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オートポリス アーカイブ⑦~'92全日本F3000選手権

1992年の7月18・19日に、この年2回目のビッグレース「全日本F3000選手権・第5戦」が行われました。

表紙中面1
まず、大きくかかわらせて頂いたプログラムご紹介から。表紙(左)はエディ・アーバイン選手が単独"出演"。
中面は、私がすべて書かせて頂きました。速さを強調するためにマシンをわざとボカシたり(右)、部分カットの写真を使用したプログラムは、おそらく初めてだったと思います。

中面2ホテル
前年度優勝者・中谷選手「英雄伝説」、92年第1戦~4戦まで異なる優勝者「群雄割拠」、10カ国のドライバーたち「孤高」(左)など、明確にテーマ分けしました。まあ~、自慢でした(笑)。
オートポリスの周辺ガイドページも(右)。右下は取り壊された「ホテル・ベラ・ビスタ」のテラス。関係者恩恵で、何度か泊まったことがあるのですが、今思えば写真を撮っておけば~(笑)。

ギルバート・スコット選手予選リザルト
7月18日の予選は、またまた"名物"の霧(笑)。実況放送映像担当の九州電子技術専門学校の生徒さんたちと「霧でゴメンね!突撃インタビュー」を待機中のドライバーに敢行。私の怪しい英語とアンドリュー・ギルバード・スコット選手(左)の会話は相当面白かった!みたい(笑)。スコット選手は、その後佐藤琢磨選手のマネージメントを。
結局、悪天候で予選はできず、全日本選手権初のワンデイ開催に(右)。

アーバイン選手ヴァイドラー選手高橋国光選手
NO11エディ・アーバイン選手(コスモオイル ローラT92無限)がポールポジション(上左)。
NO10フォルカー・ヴァイドラー選手(KAWAI STEEL T92)が2番手スタート(上右)。
多国籍なドライバーたちに、日本人ドライバーも高橋国光選手(ADVAN LOLA MF308/下)など綺羅星ばかり。

決勝リザルト
アピチェラ選手マウロ・マルティニ選手
決勝は、NO11アーバイン選手が出遅れ、オープニングラップを3番手スタートのNO90マルコ・アピチェラ選手(オムロン ダンロップ F103)が制しました。そして、NO90アピチェラ選手が1度もトップを奪われることなく、そのまま優勝。童夢が国産シャシーでF3000初の優勝を遂げた記念すべきレースになりました。
NO9マウロ・マルティニ選手(アコム エボリューション T92)が2位に(右)。マルティニ選手は、この年のチャンピオンを獲得しました。

この時、放送席には現・スーパーGTドライバーの松田秀士選手と、F1でおなじみの今宮純さん。そして、超スペシャルゲストが。
ピケミュージアムピケミュージアム 2ベネトンF1
F1世界チャンピオンのネルソン・ピケさんが、スタート前に放送席に。ピケ・ミュージアム(左・中)開設に合わせて来場されていたのですが、直前のインディ500で脚を骨折していて、車椅子に乗って登場でした。オートポリスの印象やレースのことなど聞いた後、東「ピケさんは船で暮らしていると聞いたのですが・・・」、ピケさん「そんな大きな船でなく、クルーザーだよ。クルーは20人くらいだから・・・」。ええっ、それって船っていわないの(笑)。
1990~1992年、オートポリスがF1ベネトンフォーミュラにスポンサードしていたのは有名です。この写真(右)は、現在もF1ルノーで辣腕を奮うフラビオ・ブリアトーレから頂いたもの。ネルソン・ピケさん、ヘリ事故前のアレッサンドロ・ナニーニさん二人のドライバーに加え、ジョン・バーナード、ローリー・バーンらも一緒に写っています。

1991年にレースを始めた第1期オートポリスですが、この年、バブル崩壊に合わせたように破綻しました。

レースクイーン 92年93 F3000チラシ
この頃のレースクイーン(左)のウエアは、かなりきわどい。今、見てもこちらが恥ずかしい(笑)ですね。
1993年全日本F3000選手権オートポリス"幻"の告知チラシ。レースカレンダーに載りましたが、参加台数が
集まらず中止。
結局、オートポリスの全日本格式フォーミュラカーレースは、2006年にフォーミュラニッポンが開催まで、ファンの皆さんにお待ち頂くことに。そのフォーミュラニッポンが3年ぶりに、8月29日(土)・30日(日)に開催されますので、我々も楽しみにしています。

写真提供:山本遊児カメラマン

2009.07.06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 未分類

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