第14号 #14

KBT MAGAZINE

株式会社 Seven Rich Express

INTERVIEW

僕らを踏み台に
夢を叶えたい人達を、
全力で応援します!
そんな会社になるべく、
日々努力しています。

#14
KBT-GROUP東京銀座店 
株式会社 Seven Rich Express
代表取締役 新妻健将さん×営業・管理本部長 鈴木隼人さん

全国のFC加盟店の仲間に会いにいく連載インタビュー企画

KBT-GROUP東京銀座店 
株式会社 Seven Rich Express

新妻 健将代表取締役(写真左)
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鈴木 隼人 営業・管理本部長(写真右)

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KBT-GROUPグループに加盟し、Seven Rich Express(以下SRE)を立ち上げることになったきっかけをお聞かせください。
新妻社長
私達は元々セブンリッチ会計事務所を営むセブンリッチグループに所属しており、このグループでは最近法律事務所をオープンしたり、今期8月からスリランカにシェアリングオフィスの事業を展開予定だったり、人材紹介の会社が去年立ち上がったばかりだったり、ネットマーケティングの部署があったりと、様々な多角経営をしており、その中の1つの事業として軽貨物運送事業会社であるSREを私達がやっています。
私は、大学卒業してから一昨年の3月末まで某大手の金融機関にいて営業をしておりましたが、お客様に金融商品を販売するにあたって色々な会社・業態を理解する立場にあったものですから、運送に関してもドライバー不足の問題や大手ECサイトが日本で本格的に展開していく流れにある事などは承知していました。
金融機関で働く前の学生の頃から元々現在のセブンリッチグループ代表・渡部剛さんと付き合いがあり非常に可愛がっていただいていて、以前よりいつか一緒に仕事が出来たらいいね、という話があったため、晴れてグループ入社となって会社経営を任せていただけることになり、どういった事業をやろうかと検討した際に「運送は面白そう」「未来がある」ということを感じ、運送業で会社をやる流れになりました。
鈴木さん
私は大学からずっと映画の勉強をしていて、社会人になったあとはテレビや舞台・コンサートの制作会社に入社しました。自分の中の区切りでNHKの紅白をやりたいなという夢があり、トントン拍子でやらせていただけるタイミングが来てその夢がすぐに叶ったため、大学時代からの友人だった新妻と一緒にやる流れが出来て、現職への転職となりました。
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前職の経歴がお二人とも全く違う別業界ですが、何か不安は無かったですか?
新妻社長
僕も鈴木もサラリーマンとして働くよりかは自分たちで稼げる力や自営する力を身につけたいと考えていて、そこでセブンリッチグループ代表から1つの事業(会社)を任せていただける機会がこのようにでき、不安はそれ程なかったです。
ただ、運送業に関しては現場のことなど知識がないことが多々で、実際に現場に入ってみても印象が元いた業界と環境が違い驚きました。しかし、異業種で20代の若い世代の僕達が入ることで変えられるものもあるという自信がありますので、1つの挑戦としてやらせていただいています。
鈴木さん
僕は元々芸術関係の勉強をずっとしてきたので、ビジネスの観点に疎いという思いが自分にありますが、配送業界を知ることによって宅配業者に優しくなったということがありますね。(笑)あとは元々のイメージとして、街中で見かける配送している人達は大変そうだなというイメージがあったので、そういった事業の中に自分が入ったことで、より深く実情を知ることが出来て良かったと思っています。
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雇われる側から雇う側に回ってみての環境の変化はいかがですか?
新妻社長
前職のサラリーマン時代(金融業界)は「上からの指示に従う」という色が特に強い業界でしたので尚更なのですが、『目標があってそれに対してパフォーマンスをあげて、何かあったら上に報告をする』という働き方になると思うのですが、その分裁量もそんなに無く、限られた働き方しか出来ないという所があったと思います。
一方で、現在は自分が経営側になったことで、基本的には勤務時間も勤務日数も自分で決められますし、経営方針・経営理念・採用の方針なども管理・経営を全て自分たちで考え・やることでの面白みが沢山あります。その反面、責任は重いですし、ドライバーも多数抱えている状況ですので背負うものも多いと感じています。
また、自営することは楽しい一方で「難しい」と思うところも多々あり、今期からグロービス経営大学院のMBA(経営学修士)に通うことになったのですが、そういうものを勉強していきながら頑張っていこうかなと思っています。自分が成長していくきっかけにはなっていると考えています。
鈴木さん
制作会社にいた時、周りはみな同じ畑なので、SREに入ってから全くの異業種の方と会話することが多くなり驚きました。今まで社会人経験のない人だとか本当に様々な人と出会い・話すことが増え、弊社のドライバーさんとして一緒に付き合っていく中で、今まで自分が知らなかった色んな人達の人間性に触れる機会があったので、その中で自分がどういう接し方をしたほうが良いか、などを深く考えることが凄く増えました。
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実際入ってみてからの軽貨物業界の印象・現状をお聞かせください。
新妻社長
現状としては、ドライバー職は40~50歳台がダントツ多い業種で、この後このままこの世代の現役のドライバーも、高齢化が進む可能性があります。弊社は若い人材を用意するのが得意な会社なので、若い世代の育成を進めていきたいと考えています。
また、大手ECサイトが宅配業界を牛耳る時代も近づいているため、多くの業者がそこの下請けに回る流れに通常はなってしまうとは思うのですが、我が社ではその流れになるだけではなく他にどのような働き方が出来るだろうと考えてみたところ、会社所在地の地域柄若手ベンチャー企業が沢山あり、物流に困っているという経営者さんが身の回りに沢山いらっしゃるので、そういったところと手を組んで、自社で物流機能を持てるような仕組みを作っていけたらと考えています。
鈴木さん
最近、大手運送企業でも時間帯指定を変更したり、無人の車を出してそれを宅配ボックスに配ったり、海外では小型の無人ドローン宅配便が開発されていたり・・・と、どんどん近い未来配送も人間の手から離れていく部分もあるようなので、その辺の危機感はこれからも我々は持っていかないといけないなと考えています。
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今後どのように発展させていきたいか展望をお聞かせください。
新妻社長
様々な配送先がある中で、「宅配」が業態として困っている現状ではあるので、少なからずそこへの貢献はしていきたいと考えています。
また、業務委託とはいえ、従業員として働いていただいているドライバーさんが多くおりますが、ホームページでも載せている情報にはなりますが、夢追い人(劇団員、芸能、格闘家、美容師、アイドル等を目指すも生活難な層)やLGBTQ(社会的マイノリティ)、シングルマザーや高齢者の方々も積極的にドライバーとして迎え入れる体制ができています。そういった人々にとって、うちの会社を踏み台に使っていただきたいというイメージで会社をやっています。
今後もずっと運送事業をやっていく人だけを採用する形にしてしまうと、先程鈴木が述べたようにドローン宅配や無人配送の技術向上などによりもしかしたら個人の能力が頭打ちとなるかもしれません。それに対して配送が本業なのではなく、自分の夢や軸があって「稼ぐための1つの経験」として弊社を踏み台にして羽ばたいて行って貰いたいですね。
また、今後地方からの採用も積極的にやっていこうと考えており、地方で眠っている若い労働力の活用としての採用に未来があると思っています。実情として地方は、高校卒業したタイミングで職業案内所とのグリップが強かったり、地場に根付いた企業に就職という流れが構築されているので、若者の就職の選択肢が少なく、うまく就職出来ない場合には肉体的にきつい現場作業や夜の仕事などに流れる事が多い現実があるのです。ですので、住居・仕事を用意して条件のハードルをさげて、沢山若者を首都圏に呼び寄せて宅配の仕事についてもらいたいですね。そして、1年間ぐらい宅配の仕事で働いて貯金をためてもらって、その後は独立という形で地方に戻って自分で軽貨物をやる、といった流れが出来たら地方創生にもなり、うちの店舗拡大という形にもなるので、そういった展開も考えています。
鈴木さん
面談をした時に夢も何もない漠然とした人も勿論多くいますが、ならばじゃあ貯金を目標にしようか、ということで共にスタートしたりしますね。うちのドライバーさんは女優目指している方や、美容師として独立したい方、サッカーのメンタルトレーナーになりたい方など色んな人が集まっています。最初は貯金という目標で入って貰っても、そこからそのような夢を見つけてもらうきっかけになる会社になりたいですね。
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最後に、ドライバーを目指している方に向けてのメッセージをお願いします。
新妻社長
採用面接のときもよく言うのですが、『人生を変えるきっかけ』って、意外と人生においてそんなに多くあるわけじゃないんですよ。例えば、トラブルがあって借金があって負のスパイラルに陥っていたり、やることがなかなか見つからなかったり、路頭に迷っていたり・・・それらの人生変えたいって思っている人には、ぜひうちにきてもらいたいです。その人の人生を変えるきっかけになるような会社に成るべく日々努力しているので、応援は最後まで全力でしっかりしていきたいと考えています。宜しければぜひ、うちでチャレンジしてみてください。
鈴木さん
私達SREは、漠然としている人も夢がある人も、何か一步踏み出したら人生見える景色がもしかしたら全く違うかもしれないので、そういう人達の背中をちょっとでも押せるような会社を目指しています。良かったら是非うちで働いてみてください!
プロフィール写真

オーナープロフィール

KBT-GROUP東京銀座店 株式会社 Seven Rich Express

代表取締役 新妻 健将さん

1990年3月18日 神奈川県川崎市生まれ

座右の銘:先義後利

いままでやってきたお仕事:金融機関にてコンサルティング営業

プロフィール写真

KBT-GROUP東京銀座店 株式会社 Seven Rich Express

営業・管理本部 鈴木 隼人さん

1988年9月27日 北海道札幌市出身生まれ

座右の銘:柔よく剛を制す

いままでやってきたお仕事:TV・コンサート・舞台の制作&演出