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マイクロソフト

WindowsアプリのインストーラのDLL読込み脆弱性、Microsoftは自社製品を修正せず 27

ストーリー by hylom
いつものやつ 部門より

複数のMicrosoft製品およびそのインストーラにおいて、DLL読み込みに関する脆弱性が発見された(JVN#91151862)。

この脆弱性は、アプリケーションやインストーラの実行時に、それと同一のディレクトリ内に存在する特定のDLLファイルを読み込んでしまうと言うもの。Microsoftはこの問題を認識しているものの、攻撃の実現性は限定的であるため対処は行わないという(Microsoftによる「DLL の植え付けの脆弱性のトリアージ」ドキュメント)。

関連リンク

  • 「DLL の植え付けの脆弱性のトリアージ」冒頭

    ダイナミックリンク ライブラリ (DLL) の植え付け (バイナリの植え付け/ハイジャック/プリロード) の問題は数年に 1 度表面化する傾向があり、マイクロソフトがそのような報告にどう対応するかが明確でない場合があります。

    中の人も「いつものやつ」と思ってるんだね。

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2018年05月22日 8時22分 (#3412399)

    同一のフォルダにdll仕込まれたらインストーラでなく、ふつうのアプリでもそのdllを読みにいくよね。
    これはwindowsの仕様によるもの。
    もちろんそのdllが正規なものかどうかのチェックをインストーラ側(exe側)でチェックすることもできるから脆弱性といえばそうなのかもしれないけど、dll側がapiフックかけてそのチェックを回避することもできるしねー。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      同一のフォルダにdll仕込まれたらインストーラでなく、ふつうのアプリでもそのdllを読みにいくよね。

      仕込まれた時点で、もう乗っ取られてると思うよ。

      • by Anonymous Coward

        %PROGRAMFILES% に仕込まれる危険性は UAC の保護等もあり低い一方で
        ダウンロード先フォルダなどは危険性が高いということで、最近は
        ダウンロードしてそのまま実行するようなものが報告の対象になってる。

        • by Anonymous Coward

          怪しいソフトをダウンロードして実行したらダメですよ!ってレベルの問題か・・・

          • by Anonymous Coward

            怪しくないソフトと怪しいファイルを同じディレクトリに置いたらダメですよ!というのはちょっとレベルが違うと思うんだ。

            • by Anonymous Coward

              怪しいファイルダウンロード(ダウンフォルダに自動保存)

              怪しくないアプリダウンロード(ダウンフォルダに自動保存)

              怪しくないアプリ実行

              サヨウナラ

              うーん

              • by Anonymous Coward

                直接怪しい(DLL)ファイルをダウンロードする方が間違ってるだろ。

            • by Anonymous Coward

              違うが、それも含めて仕様としか言いようがないケースでは。これを脆弱性呼ばわりして何をさせたいんだ。

              • by Anonymous Coward

                ここはスラドなので、マイクロソフトが絡んでて脆弱性っぽければ、実害やリスク・発生可能性は関係なくマイクロソフトを叩きましょう。肯定なんて許しません。
                # という話では

              • by Anonymous Coward

                Windowsのライセンスを隅から隅まで読んだとまでは言えないが、「仕様がクソだね」と文句垂れる権利まで放棄した記憶はないぞ。
                マカーも真っ青の信者脳だな。

          • by Anonymous Coward

            それよりももう一歩か二歩進んだ話かと。一部の安全性の確認方法が通じなくなる。

            取引先(?)から「このソフトを使ってください。マイクロソフト製のソフトです」ってリンクが送られてきて、ダウンロードした。
            ZIPを解凍し、署名も問題なく、ウイルス対策ソフトも警告を出さなかったので、インストールしたところ、展開したZIPに標的型の攻撃コードがはいったDLLが含まれていて…

            こういうことがおきる。

            不審者から送られてきたソフトは実行してはいけません ってのはソーシャルハッキングでどうにでもなってしまう時代。なので信頼できる相手であっても、信頼できない

            • by Anonymous Coward
              ホワイトリスト運用でいいんじゃないの?
              信用できるパブリッシャーの署名のないexeとdllの実行をブロックするだけ
              法人向けのAAならどこのでもできると思うよ
              • by Anonymous Coward on 2018年05月22日 11時16分 (#3412479)

                可能ではあるが、Windows Defender Exploit Protectionでがちがちにガードするとだいぶ不便な環境になるよ。

              • by Anonymous Coward

                基本的、多くの仕事はセキュリティを守ることじゃなくて、効率よくお金を稼ぐことなので、ガチガチに制限したら意味ないんですよ。
                健康の為なら死んでも言い、ならぬ、セキュリティの為なら仕事をしなくてもいい、ってわけにはいかないもんなんです。

                そのバランスを守る運用が必要なんだけど、こういう話でだんだんとバランスを制限側に持って行かざるを得なくなるんだが、はっきり言ってセキュリティはどこまでかけても金に

        • by Anonymous Coward

          for /f delims^= %i in ('dir /a-d /b /s %homedrive%%homepath%\downloads\*dll ^| findstr /i /e "DLL"') do attrib -h -s "%i"&&ren "%i" "%~nxi~"

      • by Anonymous Coward

        初心者がインストーラをデフォルトのtempディレクトリにぐしゃっと
        展開して起動したときにtempディレクトリに悪意ある
        dllがあれば読み込まれるというケースは有りえるかも

        もっともデフォルトのtempディレクトリにぐしゃっと
        展開するときに同名のdllに上書きするか聞いてくる
        はずでそれを許可してしまうという間抜けなミスが
        必要ですね

        • by Anonymous Coward

          初心者がインストーラをデフォルトのtempディレクトリにぐしゃっと展開

          この時点で初心者ではありません
          本当の初心者はデフォルトのダウンロードフォルダでそのまま実行します
          というかどこという概念自体を持っていません
          ドライブバイダウンロードは当たり前の便利な機能というのが初心者ですので

          # しょしんしゃまじこわい

          • by Anonymous Coward

            「ダウンロード」してからエクスプローラから実行するようなケースだよね。
            ブラウザのリンクから直接「実行」だと、ダウンロードフォルダには入らんし、ダウンロードセッション毎に個別のフォルダから実行される。

            真の初心者ならDLL差し替えのリスクはあまりないかもね。

    • by Anonymous Coward

      ソーシャルエンジニアリングであるという認識らしいです。

      「OneDrive」「Skype」などMS製複数アプリに脆弱性 - 修正は次期バージョン以降
      http://security.at.webry.info/201805/article_4.html [webry.info]

  • by Anonymous Coward on 2018年05月22日 9時56分 (#3412440)

    どうみても仕様。こういうのをどや顔で脆弱性報告しちゃうのはどうかと思うし、受け付けちゃうのもびっくりする。日本のITスキルの水準がわかる事例。

    ここに返信
    • by miyuri (33181) on 2018年05月22日 11時21分 (#3412483) 日記

      インストーラの脆弱性なので。

      • by Anonymous Coward

        どうみてもOSの脆弱性じゃないの?
        MSに報告しなきゃ(使命感)

        Windows が使用する DLL 検索パス

        暗黙的なリンクと明示的なリンクの両方で、Windows は、Kernel32.dll や User32.dll などの "既知の DLL" を最初に検索します。 次に、以下に示す順序で DLL が検索されます。

        1.実行中のプロセスの実行形式モジュールがあるフォルダー。
        2.現在のフォルダー。
        3.Windows システム フォルダー。 このフォルダーへのパスは、GetSystemDirectory 関数が取得します。
        4.Windows ディレクトリ。 このフォルダーへのパスは、GetWindowsDirectory 関数が取得します。
        5.環境変数 PATH 内に記述されたフォルダー。

    • by Anonymous Coward on 2018年05月22日 11時25分 (#3412488)

      msiファイルを置いただけのフォルダからDLLを読む必要がどうしてあるんかね。
      仕様とは思えないが?

      • by nee (41210) on 2018年05月22日 12時14分 (#3412519)

        今回挙げられているMS製品のインストーラーは全てexe形式だと思います。
        msi形式のインストーラーも影響範囲に含まれるという情報を見つけられなかったのですが、どこで確認できますか?

    • by Anonymous Coward

      これって、exeやmsiを生でダウンロードさせるという慣習に問題があるのかも。
      zipとかで固めてあれば、当然解凍時に別ディレクトリ作るよね。だから、実行ファイルの同一ディレクトリに何かが紛れ込むことは基本的にないわけで。
      (解凍時に同一名のディレクトリが既にあったら混入の可能性はあるけど、さすがにそれは不用心すぎる)

      昔はlzhとかzipで固めるのが普通だったと思うんだけど(cygwinのsetup.exeが生だったのに驚いた覚えが……)、いつの間にかexeを生で配ることが多くなってきたよね。
      その悪しき風習を改めるべきなのかもしれない。

      • by Anonymous Coward

        もっとそれ以前の勝手にとりあえずダウンロード仕様が犯人だと思うんですよね。
        インジェクションの単体.dllがダウンロードフォルダに入り込まなければ問題は起きにくいので。

        lzhやzipで固めていたのは、
        ・消費帯域を減らすため
        ・複数ファイルをまとめるため
        ・ファイルが壊れていないかの破損チェックのため
        で、上2つは回線の高速化で自己解凍で済んで、
        破損チェックも電子署名すれば生exeで出来るからかも。

        次期WindowsでマニフェストにシステムディレクトリからしかDLL読み込まないオプションとか付くのかね。
        そいつがディレクトリを掘って自己解凍すれば大分緩和されるかな。

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