イタチョコシステムのラショウという人が製作したゲームで、一応1984年のアスキー(現エンターブレイン)主催のソフトウェアコンテストでグランプリを受賞している。
一般的によく知られているファミコン版は翌年の1985年に発売されている。
主人公であるスレン王と多数の兵卒、騎士を動かしてバサム国の城の奥に潜むオゴレス王を倒すのが目的。
ゲームスタート時の状況がファミコン版とPC版では異なり、PC版は最初から兵卒と騎士がある程度そろっているが、ファミコン版は最初はスレン王一人で道中にたくさんある石や木に触り、兵卒や騎士を元に戻しながら進む必要がある(兵卒たちは呪いで木などに姿を変えられている設定である)。
ゲームの進め方はいたって単純で味方のユニットを十字キーで動かし、敵のユニットにぶつけることで戦闘を始める。
困ったことに兵卒なら兵卒全部、騎士なら騎士全部と種類単位、もしくは全体でしか動かせないので意図せずに戦闘してしまい、ユニットが無駄死にすることもしばしば。
それぞれのユニットには数値で強さが設定されているが、 数値の高い味方の騎士が敵の数値の低い兵卒に返り討ちに遭うことも結構ある。