有松(名古屋市緑区)で行われた、友人の浅野さんの結婚式の写真です。
今回、私に託されたのは新郎新婦にフォーカスした(世間一般的な)ブライダルフォトではありませんでした。「その日・その時・その土地の空気感のようなものをケイスケさんの写真で撮ってほしい」というお声がけが浅野さんからあり、その趣旨に賛同できたので行ってきました。
主に、こういう順番の写真です。
- 竹田邸(準備)
- 竹田邸から有松天満社へ(移動)
- 有松天満社(神前結婚式)
- 竹田邸 三番蔵(結婚披露宴)
竹田邸
竹田嘉兵衛商店さんのお屋敷で新郎・新婦の着替えやメイクなどが行われていました。お屋敷や中庭がとても美しかったので、せっかくなので浅野さんを被写体に何枚か撮らせてもらいました。(普段は中に入ることはできないはず)
屋敷のなかで唯一の洋室。これも素晴らしい。
写真を見返してみて、あらためて浅野さんの凄さを実感。
この写真を撮ったのは、結婚式・披露宴が始まる1時間くらい前なんだけど、彼はものすごく落ち着いているというか、浮ついていない。私が当事者だったらもっと浮ついているだろうし、変なテンションになっていそう。さすがです。私よりずいぶんと若いのに。
主役であると同時に今回のイベントのプロジェクトリーダーの一人であることも彼をそうさせていたのかもしれない(私の勝手な想像ですが)。それも彼の計画通りだったとしら、本当に凄い。
中庭のツツジと新緑がとても美しかった。
有松の街並みを抜けて有松天満社へ
沿道では地元の方が大勢見守る中、新郎・新婦が登場。シルクに総鹿の子絞りの白無垢。美しい。
新郎・新婦の登場を待ち構える沿道で、私のカメラに興味を持つ男の子。
可愛いね!カメラ、好き?
有松天満社(神前結婚式)
新郎・新婦や親族の方は車で山頂の有松天満社へ移動。カメラマン組は階段を駆け上ります。体力は自信があるので問題ないんですが時間との勝負ですので小走りで駆け上がりました。
二百年の歴史を誇る有松天満社の社殿にて結婚式が始まりました。
竹田邸 三番蔵(結婚披露宴)
披露宴の場所も、とっても良い雰囲気なんですよ。竹田邸の三番蔵というところで行われました。
お色直し。絞り染めを施した色打掛は若松と鶴のパターン。新婦さんの肌の色と合わせて、黒を選ぶことになったそうです。裏地の赤色が映えますね。素敵です。
イベントを終えて
今回のこのイベントで、有松という街が私はもっと好きになりました。その土地の方たちの温かさや優しさにも触れることができました。おこがましいかもしれませんが、私自身が有松という街に(一歩)近づけたのではないか、そんな気もしています。
体力的にはハードではありましたが楽しくシャッターが切ることができ、私自身にとっても思い出の一日になりました。
若いお二人に幸あれ。翔さん、紫乃さんおめでとうございました。
Special thanks
・武馬さん
有松天満社での写真撮影時など、私が写真を撮りやすいように細かい配慮をしていただき大変助かりました。この場を借りてお礼申し上げます。
・竹田昌弘さん(竹田嘉兵衛商店)
ちょっとした空き時間などに、有松の話などをたくさん聞かせていただき、有松の街のことに興味や愛着を持つようになりました。私は役回り上、一人でいる時間が長かったのですが、楽しく過ごすことができました。ありがとうございました。
関連する情報
プレスリリース(浅野さん自身が作成)
メディアでの紹介
神前結婚式の様子は2018年5月20日[日]発行の中日新聞 名古屋市市民版に掲載されています。インターネット版は以下のリンクから確認できます。
過去の関連する記事
浅野さんに初めて会ったのは、2017年3月。下の最初の記事の時。「仕事で写真を受けてもらえませんか?」というお声がけから始まった仲です。私側の事情でそれは実現しなかったのですが、そこからいろいろお話をするようになって今に至ります。もっとずっと前から知り合っていたような、そんな錯覚を覚えます。
使っていたカメラとレンズ
通常、結婚式の記録用だったらズーム一択なのだろうけど、その場の雰囲気・その瞬間を妥協なく切り取ろうとするなら、私は今回はこの体制を選びました。そもそも明るいズームレンズを持ってないという話もありますが(苦笑)。
以上。