今年は二軍の試合をたくさん見ようと思い立ってあちこちでかけているが、ウェスタン・リーグはなぜかすべてソフトバンクの試合になった。

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私は南海ファンだったが、今のホークスには何の感情も持っていないのだが、ここまで見たオリックス、中日、阪神、広島との対戦、全勝である。
この土日は広島の二軍本拠地、由宇での試合。またホークス戦。で、土曜日もホークスの完勝だった。

試合前、シートノックが終わってホークスのウィンドブレーカーを着た選手が外野にやってきた。ホークスサイドの一塁側から拍手が沸き起こる。和田毅だった。和田は島根の出身。中国地方は順本拠地みたいなものだ。
ダッシュを繰り返す和田。先発なんだ。ちょっとどきどきした。




捕手の谷川原と何やら話して爆笑した。ベテランは緊張はしていない。
グランド横のブルペンで投げる。杉本コーチがつきっきりだ。




試合開始。先頭打者は胃がんから復活した赤松。これもドラマがある。




和田毅はカープの二軍打線を全く寄せ付けなかった。どんどんストライクを先行させ追い込んでいく。私は今年、二軍で攝津の好投も見たが、それとも格が違う感じだ。
2回に船越の当り損ないが安打になったが、悠々と投げる。




そう思えたのは、広島の先発加藤がお粗末だったからでもある。一昨年のドラ1、慶應出。去年のデビュー戦は快投を演じたが、以後二軍が長い。この投手も結構見ているが、とにかく制球が悪い。試合を台無しにする投手だ。




この日は、中村奨成がマスクをかぶる。一昨年と昨年のドラ1のバッテリー。豪華ではあるが、今のところ看板倒れだ。




5回に広島の5番、小窪が流し打ちで右翼に放り込む。小窪の流し打ちは一級品だ。ぐっと踏み込むので打球が切れない。私は最初、一塁側で見ていたのだが、4回から右翼外野席に移動していた。その私の目の前に、どすんと打球が落ちた。いいものを見せてもらった。










和田は2被安打自責点１で、6回を投げ切る。きもちよさそうだった。
ブルペンを見ると、なんと五十嵐亮太。




元メジャーリーガーの豪華リレー。




腕の振りよりボールが遅れて出てくる。球持ちが良くて、ボールの出所がわかりにくい五十嵐のフォームは外野からだとよくわかる。7回をわずか5球でかたずけ、8回二死まで投げ、桒原に安打を打たれたところで交代。

広島は西川龍馬やメヒアなど一軍クラスが打線にいたが、ソフトバンク投手陣の敵ではなかった。




最後は最近、クローザー的な役割を任せられた寺原がマウンドへ。髙橋大に二塁打を打たれたが余裕をもって締めくくった。

ソフトバンクの若手は三軍でプレーしている。二軍は一軍クラスのベテランの調整の場になっているようだ。その点ではMLBのAAAとよく似ている。強いはずだと思った。

由宇の町の山の上、風が吹きわたる球場での観戦は誠に幸せではあった。






スタメンで打順・守備位置が一致、探してみました


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