旅客機が離陸直後に墜落、100人以上死亡か キューバ

2018.05.19 Sat posted at 09:55 JST

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キューバ・ハバナ(CNN) キューバで18日、キューバ航空のボーイング737-200型機が首都ハバナの国際空港を離陸直後に墜落し、国営メディアによると、100人以上が死亡したとみられている。キューバ共産党機関紙「グランマ」は、旅客の女性3人が生存したものの重体だと伝えた。

墜落したのはキューバ航空DMJ0972便。グランマによれば、少なくとも104人を乗せてキューバ東部のオルギンに向かっていたが、午後12時8分に滑走路から数キロの地点にある農業地帯に墜落した。

墜落現場近くに住む男性はCNNの取材に、離陸時に「巨大な騒音」が聞こえたため自宅の外に出たと証言。同機は片方に大きくそれたようで、エンジンを加速させてから墜落したと話した。

メキシコ民間航空当局によると、乗員5人はメキシコ人。同機は製造後30年近くが経過しており、メキシコの航空会社が保有、キューバ航空に貸し出されていたという。

現場からの写真や動画によれば、一帯には捜索救助隊が到着し、消防隊が消火に当たった。空港ターミナルから撮影したグランマの写真では、大きな黒煙が立ち上る様子が遠くに捉えられている。

キューバのディアスカネル国家評議会議長は事故現場を訪問。犠牲者の遺族に弔意を示したほか、記者団に事故原因は調査中だと明らかにした。現場の火は消し止められ、地上の負傷者はいないとしている。

キューバ航空は安全上の問題から、老朽化した一部の機材を飛行停止とする対応に迫られた。ただ、今回の事故の原因は分かっていない。

国営メディアによると、キューバ中部では2010年11月、乗客61人乗員7人を乗せた国内線旅客機が墜落する事故が起きていた。

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