この記事は約2分で読めます。
日清食品は、商品開発プロジェクト「PRODUCT X (プロダクト・ペケ)」の第2弾として、日清焼そば U.F.O. のふた裏のキャベツを除去する装置を開発し、クラウドファンディングでの予約受付を開始しました。
その名は、「キャベバンバン CBB-001」です。
「キャベバンバン CBB-001」は、近年社会問題化している "フードロス" に着目した「#キャベバンバン」プロジェクトで提唱した、「日清焼そば U.F.O.」を食べる前にふたをたたくアクションを具現化した商品で、ふた裏についたまま捨てられてしまう年間約 4.17tのキャベツを少しでも減らすことを目的に開発しました。
使い方は、とても簡単です。
クラウドファンディングによる予約販売の受付は、日清食品グループのオンラインストアで既に始まっています。5月31日午前10時までの受け付けで、予約数が 1,000 個に達した場合のみ、販売されるそうです。
また、実際の商品は、1,000 個達成時点から2カ月前後で発送されるそうです。
と、ここまでは良いのですが、価格がなんと 4,980円!
UFO を毎日食べるなら考えるかもしれませんが、ちょっと普通には手が出ませんね。
「PRODUCT X (プロダクト・ペケ)」といえば、昨年の第1弾で、「ヌードルハラスメント(ヌーハラ)」解消のため、麺類をすする音を電子音でカムフラージュできるフォーク「音彦(おとひこ)」が投入されましたが、予約数が目標に届かず、日の目を見ることはありませんでした。
今回も、その再現を見るようで、ちょっと怖いです。
このプロジェクトは、「食にまつわるさまざまな問題にアプローチする」というテーマに沿って宣伝目的さえ果たせれば、それで OK なんでしょうかね。
以前から思っていることなんですが、「フタに付いたキャベツをバンバンする」という発想ではなく、「そもそもフタに付かないようにする」という方向性で麺の構造なんかを見直してもらえないでしょうか?
たとえば、麺の中心に空洞を設けて、そこにキャベツをまとめて入れておけば、湯切りでキャベツがフタに付くことはほとんどなくなりそうです。どうせソースをかけた後に混ぜるのですから、キャベツがかたまっていても問題ないですよね。
製造コストに問題があるなら、中央部にくぼみを設けた状態で麺を上下に分けて製造しておき、くぼみにキャベツを入れてから上下を組み合わせれば、上と同じような構造になります。
どうでしょう?
まぁ、蓋をバンバンするのも、楽しみといえば楽しみなんですけどね。