「神よ、トルコを救いたまえ」と証券会社-リラ急落座視の中銀に苛立ち

  • 市場は指導力と方向を必要としている、中銀は見守るのみ-アルヌス
  • 21日のトルコ・リラは2.3%安で過去最安値更新
Photographer: Kostas Tsironis/Bloomberg

通貨急落と2桁インフレに見舞われながらも中央銀行が座視しているトルコで、現地証券会社は救いの手を「大いなる力」に求めた。

  イスタンブールを拠点とする証券会社アルヌス・ヤティリムは21日朝の顧客向けメモで、「神よ、トルコを救いたまえ」と記述。「市場が指導力と方向を必要としているのに、中央銀行はただ見守っている」と指摘した。

  過去数週間の下落ペースに基づくと、トルコ・リラは今週末までに1ドル=4.58リラ、来週には4.75リラまで下げる可能性があると同社は分析。現地時間21日には一時、前週末比2.3%安の4.5946リラと下げが加速、過去最安値に沈んだ。

原題:‘God Help Turkey,’ Says Brokerage as Lira Goes Into Meltdown (1)(抜粋)

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