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┗135981.君と今すぐEngaugeしたい!

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1:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
04/08 09:50

        さぁて!
     今日もエンゲるから
    待っててよね 絶対に!


Gauge0 >>2-9 Gauge1 >>10-30 Gauge2 >>31-50
Gauge3 >>51-


あまり深く考えないので章タイ等変えたりもします

擬似的戦争 ミバネオ内リンク
感想は ミバネオ内リンク

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48:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/12 22:01

己を守る鎧ともなる挨拶を、
幸達は先制攻撃として繰り出した。

コウとアマモ… 一般人ですね。
 ボクは辰者 賢斗
    しんしゃ ケント
 以後、宜しくおネガイしますね


…歪んだ笑み。
口角は上げられているが、
目元が緩んでいない。

本当に笑っていない。

それでお二人とも…
 終焉はミツケられましたか?


「…小娘は見失ったよ」

思い出したくもない事を
あっさり思い出され、
半分投げやりに応じる。

では、サガして来て下さいよ。
 ボクはココに居ますから


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49:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/12 22:12

お前は何の為に来たんだよ!?

ボクはミライの為に、
 正しい選択をする。
 そして、ニンゲンを導く。
 世の運命は、
 我ラが持つモノですからね…


それを想像すると、背筋がゾクゾクする。

くくくっ…

その笑みは、異常に楽しそうだ。

「…」

溝を感じさせた金は数秒口を閉ざし、

お前はそこにいろ!
 小娘を捜しに行くぞ杏!


大声で、自分を励ますが如く
杏に命じ研究室を後にした。

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50:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/12 22:23

「ちょっと…
 そんな感情的になるから
 怖がられるんでしょうっ」

杏も金を追い、研究室を飛び出した。

「…小娘ってあの子だよね…」

「幸、お前も行って来い」

「へ…!?」

聞き捨てならない言葉を耳にすると、
雨面からゴーグルが投げられる。

「貸してやるよ」

「…ありがとっ!」

フレームのボタンを押し、
幸も二人の後を追った。

…あれは何ですか?

あっと言う間に二人となった研究室で、
賢斗は雨面に訊ねる。

「何か と言われると…
 独学コピーシステム・エンゲージ
 そう言った所です」

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51:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/12 22:38

Gauge3
小娘捜索 フィートワールド

ゲージ3 こむすめそうさくフィートワールド


「おし! 幸、杏、
 とっとと小娘を捕まえるぞ!」

金は異常なまでにやる気を出しており、
相当賢斗の事が頭に来ている様だ。

「あのぅ、賢斗さんって、
 ああ言うマイペースな人なんですか?」

決して幸が言える事ではないが。

「…賢斗が悪い訳じゃないのよ、あれは。
 あれもラストの影響なの」

「それ… ラストが性格を変えた
 って事ですか?」

「物分かりがよくて助かるわ」

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52:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/14 17:29

ラストが人間の運命を変える
 これは、有名な話よ」

一人の運命が狂えば、
周りの人の運命も狂って行く。

感染症の様に運命を狂わせて行けば、
最終的に世界は、
狂っているのが当たり前となる。

「だけど、その前に予兆があるのよ。
 ラストが人間に宿る丁度いいラスト値、
 それは35~20位なの」

金が追っていた少女。

彼女のラスト値は、
それ以上に低かったはずだ。

「体内に宿ったラストは、
 人間の不運を溜め込み、力を増す。
 不幸に落ちる始まりとなるラスト値、
 それが、さっき言った35~20なのよ」

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53:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/14 17:44

「でも、そこからラスト値が
 上がる事もありますよね?」

「ああ。そうなると、ラストは消滅する。
 …けど、そんな人間に
 ラストが宿ると思うか?」

人間の不幸・ネガティブな心を好み、
人間の幸福・ポジティブな心は嫌う。

少なくとも人間、誰にでも不幸は来るが、
問題は、その不幸な運の流れを
どうやって切り替えるかだ。

「そうなんですか~…
 では、賢斗さんはラスト値が低い…と」

そこで、何かを誤魔化すかの様に、
杏に苦い笑みを浮かべられる。

「…そうなるわね。

 逆を言うと、
 そのラストが成長して力を身に付け、
 宿った人間の無意識すら
 操れる様になって
 完全体となったなら。
 ラスター

 それは、私達人類の絶対なる敵。
 エンジェラーが倒さなくてはならない」

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54:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/14 18:09

(エンジェラーって、
 想像以上の人なのかな…)

自分の身の危険を顧みず、
最前線でラストと戦う者。

(おれは…)

「…杏さん」

「ん、どうしたの?」

何を思っていたのか、
今考えれば不思議な事だったと思う。


「…もし、よかったら、
 おれもエンジェラーとして
 協力したいなぁ…」



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55:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/14 18:18

「…!」

ぽつりと呟かれた言葉に、
二人は目を丸くした。

「ふふ、」

「お前、エンジェラーになり…」

何て… ね

何て思わせ振りな言葉なのだろう。

先を行く金の前へ、小走りで行き、

「こんな御託いりませんよねぇ、
 速くあの子を見つけましょお~」

言い終わると同時に
その場から一気に駆け出すのだ。

「あ… おい待て、
 そっちは捜したっつーの!」

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56:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/14 18:32

「分かりませんよ!
 犯人は現場に戻る… って
 よく言いますから!
 って言うか、現場に用があったからこそ
 そこにいたんでしょうからね!」

「何の事だよ、おい!」

スピードを増して突っ走る幸は、
ゴーグルを装着し、
モードを切り替える。

(ラスト値が異常に
 低い人はどこにいる…!?)

「…はぁ、やれやれ、
 しゃーねぇなぁ!

遠ざかる幸の背に、金は大声で叫ぶ。

「お前に現実世界での捜索、任せるぜ!
 小娘に会っても近付くなよ!」

聞こえているのか否か、
彼はこくりと頷くのであった。

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57:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/15 19:29

「さってと、そうとなれば
 フィートワールドを呼び出して
 合併しますか!」

「そうしましょう。

 我今、古き時代への軌道を創り、
 自ら守する主となるわ!
 Engauge!


 と 行きましょうか!」

「ああ、Engauge!

二色の光が交わり、
彼らは新たな世界を創り出した。

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58:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/15 19:34

王がいる区は
ギラギラ照るネオンで彩られ、
少女のいる区は優しい華で彩られる。

「…さて、彼はあっちで
 頑張っている訳だし、
 私達も勘と経験で捜すわよ」

「ったく、フィートワールド内は
 あっちよりも探索が厳しいだろ…」

『グルルゥ…!』

右側に目をやると、
早速黒い物体が揺らめいている。

「全員討伐!やっちまうぜッ!」

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59:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/15 19:43

8457
違う… 違う!

(彼女のラストは6だった…!)

かなりネガティブで消極的だったけど、
特に異変がある様には見えなかった。

変な女の子だよ。
ラスターにもなってない何てね。

「…うぅ~ん… あの子、
 どっちに走ってったっけ…」

「ぁ、の…」

「!」

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60:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/15 20:09

幸が声をかけられた方を振り向くと、
瞬間的に身構えられた。

「…え… あの、その…
 すみません、み、道、を…
 道を 教えて… 下さい…」


「…ん?」

「 …何でしょうか… 」

ゴーグルに写った数値。
それに目を疑う事になった。

(…6?)

紺色の髪。白い鞄を両手に抱えた少女。
そして、その口調。

「 お時間を取ってしまい、
 すみませんでした… 」


「あっ…」

少女が立ち去って行く。

刹那、彼は彼女の腕を掴み、

「待って!」

「きゃっ…!?」

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61:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/15 22:01

幸と目を合わせた少女は、
うるむ眼差しで見詰める。

「な… 何ですか…」

「君さ、何かよく分からない
 つっかかって来る黒い男と話した?」

本人がいないからと言い、
酷い言われ様だ。
しかし、名前を知っているとも
思えないので、印象で語るしかない。

「…だ、だからどうしたんですか」

「お願い、教えて」

「あなた、メリデュナルス支部の
 新人さんですか…?」

「それは違うよ?」

「じゃあ放っといて下さい…
 もう、エンジェラーと
 関わりたくないんです」

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62:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/16 20:55

「…」

少女の困っている顔を見ると、
自分の説得が申し訳なく感じるが。

「それは無理だよ」

それでも、罪悪感を消して
しなきゃならない事もなる。

「君を金… さんが、必死に…」

自分の思いではなく、
少女を捜している金の必死さを
アピールしようと切り出した途端、

だったら尚更無理です

少女の声色が、急変するのだ。

「…ど、どうして?」

もう、あの人との関係は切りました。
 顔も見たくないし、
 声も聞きたくありません。
 あなたは、そちらの味方なのですか?


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63:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/19 08:26

「…それは…」

もしそうであるならば、
 あなたもわたしの敵です


「…」

ぺこり、と頭を下げ、
少女はその場から立ち去って行く。

「え、ちょっと…」

あまりにも一方的で、消化不良過ぎる。


待って!


ドロドロとした感情を持ったまま、
少女の腕を勢いで掴んだ。

「…っ!」

少女の腕は異常に冷えていて、
少年の汗ばんだ手の平では
余計に冷たく感じた。

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64:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/19 18:52

「はっ… 離して下さいよっ!」

「嫌だ、君が金さんを嫌う
 理由を知るまで離さないっ!」

「どうして!?
 あなたに関係ない事でしょう…!?」

そう
少女の幸に接点がある訳じゃない。

「それでも、君が何か
 勘違いしてるかも知れないよ…!?」

「人間相手によって顔を変える事は
 可能なんです!」

少女は声を荒げた。

幸を目の前から、
瞳孔の中心から排除するのに夢中で、
目を見開いて抵抗した

「それでも金さん…」

その顔に、大人しい原型はない。

「もう終わった話なんです!
 わざわざ掘り返さないで下さい!
 わたしはあの人を許しやしない!

 無関係なあなたに
 そんな事訊く権利等ない!!

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65:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/19 19:07

無神経な少年に激昂してしまった少女は、
溜めていた言葉を全て吐き、
冷静へと戻るのだ。

「…っ… たし…」

力なく腕を落とし、うつ向く少女。


どこまで言った…?


「!」

ぽつりと呟いた一言は、
幸の背筋を凍らせる。

「…君、」

異変に気付き、ゴーグルをRustモードへ
切り替えようとした…。

(…計測不可能?)

先程見た時は6… 危険値だった
ラスト値が表示されていないのだ。

それ所か、レンズ越しの少女は
紫のオーラを纏っており、
それと同じオーラが
抱える鞄からも放たれている。

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66:純・瀝血晦迹ノハ カプリチオ◆z.Nk3L7mjZ7D
05/20 16:42

「…その鞄。何、入ってるの」

どうでもいいわ、そんな事等は。
 妾の復活を歓ぶと好いぞ…


「…はっ!?」

目まぐるしく変わる状況に、
幸が全てを掴むのは不可能だ。

少女は「きひひッ」と、
気味悪く、そして妖しく笑うのだ。


「 すべテ亡ベばいイノだ 」


「…ッ!?」


嫌な予感を、高鳴る鼓動が全身に伝える。

『ドクン ドクン…!』

と、同時に、五つの光が視野を奪う。

その光が闇に落ちる時、
一瞬違った感覚に陥った…。

(Nin 3DS/Nin 3DS)
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