリンピックの成功は、まさに大会の顔となる大会ボランティアの皆さんの活躍にかかっています。大会に関わる多くの人と一丸となって、「東京大会を成功させたい」という熱意をお持ちの方、またとない自国でのオリンピック・パラリンピックの運営に直接かかわりたい方、みんなで一緒に大会を盛り上げていきたい方の応募をお待ちしております。

以下は2018年3月28日公表の「大会ボランティア募集要項(案)」の内容を記載しております。「大会ボランティア募集要項」は、2018年7月下旬に公表する予定です。

募集・運営組織

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

募集人数

80,000人

応募条件(案)

  • 2002年4月1日以前に生まれた方
  • 東京2020組織委員会が指定する全ての研修に参加可能な方
  • 活動期間中において、日本国籍を有し、又は日本に滞在する在留資格を有する方
  • 大会期間中及び大会期間前後を通じて、合計10日以上活動できる方
  • 東京2020大会の成功に向けて、情熱を持って最後まで役割を全うできる方
  • お互いを思いやる心を持ちチームとして活動したい方

積極的に応募していただきたい方

  • 東京2020 大会の大会ボランティアとして、活躍したいという熱意を持っている方
  • オリンピック・パラリンピック競技に関する基本的な知識がある方
  • スポーツボランティア経験をはじめとするボランティア経験がある方
  • 英語やその他言語のスキルを活かしたい方

応募期間

第一次期間:2018年9月中旬~12月上旬
第二次期間:一部の役割を担うボランティアについては、再募集する場合もあります(2019年)

応募方法

ウェブサイトでの応募です。東京2020公式ウェブサイト内の応募ページから、必要項目を入力して応募いただきます。なお、本ウェブサイトはTokyo2020 アクセシビリティ・ガイドラインに準じ、アクセシビリティに配慮したものとなっております。

活動分野と現時点の人数の目安

人数は2018年3月時点の想定数です。今後大会の運営準備状況等により変更となる可能性があります。
実際の活動内容は記載されている内容の一部となります。
希望する活動分野を最大3つまで選択することができます。ただし、必ずしも希望どおりになるわけではございません。

活動分野 主な役割・活動内容
指定しない どの役割・活動内容でもよい。
案内
  • 会場内等で観客及びオリンピック・パラリンピック関係者の案内、チケットチェック、セキュリティチェックサポートを行う。
  • オリンピック・パラリンピック関係者が快適に日本に入国・宿泊できるよう、空港やホテルでの案内を行う。
人数の目安:16,000~25,000
競技 各競技及び練習会場内において競技運営等のサポートを行う。
人数の目安:15,000~17,000
移動サポート(運転等) オリンピック・パラリンピック関係者が会場間を移動する際に車を運転し、快適な移動となるよう、サポートする。
人数の目安:10,000~14,000
アテンド
  • 海外要人等が快適に日本で生活できるよう接遇を行う
  • 空港や会場などにおいて、海外要人の接遇を行う。
  • 選手団が選手村に入る前から準備を行い、選手が快適な競技生活を送ることができるように外国語でのコミュニケーションサポート等を行う。
  • 競技を終えた選手がメディアからインタビューを受ける際に、外国語でのコミュニケーションサポート等を行う。
人数の目安:8,000~12,000
運営サポート
  • 競技会場や選手村の運営サポートや車両運行の運営サポートを行う。
  • ユニフォーム配付施設においてスタッフ(ボランティア等)のユニフォーム配付を行う。
  • ユニフォーム配付施設や、会場、空港等において、事前に登録された情報を基に、オリンピック・パラリンピック関係者が保有するIDの発行を行う。
  • スタッフが日々の活動を開始する際の「チェックイン」受付などを行う。
  • 選手村やメディアセンターにおいて各国から来る選手団やメディア、その他関係者が利用する物品の貸し出しを行う。
人数の目安:8,000~10,000
ヘルスケア
  • 観客やオリンピック・パラリンピック関係者などに急病人やけが人が出た場合にすばやく対応するための「ファーストレスポンダー」としての役割を担う。
  • 選手にけが人が出た場合、医務室への搬送サポートを行う。
  • 競技を終えた選手に対して、ドーピング検査員が検査を実施する際のサポートを行う。
人数の目安:4,000~6,000
テクノロジー
  • 通信機器等の貸出や回収などのサポートを行う。
  • 競技会場内で競技結果の入力や表示を行う。
人数の目安:2,000~4,000
メディア
  • 国内外のメディアが快適に取材ができるよう、各種サポートを行う。
  • 記者、フォトグラファーの取材の管理サポート等のほか、記者会見をスムーズに行うための準備・運営サポートを行う。
  • 東京大会を記録するための記録用写真及び動画の編集サポート、選手村の新聞制作のサポートを行う。
人数の目安:2,000~4,000
式典 各競技の表彰式で、選手やオリンピック・パラリンピック関係者の案内や、メダル・記念品などの管理サポートを行う。
人数の目安:1,000~2,000

活動期間・時間

オリンピック・パラリンピック大会期間中及び大会前準備期間
1日8時間程度
競技スケジュール、活動内容、活動場所などにより異なります。
大会前準備期間は2020年4月以降を想定しています。
一部の活動内容、活動場所によっては、大会期間後も活動がある場合があります。
上記活動期間のうち、10日間以上が活動日となります。連続でなくとも結構です。
(オリンピック・パラリンピック両方での活動を希望する場合は20日以上)

スケジュール

日程 内容
2018年7月下旬 募集要項公表
2018年9月中旬~12月上旬 応募登録
2019年1月~7月頃 面接・説明会案内受取
2019年2月~ 面接・説明会参加
2019年10月~ 共通研修参加
2020年3月~ 役割・会場(採用)通知受取
2020年4月~ 役割別・リーダーシップ研修参加
2020年5月~ ユニフォーム等受取
2020年6月~ 会場別研修参加

書類選考後、順次通知予定

面接・説明会

1人あたり1回参加。場所は応募時に選択し、面接・説明会案内受取後、以下の中から日時を選択。

場所1 時期(予定) 備考
都内 2019年2月~5月 毎週5日程度開催
都外2 2019年4月~7月 1地区で2日程度開催
海外 2019年中に実施予定 テレビ電話等を使用

1 具体的な会場は、別途お知らせします
2 北海道・宮城・福島・茨城・富山・静岡・愛知・大阪・広島・福岡

研修

共通研修
1人あたり1回参加。場所は応募時に選択し、研修通知後(時期未定)、以下の中から日時を選択。

場所1 時期(予定) 備考
都内 2019年10月~2020年2月 毎週5日程度開催
都外2 2019年11月~2020年1月 1地区で2日程度開催
都内(海外在住者) 2020年6月以降 詳細は未定

1 具体的な会場は、別途お知らせします
2 具体的な場所は未定

役割別研修・会場別研修
役割別研修:2020年4月以降参加。具体的な場所・時期等は未定
会場別研修:2020年6月以降参加。具体的な場所・時期等は未定

リーダーシップ研修
2020年4月以降、リーダー役候補者が参加。具体的な場所・時期等は未定

活動にあたり提供する物品等

  • ユニフォーム
  • 活動中の飲食
  • ボランティア活動向けの保険

東京(会場が所在する都市)までの交通費及び宿泊は自己負担・自己手配となります

登録・取り消し

採用された方は、「東京2020大会 大会ボランティア」として登録されます。
なお、本人の申し出による他、研修に参加していただけない場合、東京2020大会のイメージを損なう行為やチームワークを著しく害する行動、大会関係者・観客への迷惑行為、入力された事項について事実と異なる内容が判明した場合には、登録を取り消すことがあります。

大会ボランティアの募集要項(案)は、PDFでもご覧いただけます。
(ファイルをダウンロード) 東京オリンピック・パラリンピック競技大会 大会ボランティア募集要項(案)(PDF:243.6 KB)

なお、募集要項(案)の策定に際しては、ボランティア運営に関わる有識者や経験者、選手などから構成される「ボランティアアドバイザリー会議」での意見を参考にしました。

ボランティアアドバイザリー会議委員

日本財団パラリンピックサポートセンター常務理事 小澤 直
パラリンピアン(水泳)、組織委員会アスリート委員 河合 純一
ロンドン・ソチ・リオ大会などにおけるボランティア経験者 西川 千春
文教大学人間科学部人間科学科准教授
日本スポーツボランティアネットワーク理事
二宮 雅也
オリンピアン(水泳)、組織委員会アスリート委員 萩原 智子
一般財団法人 東京マラソン財団 ボランティアセンター長 山本 悦子

東京2020大会に向けたボランティア戦略

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と東京都は東京2020大会の開催に向けたボランティアの基本的な考え方をまとめた「東京2020大会に向けたボランティア戦略」を作成しました。

都市ボランティア

国内外からの観光客へ観光案内や交通案内を行います。活動場所は空港・駅・観光スポットなどです。
詳細は、東京ボランティアナビ(別ウィンドウで開く) をご覧ください。

募集・運営組織
東京都オリンピック・パラリンピック準備局

都市ボランティアの様子

なお、ロンドン大会の大会ボランティア・都市ボランティアの活躍については東京ボランティアナビ(別ウィンドウで開く) をご参照ください。