天才の8つの特徴とは?言語IQとの関係や病気との関係を紹介!

成績優秀だったり、誰も思いつかないような奇抜な発想で世の中をあっと言わせたり。いわゆる天才と言われる人たちの独創性や創造性には目を見張るものがありますよね。

凡人がどれだけ努力を積み重ねても手が届かないほどの才能を持ち、斬新なアイディアを次々思いつき、絶対に不可能と思われるような壁も越えてしまうような、目覚ましい成功を抑えている人ばかりが目に浮かびます。

では、世の中で高い評価を得る、天才と呼ばれる人たちは、才能を持たない人と一体何が違うのでしょうか?何でも易々と超えてしまう彼らの持つ特徴について、詳しく見ていきましょう。

天才の特徴

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天才と言われる人は、ただ頭がよいとか、人よりも能力が秀でているだけではありません。そこには、彼らの生活や独特の行動パターンなどが隠されています。

知能の高さ

天才には2種類あり、子供の頃から天才だと言われている人と、大人になってから言われる人がいます。前者は幼少期から能力の高さが周囲に認知されている先天的な天才、後者は後天的な天才で、努力と経験によって天才と呼ばれるまでになった人でしょう。

しかし、いわゆる天才と呼ばれる人と凡人との明らかな違いは知能にあります。天才は子供の頃から知能が突出していることが多く、そのため周囲からも普通の子供ではない、天才だと認識されるのです。同じ天才でも、先天性のものと後天性のものがあるというわけですね。

意志が強い

天才と言われる人の特徴に、意思の強さがあります。人間誰しも、目標に向かって頑張っている最中、超えられない壁にぶち当たったり、思わず諦めてしまいそうになったりするものですよね。しかし、天才はそこで諦めたり挫折したりしません。1度決めたことは最後までやり遂げる気質なので、途中で辞めることが嫌いなのですね。

そんな意思の強さが困難な課題を乗り越える力になり、結果的に大きな成功へとつながっていくのでしょう。しかし、常人には理解できない範囲に行動が及ぶこともあるので、周囲からは頑固者や協調性のない人、と思われてしまう可能性があります。

また、意思の強さにも通じることとして、継続する力があることも上げられます。ダイエットにしても仕事にしても、何か1つ続ける力が優れているため、目的を果たすことができるわけですね。常人はついつい途中で投げ出してしまいがちなので、なかなか目標を達成することが難しいのです。

積極性がある

自分の得意分野に積極的に関わろうとするのも特徴です。自分の能力を分かっているからこそ、それを活かすことのできる分野に挑戦しない理由はありませんよね。天才は前述したようにアイディアも豊富ですし、自分の能力を信じていますから、積極的に関わっていくことができるのです。

また、限界を決めないのも特徴です。人は誰しも、一定のレベルになると自分で限界を決めてしまいがちですよね。しかし、限界を決めた途端、それ以上上に行くことはできなくなります。天才は自分の能力に自信を持っているからこそ、限界を決めずに挑み続けることができるのですね。

個性が強い

また、天才的な人は個性も強いのが特徴です。たとえば、絵なら絵、音楽なら音楽など、ある1つの分野に対して常人とはかけ離れた能力を持っていることがあります。もちろん、天才と言ってもオールマイティではないので、他の人と同じようにできないこともありますが、得意とする分野を伸ばしていけば、それこそ天才的な能力を発揮することでしょう。

特に絵や音楽などは、能の機能が他の人よりも高度であることも理由として挙げられるので、そもそもの作りが違っているわけですね。だから常人にはまねができないのです。能の機能が高いことは、多くの人に囲まれて生きていく環境かでは障害になることもあります。その個性が他人の迷惑になってしまう場合には、本人も生きにくさを感じて辛いでしょう。

しかし、人に迷惑をかけない程度のものであれば、存分に磨いて、得意分野をどんどん伸ばしていくことも十分に可能ですよ。

集中力がすごい

集中力の程度は、人によってバラバラですが、天才と言われる人は往々にして集中力が高いことが多いようです。それは、常人で集中力が高いのはまったく別物で、ひとたび興味を引くものに出会うと、寝ることも食べることも忘れて没頭してしまいます。何時間、何十時間でも1つのことに向き合うことができる天才的な集中力が、世紀の大発見を生むこともあるでしょう。

また、要領よくいくつものことをささっとこなしてしまうのではなく、興味を引かれたことに関してはしつこいくらいにこだわるので、膨大な時間がかかるのも特徴です。もちろん逆もしかりで、いくら天才的な集中力を持っていても、興味のないことには一切集中することができません。天才と言えど、集中できる範囲は広くないのですね。

こうした能力は、1人でいる分には問題ありませんが、学校や会社など、多くの人と社会生活を送る上では大きな障壁にもなります。1つのこと、興味を引かれたことにしか集中できないので、たとえば授業を全く聞いていない、自分の席にじっと座っていられない、なども問題も起こりうるわけです。だからこそ天才は、多くの人間に囲まれ、協調性を必要とする場面には不向きだとも言えるのです。

理解力があり、飲み込みが早い

飲み込みが早く、何でもすぐにできてしまうのも天才の特徴です。集中力の高さも関係していて、自分にとって必要なものだと判断すれば、とてつもない集中力で吸収します。そして吸収した知識を元に物事をこなしてくので、人よりも早いスピードで仕事を片付けることができるわけです。

たとえばその内容が通常では考えられないほど煩雑であっても、必要、興味があると判断したものであれば次ぐ次と頭に入れることができますから、より効率的に、よりスピーディーにこなすことができるわけです。こうした能力の高さは、常人にはなかなかマネできるものではありませんから、やはり天才ならではのものと言えるでしょう。

自分の世界を持っている

天才の特徴として、自分の世界を持っていることも挙げられます。頭の中に独自の世界を持っているので、日常生活を送っていても、ふとした瞬間に思考があちこちに飛び、あらゆる角度から物事を見ようとします。ですから、空想に耽っていたり、自分の世界に浸かったりしていることが多いのです。

それは誰かといても変わらず、会話の最中に物思いに耽ったり、食事の最中に突然ひらめいたりします。本人の頭の中では様々なことが起こっていますが、それが見えないので、他人からすると変わった人、ということになるわけですね。

また、独自の世界を持っているということは、1人でいることにも抵抗がない、ということにもつながります。人付き合いを避けているわけではありませんが、誰かと過ごすよりも1人で好きなことをしていたいと思ってしまう傾向にあるようです。独自の感覚で物事を楽しむため、人と喜びや楽しさを分かち合えないことが、1人の世界に閉じこもることを助長しているのでしょう。結果的に、人嫌いになってしまうこともあります。

また、自分が興味のあることに対してはとことん追求する性格から、人といるより1人で研究などに没頭したい欲求蛾強いとも言えるでしょう。そのため、天才にはコミュニケーション能力が低く、人との関わりが苦手な人が多く見受けられます。

協調性がない

人付き合いが苦手ということは、協調性のなさにもつながります。何かあっても自己解決できてしまうため、人に合わせようとか、空気を読もうなどとしないのです。だから、周囲から見ると自分勝手な、協調性のない人、として見られてしまうことがあります。もちろん、人の意見を聞き入れない頑固な面もあるので、余計に協調性のなさが際立ちます。

さらに、天才は合理主義なので、効率的に目的を果たすためなら、障害となる人間関係をあっさり断ち切ってしまうこともあります。それまでどれほど仲良くしていた人でも、自分とは考えが合わない、意見が食い違うといった場合には、関係を断ち切ってしまうことでしょう。

言語性IQとの関係性

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天才と呼ばれる人たちの特徴として、言語性IQの高さも挙げられます。では、言語性IQとは一体何でしょうか?

言語性IQと動作性IQ

言語性IQは知能検査における分野の1つで、もう一方の分野に動作性IQがあります。言語性IQは「もしも~なったら」のように、未来を予想したり、様々なアイディアを作り出す、といった分野なのに対し、動作性IQは、必要な情報を引っ張り出して使用する分野です。

特に言語性IQが得意な傾向の見られる天才たちには、以下のような特徴が見られます。

計画を立てるのが苦手

言語性IQが得意な人の多くは無計画であることも特徴です。なぜかと言うと、何か計画を立てるときには左脳を使いますが、クリエイティブな作業を行う時には右脳を使うためですね。

言語性IQが優れているということとは、右脳を使うために計画性はあまりありませんが、逆に自由な思考やクリエイティブなものごとを行うのに長けているのです。

ルールや常識に囚われない

天才は往々にして、常識やルールに囚われないものです。

一般的に知られている常識や暗黙のルールなど、誰もが当たり前に守っている決まりに囚われない自由さが天才が天才であるために必要なことなのかも知れませんね。固定観念に囚われているうちは、斬新な発想や、新たな視点で何かを生み出すことはできません。

しかし、それは成功してこそ意味があること、偉業と認められるに過ぎず、途中経過では単なる変わり者に過ぎません。歴史に名を刻んだ名だたる天才も、当時は異端児扱いされていました。それほど、常識を逸脱した考えは奇異に見えるのです。

アイディアが豊富

こちらも常識に囚われないことに通じますが、天才はクリエイティブな才能を発揮することもよくあります。絶え間なくアイディアが浮かんできます。

もちろん、アイディアの種類の得意分野にて発揮されるわけですが、努力家の人が経験に基づいたアイディアしか思い浮かばないのに対し、天才肌の人はひらめきで思いつくので、常識にとらわれない斬新なものが次々と湧き上がってきます。

将来を見据えている

天才は子供の頃から将来をしっかりと見据えている傾向にあり、スポーツ選手では特に顕著だと言われています。世界トップレベルで闘う選手の多くが明確なビジョンを持っており、直近の目標(今年の目標など)も明確です。一月ごとにやるべきことを決めていたり、これだけは絶対にする、といったような事柄があるようですね。やはり、いくら才能があっても努力や行動が伴わなければ意味がありません。

興味深いのが、どんなに天才と呼ばれている人でも、目標が明確でない人はいまいち結果を残せずに終わってしまうということです。才能をものにして結果を残すためには、コツコツと積み重ねた努力が必要不可欠なようんですね。

天才だって努力をしなければ結果を残せないのですから、凡人が努力もせずに天才をうらやんでいては、何も得られないのは当然のことでしょう。

天才に多いアスペルガー症候群

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アスペルガー症候群は、現在は自閉症スペクトラムと呼ばれる発達障害の1つで、社会性への不適合性、コミュニケーション能力の低さ、こだわりの強さが特徴です。

通常の人であれば周囲に合わせて自分の意見や行動を制限したり、人と適切なコミュニケーションを取ったりできますが、アスペルガー症候群の人はこうしたことが苦手です。

社会性というのは、簡単に言えば空気を読めるかどうか、ということですが、周りの雰囲気に合わせて振る舞う、相手の気持ちを考えて発言する、などと言ったことが上手くできないのが特徴です。

アスペルガー症候群のデメリット

また、わたしたちはコミュニケーション能力を使って他人と会話をしたり、意思疎通を図ったりしますが、アスペルガー症候群の人は、相手の気持ちを正しく理解したり、自分の気持ちを的確に伝えたりすることができません。そのため、意思疎通が正しくできず、生きにくさにつながることがあります。

そして、こだわりの強さも特徴の1つです。自分の中で決めたルールを守ろうとする傾向が強いため、その時の状況に合わせて柔軟に対応を変えることができません。頑なに自分なりのルールで行動しようとするため、周囲から浮いてしまいます。

このように、日常生活における様々な場面で支障を来してしまうアスペルガー症候群ですが、実は著名人の多くに見受けられることでもあります。有名な人物では、レオナルドダビンチやガリレオ、ベートーベン、エジソンなどがアスペルガー症候群であったと言われています。日本人では、織田信長も名前が挙がっていますよ。

アスペルガー症候群の人は、特定の分野において天才的な才能を発揮するため、その人に合ったフィールドに身を置くことができれば、大きな成功を手にすることもできまます、しかし、空気が読めず、相手の気持ちを察するのが苦手で、自分のこだわりを捨てず、団体行動が苦手だという特徴から、学生生活など、多くの人と関わる場面では孤立してしまい、多くの苦労を背負い込むことにもなるのです。アスペルガー症候群は、メリットとデメリットの差が非常に大きいと言えそうですね。

アスペルガー症候群のメリット

ただし、こうしたデメリットは裏返せば、周りに流されにくく、自分の意見をしっかりと押し通すことができる、ということにもなります。強いこだわりや集中力で、ある特定の分野において深く掘り下げることができるので、常人ではたどり着けない結果を導き出すことも可能ですし、人がうらやむような大きな成功を収めることも十分に可能なのです。

つまり、アスペルガー症候群を活かせるかどうかは、その人が身を置いている環境に大きく依存してくる、ということですね。自分の特性や興味を活かせる場所に身を置くことができれば、アスペルガー症候群の人は目覚ましい成長と成功を手にすることもできるのです。

突出した能力を持つサヴァン症候群

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アスペルガー症候群以外にも、天才と呼ばれる人に見られるサヴァン症候群というものがあります。こちらも発達障害の1つですが、アスペルガー症候群との違いは、知的障害を伴っているということです。

自閉症スペクトラムの人の内、10人に1人がサヴァン症候群だと言われる一方、自閉症スペクトラム以外の発達障害や知的障害では1,400人に1人と言われ、自閉症スペクトラムに多く見られることが分かっています。

サヴァン症候群に見られる2タイプ

サヴァン症候群と言うと、記憶力などが突出しており、1度読んだ本の内容をすべて覚えてたり、絶対音感があったりと、その驚異的な能力が注目されがちです。しかし、サヴァン症候群を抱えるすべての人が、驚異的な能力を持っているわけではありません。

ここでは、サヴァン症候群に見られる2つのタイプについてご紹介しましょう。

有能サヴァン

有能サヴァンというのは、その人の知的発達の具合から想定されるレベル以上の能力を特定の分野で発揮することが特徴です。しかし、想定レベル以上と言っても、必ずしも超人的な能力とは限りません。人より優れた能力ということではなく、あくまでその人の持つ上欲の中で、他の分野よりも突出した能力を持っている場合に、サヴァン症候群だと判断されるのです。ですから、世間一般で言う天才とは異なる場合が多いのです。

天才サヴァン

天才サヴァンは、その名の通り、天才的な能力を発揮するタイプです。世間一般で天才と言われるのはこちらのタイプです。どちらのタイプにも言えることは、サヴァン症候群の人は、能力が非常に偏っており、その人の中でアンバランスになっているのが特徴です。

天才的な能力を発揮するのは、ある特定の分野に留まります。

サヴァン症候群の能力

サヴァン症候群の人は、1度読んだ本の内容を完璧に記憶するなど、驚異的な記憶力や、画像を見ただけで写真と見まがうような緻密な絵を描く芸術性、絶対音感などに見られる音楽性に長けているほか、非常に高い計算能力を持ち、難解な計算でも素早くこなしてしまいます。

また、時計を見ずに正確な時間を把握したり、正確な距離を道具なしで答えられる、時間や空間的認知能力の高さでも知られています。さらに驚くべきことに、母国語でない言語の会話を耳で聞いただけで理解するなど、知覚的な能力を発揮することもあります。

サヴァン症候群のメカニズム

サヴァン症候群がどのようなメカニズムで引き起こされるのかは、まだ明らかにされていません。しかし、仮説として考えられているのは、左脳に代わって右脳が発達しているという説です。というのも、サヴァン症候群の突出した能力は右脳と関係が深いとされ、反対に左脳には異常を来している可能性が考えられるためです。

わたしたちの身体は、どこかの機能を失ったり低下したりすると、それを補おうとする働きがあります。たとえば、目が見えないは聴覚や触覚など、他の感覚が研ぎ澄まされ、目が見えないハンデを補おうとするのです。こうしたことから、サヴァン症候群の人は左脳に異常がある分、右脳が活発化したのではないかと考えられています。

部分的な情報処理に特化している?

また、自閉症スペクトラムと同様に、サヴァン症候群も、部分的な情報処理に特化しているのではないか、という考えもあります。自閉症スペクトラムの子供によく見られるものとして、ものごとを全体的に捉えることは苦手でも、細かい部分を調べ上げることは得意である、ということが挙げられます。こうした、部分的な情報処理に特化した能力が、サヴァン症候群にも当てはまるのではないか、と考えられているのです。

ただし、これらはあくまで仮説で、科学的に解明されているわけではありません。サヴァン症候群はまだまだ道の部分が多いと言えるでしょう。

まとめ

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ここまで天才についてご紹介してきましたが、天才は興味のあることを見つけると没頭し、どこまでも追求していく、一種の執念深さを持っています。その集中力は、凡人では持ち得ない類いのものでしょう。1つのものにこだわり続ける性質は、研究者や発明家に向いていますし、天才として名を知られている人の中には、そうした人も多いですよね。

また、特殊な能力というイメージが強いサヴァン症候群にも、世間一般で言われる天才と、そうではないタイプがあることがわかりました。アスペルガー症候群やサヴァン症候群は、その突出した能力から映画やドラマの題材にされることがあり、イメージばかりが先行してしまいがちですが、そのために利用されたり傷ついたりする人がいることも事実です。

発達障害を持っていようと1人の人間であるという、当たり前のことを忘れないようにすることが大切ですね。

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