元X JAPANのギタリストhideさんが亡くなってから、はや20年が過ぎました(2018年時点)。hideさんの曲を知らない若者たちも少しずつ増えてきたと思うので、偉大なミュージシャンのhideさんが、どのような曲を発表してきたのか?数多くある曲の中から、おすすめのものを10曲まで紹介しましょう。
- N.1:「DOUBT」
- N.2:「HONEY BLADE」
- N.3:「ピンクスパイダー」
- N.4:「DICE」
- N.5:「限界破裂」
- N.6:「50% & 50%」
- N.7:「ROCKET DIVE」
- N.8:「TELL ME」
- N.9:「Beauty & Stupid」
- N.10:「ever free」
- hideの歌ベスト10のまとめ
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N.1:「DOUBT」
DOUBTは、曲調が激しいだけではなく、歌詞の内容も過激なものになっています。実際に、何回もDOUBT(疑う)を叫んで、誰も信用しないで地獄に落ちていくような内容になっています。
hideさんはライブパフォーマンスにも凝った方で、DOUBTをライブで歌う時に宙吊りで客席からマイクスタンドの所まで近づくシーンがあって、ファンたちにそこへ注目させる時がありました。所が、本当のhideさんは別の所にあって、いきなりマイクスタンドの近くから出てきて、ファンを驚かせる事があったのです。
N.2:「HONEY BLADE」
HONEY BLADEは、出だしは寂しくて、ゆっくりな曲調になっています。ライブでは、この出だしで恐ろしさを感じさせるような低い声で、愛しい人を壊していった経緯を説明していきます。
それが終わったら、一気に早い曲調になって、目覚めたら居なくなってしまった愛しい人を、壊し尽くせばよかったと後悔する者の激しい怒りや悲しみをギターや歌声で表現している曲です。
N.3:「ピンクスパイダー」
ピンクスパイダーは、空を飛べないスパイダーが、空を飛べる蝶々を羨ましく思い捕まえる内容になっています。蝶々は助けてくれるように懇願しますが、空を睨むスパイダーはそれを許しません。しかし、偽物の翼では空を飛べる事ができない苦しさが描かれています。
PVでは、若い女性が倒れている所から始まって、hideさんや若い女性たちが口から血を吐くシーンが演出されていて、はるか高い空が呼んでいる事を叫ぶ歌になっています。この歌は、後に倖田來未さんがカバーした事から、その歌の出来栄えを巡って、hideファンと倖田來未ファンの間で、ネットで一時論争になった事もありました。
カバー曲なので、少しアレンジされている訳ですが、カバー曲とはそういうものだと私は思います。そのため、私はhideさんの原曲だけではなく、倖田來未さんのカバー曲も好きですね。
N.4:「DICE」
DICEと言えば、いくつもの目があるはずです。所が、hideさんのDICEは『咲き乱れるのか』と『朽ち果てるのか』の二つに一つしか出ない物になっています。そして、視界ゼロの海に飛び越えて、その先がどのような結果になるのか分からなくても飛び込むべきだと強く訴える曲になっています。
もしも、失敗が怖くて行動を起こせない方は、この歌を是非聴いてもらって、行動を起こせるようになって欲しいですね。
N.5:「限界破裂」
限界破裂は、少し明るさを感じるような曲調になっていますが、テンポの速い曲でもあります。そして、限界破裂の歌詞は、好きな人は自分の薬のような存在で、飲み込んでしまいたくなる欲求を訴える内容になっています。
しかし、そのような事は不可能であり、好きな人の願望を叶えてあげたいと思いながら、共に限界を破裂したいと願う曲になっているのです。
N.6:「50% & 50%」
hideさんの中では、優しさと明るさを併せ持つような歌になっているのが、50% & 50%になっています。この曲の歌詞では、好きな人の瞳が『野生の瞳』と『ハートの宝石』を合わせもっていて、曲名通りに50% & 50%になっています。
そのような人を好きになってしまい、見えない迷路を広げていく事になります。題名だけを見たら、DICEと似たような曲なのかなと思いがちですが、DICEは結果が二つに一つなので勇気を持って行動しようとする曲で、50% & 50%は謎めいた人を愛してしまう内容になっています。
N.7:「ROCKET DIVE」
ROCKET DIVEを最初に聴いた時は「うぅ〜む、少し違うなぁ」と思ってしまう自分がいました。
それで音楽番組『ミュージックステーション』でhideさんのライブパフォーマンスを見たら、メンバーを特別な仕掛けで上下に飛び跳ねて、hideさんが自分の体からロケットを発射する仕草を見て、思わず「滅茶苦茶カッコいい!」と思ってしまいました。
それ以来は、歌詞の内容が、高速のロケットで飛び出していこうとする所も気にいるようになって、ROCKET DIVEが大好きになりました。
N.8:「TELL ME」
hideさんの歌の中でも、1・2を争うほど優しさを感じる曲が、TELL MEです。このTELL MEでは、優しく語りかけるように「君の声が聞こえない」と歌っていく曲です。それはまるで、自分はここにいるから、困っていたら頼ってくれよ……と言っているように聞こえてきます。
N.9:「Beauty & Stupid」
Beauty & Stupidは、少し大人の恋愛を楽しむような曲になっています。歌詞の内容も過激なフレーズが飛び込んできて、少年の時に聴いてた私には少し分からない言葉も多数ありましたが、大人になったら「ああ、そういう意味だったのか」と納得できました。
そのため、大人の恋愛をするようになってから、相手に誠実さや相手を思いやる気持ちを感じられなくなって不満を抱いた時には、Beauty & Stupidもカラオケで歌ってみてストレスを発散してみるのも良いでしょう。
N.10:「ever free」
ever freeは、少しポップな感じがする曲ですが「愛っていくらでしょう?」や「夢って食べれるの?」というフレーズが凄く好きで、何回も聴いた曲ですね。 少し滑稽な感じがするフレーズが続きますが、そのぐらいの気持ちで生きたほうが楽な感じになれそうです。
そのため、物事を難しく考えてしまいがちな方は、この歌を聴いてみて、肩の力を抜いてみたら、少しは楽に生きられるかもしれません。
hideの歌ベスト10のまとめ
hideさんの歌は、破壊を暗示するようなフレーズが多いのですが、大切な人を愛そうとするフレースも多いです。少し矛盾するような歌詞がありますが、それが逆にhideさんの音楽の世界に惹きつけられてしまいます。しかし、そのような偉大なミュージシャンでも、惜しい事に若いうちに、この世から旅立ちました。
私が20歳前後の時は、よくhideファンと一緒にカラオケでhideの曲を歌っていた事もあったので、その影響力の大きさはよく分かります。あれから20年以上もたちましたが、今の日本音楽シーンはアイドルばかりが注目されているので、魅力のあるバンドが存在していても、あまり注目されない状態が続いています。
またいつか、hideさんのような破壊の中から見える美しい音楽を奏でるミュージシャンが、注目を集める時期が来たら良いですね。