GoogleのAI、惑星を見つける。

地球から約2,545光年離れた宇宙に、ケプラー90と呼ばれる恒星があります。ケプラー90にはこれまで7つの惑星が確認されていましたが、GoogleのAIを使用し解析したところ、ケプラー90を周回する8つ目の惑星の通過信号が確認されました。

これまで確認されていた恒星で、8つの惑星を持つ恒星は太陽のみでしたが、ケプラー90がそれに並んだことになります。

太陽の周囲を8つの惑星が回るさまは、私たちの住む太陽系とそっくり!

これからまだまだ
たくさんの惑星が見つかるかも?

NASAによるとケプラー90という恒星は、太陽よりやや大きく温度も高い恒星だそうですが、太陽に近い性質を多く持っているんだとか。これまで発見された惑星はそれぞれケプラーb、c、d、e、f、g、h、と呼ばれ、新たに見つかった8番目の惑星はケプラーiと名付けられました。

新惑星はこれまで見つかったケプラーの恒星の中で最も小さく、岩の多い、温度の高い星ということが判明。ケプラー90の軌道を14.4日で周回し、表面の音素は華氏800度(427℃)、生命が存在する可能性は非常に低いと言われています。

NASAの研究者であり、テキサス大学のポストドクターであるVanderburg氏は、今後の展望を以下のようにコメントしました。

ケプラー90の星系は太陽系のミニバージョンと捉えることができます。NASAはGoogleのAニュートラルネットワークを過去4年にわたってケプラー90に用いてきました。その中の信号には誤ったものも多く存在しましたが、学習機能によってその精度は上がり続け、現在96%の正確性を持っています。

ケプラー内の670個の星にこのシステムを使ったことで2つの惑星の存在を確認することができました。

今後、NASAはケプラーの軌道上にある15万個以上の星にニュートラルネットワークを適応する予定です。それによって、さらに多くの惑星の存在が明らかになるかもしれません。

今回見つかったものもふくめ、これまでケプラー90で確認されている惑星は、すべて地球よりも内側の軌道を周回するものばかりでしたが、AIの発達により、恒星からより離れた惑星を観測できれば、また新たな発見に繋がるかも。AI技術は、新星発見にも大きく貢献しているんですね。

Licensed material used with permission by NASA
NASAのHPによると宇宙飛行士の給料は約1,100万円に対して、惑星保護官の年収は最高約2,000万円。内容を調べてみると、高額の給料にも納得できる理由...
2015年7月23日、NASAは地球と非常に近い環境を持った惑星を発見したとの発表を行いました。「Kepler-452b」と名付けられた惑星は、太陽系外で...
NASAが惑星保護官を募集しましたが、その名前から「エイリアンの襲撃から地球を守る仕事」だと勘違いした小学4年生のJackくん。地球を守りたいという想いを...
数千のヌード絵をデータとして取り込んだAIが描いた作品が、Twitter上でちょっとした話題になっている。「次世代のアートが生まれたかもしれない」って。
いま、「発酵」の力が見直されています。味噌やぬか漬けといった日本古来の発酵食品を、日常に積極的にとりいれる人も増えてきました。特に、内側からの健康や美容を...
あの頃の「憧れ」は、今も変わらないまま。
近く重大発表をするらしい…それが「太陽系外惑星についての内容」とだけ含みを持たせるNASAの先行発表に、数日前から噂や憶測が海外メディアで飛び交っていた。...
AIの進化によって、数多くの職業が失われるという説があります。今でもすでに、機械化によって職を追われる人々が出てきている状況です。しかし「Inc.com」...
AIがあなたの顔を勝手にスキャンして、政治的思想や心理状態、性的指向といった多くの個人情報を読みとってしまう。僕たちは、テクノロジーの発展に伴うリスクをど...
地球以外の惑星に人類が住めるようにする、テラフォーミング。現在は火星が一番適していると考えられていますが、そんな火星には数十億年前には「大気と水」が存在し...
本を選ぶ時、書評欄や書店員さんなど誰かのオススメから選ぶ方は多いでしょう。しかし、今や本もAIがオススメしてくれる時代なんです。ということで話題のAI書店...
音楽の大きな愉しみの1つは、誰かと一緒に奏でること。一度でも楽器を持って、誰かとスタジオに入ったことがあるなら分かるはずだ。ジャムセッションをした経験があ...
ぶっちゃけ去年は大赤字!だけど、満足度の高さは伝説的。今年はどうなる!?
今年の夏はあまり日焼けをしなかったからうれしい!だなんて、のんきに喜んでいる余裕はありません。外出が少なかった=室内にいることが多かった、つまりクーラーの...
AI(人工知能)の進化は、僕たちの想像を越えている。小説を書いたり、作曲をしたり、将棋をしたり。最近では、ラップまで覚えたようだ。AIにラップを教えたのは...
2016年1月20日から、1ヶ月にわたって観測された「惑星直列」。これは、「水星」「金星」「火星」「木星」「土星」の5つの惑星が、太陽に向かってほとんど一...
思わず「かわいい!」とつぶやきたくなる、天体モチーフのピン。この宇宙ピンを作り出したのは、日本の「Kawaii」に魅せられ、東京を拠点に活動しているイギリ...
人工知能(AI)の実用化は、ヒトから機械までつながるIoT(Internet of Things)から、自動運転機能、さらにはセックス用ロボットに至るまで...
え?文字通り「手の中にある宇宙」!?こちらは海外で話題になっている、リアルでかわいい惑星アイテムです。実は3Dプリンターで作られたもの。販売しているのはロ...
火星調査プロジェクトが本格化する米航空宇宙局(NASA)。今年度、宇宙飛行士に採用が決まった8名のうち、なんと半数は女性。NASAは恣意的なものでなく、あ...
統一感がない、素人っぽい微妙な部屋になっていない?この3視点からの部屋の風景を完璧にすれば、おのずと洗練された空間になるんです。
今年の夏はあまり日焼けをしなかったからうれしい!だなんて、のんきに喜んでいる余裕はありません。外出が少なかった=室内にいることが多かった、つまりクーラーの...
2015年7月14日、NASAの惑星探査機「ニューホライズン」が冥王星へとたどり着いた。地球からの距離はおよそ48億km。途方もない距離だが、探査機は20...
2016年6月30日にNASAが公開した、とある映像。映し出されているのは、木星と揺らめく青い光──、そうオーロラです。実はいま、わずか13秒のこの動画が...
近年、目覚ましい発展を遂げるAI(人工知能)ですが、イギリスの医療研究機関MRC(Medical Research Council)の発表によれば、心不全...
「NASA」が宇宙などで撮られた写真や動画、音声ファイルを検索し、ダウンロードできるサイト「NASA Image and Video Library」を新...