もるぞうの米国配当株投資(収入を複線化して自由になろう計画)

人生100年時代を生きるのは大変。人生から自由になるために、米国配当株投資で収入の複線化を目指します。

SBI・楽天・マネックス。米国株を買うならどの証券会社がおすすめ?

こんにちは。もるぞうです。

 

米国株を買うにはどの証券会社が良いのでしょうか?

米国株式・米国ETFの購入にはSBI証券楽天証券マネックス証券が有名です。今回は3大ネット証券会社の中から米国株を買うにはどこがおすすめなのかを検討してみたいと思います。

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米国株証券会社比較(2018年5月4日現在)

取り扱い銘柄数はマネックスが圧倒的

米国株だけをみてもマネックス証券の取扱銘柄数はほかを圧倒しています。その数なんと3,062。SBI証券の実に3倍です。

かなりマニアックな銘柄もマネックス証券では扱っています。しかし多くの日本人投資家にとってはSBI証券楽天証券でも十分です。FANGをはじめとして高配当株もSBI・楽天で網羅されています。マニアックな銘柄を購入したいときはマネックス証券をチェックしてみるとよいでしょう。

 

手数料は3社横並び

いまでこそ手数料は横並びとなっていますが、少し前まではマネックス証券が圧倒的に手数料が安い状態でした。

その後、SBI証券楽天証券が手数料を下げたことで手数料という観点では3大ネット証券とも横並びとなりました。

3社とも手数料は税別で約定代金の0.45%(手数料下限5ドル・上限20ドル)となっています。こんなに手軽に米国株が売買できるようになった環境に感謝したくなりますが、それでも日本株取引に比較すると手数料はまだ高いので、取引の際は購入・売買金額が小さいと手数料負けしてしまいます。たとえば100ドル程度の購入だと手数料下限の5ドルの手数料がかかってしまうため、手数料率は5%もの高率になってしまいます。米国株・米国ETFの取引は1,000ドル程度を意識したいところですね。

 

特定口座も3社対応済み

米国株の譲渡益や配当に対する課税の計算はとにかく面倒です。そんな面倒な税金計算から解放してくれるのが特定口座取引。

特定口座取引を選択するだけで、面倒な税金の計算からの解放はもちろん、源泉徴収有を選択すれば確定申告も不要になります。

特定口座対応は3社横並びとなっていますので、この観点では3社どこを選んでもOKです。

 

成行取引の可否も要チェック

高値づかみをしないようにするためにも指値注文は重要です。ところが米国株の取引時間は日本時間の真夜中。サマータイムは日本時間22:30からですが、冬のあいだは日本時間23:30からとなります。

この取引時間は日本人投資家にとっては厳しいです。この時間はたいてい飲んでしまっているか、眠くなってしまっています。よって、取引時間がはじまる前に注文を成行で出しておけるかどうかということが僕のような細かなことにはこだわらない&約定はしたい投資家にとっては重要です。

 

現在は3社とも成行注文ができるようになっています。ちょっと前まではたしかSBI証券では成行注文を出すことができなくて、深夜に指値で約定するまで頑張った記憶があります。(しかもリアルタイム値は有料プランでしか見られないので、微妙にずれた値で指値をし、いっこうに約定しないことも多かった)

本当に楽に便利になったなぁと思います。

 

マネックス証券はUIがひどすぎて残念

上の表では表現できていないのですが、マネックス証券のUIは複雑です。

当時(たしか2年くらい前)、マネックス証券で米国株を購入していたのですが、そのUIの残念さに辟易していたのを覚えています。本サイト、外国株管理サイト、外国株取引サイトと3つのサイトを構造的に把握するまではとまどいました。

また当時のマネックス証券は、米ドルでしか購入することができず、日本円から米ドルへの両替が1日に1回しかできないとか、預かり資産残高への反映が遅かったりとか、購入以前にいろいろと不安にさせる要素が満載でした。(いまは日本円決済が可能になったので少しはマシになったと思います)

 

UIが優れている楽天証券は初心者におすすめ

個人的にはUIという面では楽天証券がピカイチです。マネックス証券のUIは残念すぎますが、SBI証券も外国証券取引のための別サイトを開く必要があったりとUIの観点では楽天証券に軍配があがります。

その点楽天証券では、ほぼ日本株と同様のインターフェースで米国株式を売買することができます。UIという観点ではほとんどストレスがありません。

楽天楽天市場楽天トラベルのUIはひどいのに、楽天証券のUIだけはとてもシンプルで見やすいです。同じ楽天なのに実に不思議です。

 

先進的なサービス開発に意欲的なSBI証券

逆にSBI証券が優れているポイントは、その先進的かつユーザーオリエンテッドなサービスを開発し、実装している点にあります。

このブログで以前にも取り上げましたが、SBI証券の「米国株・米国ETF定期買付サービス」は米国株を定期積立したい多くのユーザーにとっては天国のようなサービスです。

こんなふうにユーザーのニーズを汲み取り、素早く実装する開発力と姿勢に対して非常に好感が持てます。

 

 

結論として、米国株・米国ETFを売買したいのであれば、SBI証券がおすすめです。SBI証券は総じてサービス改善と先進的なサービスに意欲的です。UIも悪くありません。取り扱い銘柄数は少なめですが、多くの日本人投資家にとっては問題はないでしょう。

 

楽天証券はUIが見やすく初心者におすすめです。楽天証券でも十分に満足のできる米国株取引ができると思います。

 

マネックス証券はマニアックな米国株を購入したい人にとってはおススメです。米国株に乗り出した時期もはやく素晴らしい企業ではありますが、とにかくUIが残念なので、それ以外の方にはおすすめしません。

マネックス証券コインチェックを買収して攻勢に転じようとしていますが、あのUIとシステム構成にちゃんと目を向けるべきだと思います。

 

ちなみに僕は最初はマネックス証券を使っていましたが、売買のたびにUIという本来の株式売買とは違ったポイントで不安になることに耐えきれず、SBI証券での米国株取引に乗り換えました。米国配当株については基本的にSBI証券一本でやっています。

 

 

またリスク分散という観点から、つみたてNISAは楽天証券で積立しています。まだ申し込みはしていませんが、iDeCoについても楽天証券で購入する予定です。

 

みなさんの証券会社選びに少しでも参考になれば幸いです。