今まで使ってきた言葉を捨てて今風の言葉に乗り換えるタイミングってあるじゃないですか。
みたいな。
私はこの手の変化がとても苦手なタイプなんですよ。中学校へ進学して間もないころ「1時間目」を「1時限目」と呼ぶのが嫌で学校へ行きたくなくなったことがあります。
あと、あだ名を呼びはじめるタイミングも掴めなくて、同級生の多くが「〇〇っち」と呼ぶ友達をずっと「〇〇山さん」と呼んでいる、というようなことが何例もあってですね。
合理的な理由があればスムーズに交換ができるんですが(看護婦→看護師とか)ほとんどの場合、単純な流行り廃りでばんばん入れ替わってくんですよね。難儀だなあ。
みんなどういう風に言葉を乗り換えるタイミングを計っているのか、不思議でしょうがない。
朝、玄関の扉を開ける前に「よーし、今日から“三十路”を“アラサー”に切り替えていくぞ」と心の準備をしてるんでしょうか。
言った後に「ああ俺は今“パリピ”と言ったぞ。ついに言ったんだぞ」などと反芻してしまったりしないんでしょうか。
携帯とスマホ、三十路とアラサーはそもそも意味が違うのでは