「置いて行かないで…」エベレストに残る200体以上の遺体の意外な役目とは?
2016.02.29
画像は、「Atchuup!」より。
エベレストといえば標高8,848メートル、ヒマラヤ山脈の世界最高峰である。長年にわたり多くの登山家たちを魅了してきたが、その分幾多の悲劇を生む土壌となっている側面もある。
1953年にニュージーランド出身の登山家であるエドモンド・ヒラリーによって初登頂がなされて以来、実に216人もの命が経たれ、その大半はそのまま放置されているという。標高8000メートル級の高山において遺体は腐敗することなくそのままミイラ化してしまうのだ。
■放置されるミイラ化した遺体
画像は、「Atchuup!」より。
冬になると必ずといっていいほど、毎年耳にする雪山での遭難事故。警察に発表によれば、去年上半期に日本の国内で起きた山岳遭難事故は647件で、うち遭難者数782人、死者・行方不明者は65人と過去最も高い数値となったという。
雪山登山の危険性は、言うまでもないが、それが世界最高峰エベレストとなればレベルが違うのは間違いない。時に少しの休憩を取ろうとしたまま、永遠の眠りについてしまうこともあるほどなのだ。
映画『バーティカル・リミット』では、雪崩に巻き込まれクレパスに落ちた仲間をニトログリセリンを持ち助けに行くシーンがある。だが、現実では、そのまま放置されることが一般的だという。映画としては面白いが色々現実離れしている感も強い『バーティカル・リミット』、筆者としては『運命を分けたザイル(2003』を雪山映画としてはオススメしたい。
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誤字やら日本語間違いだらけ
内容が、惜しい!ちょっとずつ事実と違う。
もっとよく資料を読んでくださいね。ディビット・シャープの遺体はだいぶ前に、ツワング・パルジャーの遺体は一昨年くらいに撤去されていて、もう目印ではない。
カナダ国旗は、当人ではなく後に登山したカナダ人登山家が遺体を見つけて、掛けてあげたものです。
あとコメ欄も。
遺体は難波さんではないです。
文章と写真が正しいなら、この遺体は難波女史のものか。
誤字脱字がひどい
誤字脱字がひどい
日本テレビの番組『世界の果てまでイッテQ!』のエベレスト登頂企画の件。
まるで、この企画を実行したことによって、13人のシェルパーが亡くなったように読める。
実際には、エベレスト登頂挑戦の直前に、エベレストで巨大雪崩が発生して、
その際に(企画とは関係ない)13人のシェルパーが亡くなった。
その情報を元に日テレは企画自体を断念している。
なんだろ、この書き方ってミスリードを誘ってる?
命懸けの夢なんだろうね、そこに至る対価も重く大きいものになってしまうのは等価交換なんだろうか…やっぱり自然には適わないけれど、どうにかしてその向こうへ行きたくなる人間の本能とも言える。
山がそこにあるから。
単純明確な意志だね。素晴らしい。
しかし重く儚い。