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1:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
04/08 09:50
さぁて!
今日もエンゲるから
待っててよね 絶対に!Gauge0 >>2-9 Gauge1 >>10-30 Gauge2 >>31-50
Gauge3 >>51-あまり深く考えないので章タイ等変えたりもします擬似的戦争 ミバネオ内リンク感想は
ミバネオ内リンク
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48:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/12 22:01
己を守る鎧ともなる挨拶を、
幸達は先制攻撃として繰り出した。
「
コウとアマモ… 一般人ですね。
ボクは辰者 賢斗。
しんしゃ ケント
以後、宜しくおネガイしますね」
…歪んだ笑み。
口角は上げられているが、
目元が緩んでいない。
本当に笑っていない。
「
それでお二人とも…
終焉はミツケられましたか?」
「…小娘は見失ったよ」
思い出したくもない事を
あっさり思い出され、
半分投げやりに応じる。
「
では、サガして来て下さいよ。
ボクはココに居ますから」
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49:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/12 22:12
「
お前は何の為に来たんだよ!?」
「
ボクはミライの為に、
正しい選択をする。
そして、ニンゲンを導く。
世の運命は、
我ラが持つモノですからね…」
それを想像すると、背筋がゾクゾクする。
「
くくくっ…」
その笑みは、異常に楽しそうだ。
「…」
溝を感じさせた金は数秒口を閉ざし、
「
お前はそこにいろ!
小娘を捜しに行くぞ杏!」
大声で、自分を励ますが如く
杏に命じ研究室を後にした。
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50:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/12 22:23
「ちょっと…
そんな感情的になるから
怖がられるんでしょうっ」
杏も金を追い、研究室を飛び出した。
「…小娘ってあの子だよね…」
「幸、お前も行って来い」
「へ…!?」
聞き捨てならない言葉を耳にすると、
雨面からゴーグルが投げられる。
「貸してやるよ」
「…ありがとっ!」
フレームのボタンを押し、
幸も二人の後を追った。
「
…あれは何ですか?」
あっと言う間に二人となった研究室で、
賢斗は雨面に訊ねる。
「何か と言われると…
独学コピーシステム・エンゲージ そう言った所です」
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51:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/12 22:38
Gauge3
小娘捜索 フィートワールドゲージ3 こむすめそうさくフィートワールド「おし! 幸、杏、
とっとと小娘を捕まえるぞ!」
金は異常なまでにやる気を出しており、
相当賢斗の事が頭に来ている様だ。
「あのぅ、賢斗さんって、
ああ言うマイペースな人なんですか?」
決して幸が言える事ではないが。
「…賢斗が悪い訳じゃないのよ、あれは。
あれも
ラストの影響なの」
「それ…
ラストが性格を変えた
って事ですか?」
「物分かりがよくて助かるわ」
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52:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/14 17:29
「
ラストが人間の運命を変える…
これは、有名な話よ」
一人の運命が狂えば、
周りの人の運命も狂って行く。
感染症の様に運命を狂わせて行けば、
最終的に世界は、
狂っているのが当たり前となる。
「だけど、その前に予兆があるのよ。
ラストが人間に宿る丁度いいラスト値、
それは35~20位なの」
金が追っていた少女。
彼女のラスト値は、
それ以上に低かったはずだ。
「体内に宿ったラストは、
人間の不運を溜め込み、力を増す。
不幸に落ちる始まりとなるラスト値、
それが、さっき言った35~20なのよ」
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53:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/14 17:44
「でも、そこからラスト値が
上がる事もありますよね?」
「ああ。そうなると、ラストは消滅する。
…けど、そんな人間に
ラストが宿ると思うか?」
人間の不幸・ネガティブな心を好み、
人間の幸福・ポジティブな心は嫌う。
少なくとも人間、誰にでも不幸は来るが、
問題は、その不幸な運の流れを
どうやって切り替えるかだ。
「そうなんですか~…
では、賢斗さんはラスト値が低い…と」
そこで、何かを誤魔化すかの様に、
杏に苦い笑みを浮かべられる。
「…そうなるわね。
逆を言うと、
そのラストが成長して力を身に付け、
宿った人間の無意識すら 操れる様になって…
完全体となったなら。
ラスター それは、私達人類の絶対なる敵。
エンジェラーが倒さなくてはならない」
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54:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/14 18:09
(エンジェラーって、
想像以上の人なのかな…)
自分の身の危険を顧みず、
最前線でラストと戦う者。
(おれは…)
「…杏さん」
「ん、どうしたの?」
何を思っていたのか、
今考えれば不思議な事だったと思う。
「…もし、よかったら、
おれもエンジェラーとして
協力したいなぁ…」
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55:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/14 18:18
「…!」
ぽつりと呟かれた言葉に、
二人は目を丸くした。
「ふふ、」
「お前、エンジェラーになり…」
「
何て… ね 」
何て思わせ振りな言葉なのだろう。
先を行く金の前へ、小走りで行き、
「こんな御託いりませんよねぇ、
速くあの子を見つけましょお~」
言い終わると同時に
その場から一気に駆け出すのだ。
「あ… おい待て、
そっちは捜したっつーの!」
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56:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/14 18:32
「分かりませんよ!
犯人は現場に戻る… って
よく言いますから!
って言うか、現場に用があったからこそ
そこにいたんでしょうからね!」
「何の事だよ、おい!」
スピードを増して突っ走る幸は、
ゴーグルを装着し、
モードを切り替える。
(ラスト値が異常に
低い人はどこにいる…!?)
「…はぁ、やれやれ、
しゃーねぇなぁ!」
遠ざかる幸の背に、金は大声で叫ぶ。
「お前に現実世界での捜索、任せるぜ!
小娘に会っても近付くなよ!」
聞こえているのか否か、
彼はこくりと頷くのであった。
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57:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/15 19:29
「さってと、そうとなれば
フィートワールドを呼び出して
合併しますか!」
「そうしましょう。
我今、古き時代への軌道を創り、
自ら守する主となるわ!
Engauge! と 行きましょうか!」
「ああ、
Engauge!」
二色の光が交わり、
彼らは新たな世界を創り出した。
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58:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/15 19:34
王がいる区は
ギラギラ照るネオンで彩られ、
少女のいる区は優しい華で彩られる。
「…さて、彼はあっちで
頑張っている訳だし、
私達も勘と経験で捜すわよ」
「ったく、フィートワールド内は
あっちよりも探索が厳しいだろ…」
『グルルゥ…!』
右側に目をやると、
早速黒い物体が揺らめいている。
「全員討伐!やっちまうぜッ!」
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59:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/15 19:43
84、
57…
違う… 違う!
(彼女のラストは
6だった…!)
かなりネガティブで消極的だったけど、
特に異変がある様には見えなかった。
変な女の子だよ。
ラスターにもなってない何てね。
「…うぅ~ん… あの子、
どっちに走ってったっけ…」
「ぁ、の…」
「!」
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60:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/15 20:09
幸が声をかけられた方を振り向くと、
瞬間的に身構えられた。
「…え…
あの、その…
すみません、み、道、を…
道を 教えて… 下さい…」「…ん?」
「 …何でしょうか… 」ゴーグルに写った数値。
それに目を疑う事になった。
(…6?)
紺色の髪。白い鞄を両手に抱えた少女。
そして、その口調。
「 お時間を取ってしまい、
すみませんでした… 」「あっ…」
少女が立ち去って行く。
刹那、彼は彼女の腕を掴み、
「待って!」
「きゃっ…!?」
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61:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/15 22:01
幸と目を合わせた少女は、
うるむ眼差しで見詰める。
「な… 何ですか…」
「君さ、何かよく分からない
つっかかって来る黒い男と話した?」
本人がいないからと言い、
酷い言われ様だ。
しかし、名前を知っているとも
思えないので、印象で語るしかない。
「…だ、だからどうしたんですか」
「お願い、教えて」
「あなた、メリデュナルス支部の
新人さんですか…?」
「それは違うよ?」
「じゃあ放っといて下さい…
もう、エンジェラーと
関わりたくないんです」
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62:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/16 20:55
「…」
少女の困っている顔を見ると、
自分の説得が申し訳なく感じるが。
「それは無理だよ」
それでも、罪悪感を消して
しなきゃならない事もなる。
「君を金… さんが、必死に…」
自分の思いではなく、
少女を捜している金の必死さを
アピールしようと切り出した途端、
「
だったら尚更無理です 」
少女の声色が、急変するのだ。
「…ど、どうして?」
「
もう、あの人との関係は切りました。
顔も見たくないし、
声も聞きたくありません。
あなたは、そちらの味方なのですか?」
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63:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/19 08:26
「…それは…」
「
もしそうであるならば、
あなたもわたしの敵です」
「…」
ぺこり、と頭を下げ、
少女はその場から立ち去って行く。
「え、ちょっと…」
あまりにも一方的で、消化不良過ぎる。
「
待って!」
ドロドロとした感情を持ったまま、
少女の腕を勢いで掴んだ。
「…っ!」
少女の腕は異常に冷えていて、
少年の汗ばんだ手の平では
余計に冷たく感じた。
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64:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/19 18:52
「はっ… 離して下さいよっ!」
「嫌だ、君が金さんを嫌う
理由を知るまで離さないっ!」
「どうして!?
あなたに関係ない事でしょう…!?」
そう、
少女の幸に接点がある訳じゃない。
「それでも、君が何か
勘違いしてるかも知れないよ…!?」
「人間相手によって顔を変える事は
可能なんです!」
少女は声を荒げた。
幸を目の前から、
瞳孔の中心から排除するのに夢中で、
目を見開いて抵抗した。
「それでも金さん
が…」
その顔に、大人しい原型はない。
「もう
終わった話なんです!
わざわざ掘り返さないで下さい!
わたしはあの人を許しやしない!
無関係なあなたに そんな事訊く権利等ない!!」
(Nin 3DS/Nin 3DS)
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65:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/19 19:07
無神経な少年に激昂してしまった少女は、
溜めていた言葉を全て吐き、
冷静へと戻るのだ。
「…っ… たし…」
力なく腕を落とし、うつ向く少女。
「
どこまで言った…?」
「!」
ぽつりと呟いた一言は、
幸の背筋を凍らせる。
「…君、」
異変に気付き、ゴーグルを
Rustモードへ
切り替えようとした…。
(…計測不可能?)
先程見た時は
6… 危険値だった
ラスト値が表示されていないのだ。
それ所か、レンズ越しの少女は
紫のオーラを纏っており、
それと同じオーラが
抱える鞄からも放たれている。
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66:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/20 16:42
「…その鞄。何、入ってるの」
「
どうでもいいわ、そんな事等は。
妾の復活を歓ぶと好いぞ…」
「…はっ!?」
目まぐるしく変わる状況に、
幸が全てを掴むのは不可能だ。
少女は「きひひッ」と、
気味悪く、そして妖しく笑うのだ。
「 すべテ亡ベばいイノだ 」「…ッ!?」
嫌な予感を、高鳴る鼓動が全身に伝える。
『ドクン ドクン…!』
と、同時に、五つの光が視野を奪う。
その光が闇に落ちる時、
一瞬違った感覚に陥った…。
(Nin 3DS/Nin 3DS)
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