打楽器
2010年07月03日
打楽器
打楽器には2種類ありましてね。
ひとつは音程がある打楽器、もうひとつは音程がない打楽器。
まずは、音程のある打楽器を見ていきましょう。
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ティンパニー
でかいお椀をひっくり返したようなのの上に皮を張ったものですな。
「ダダダン!」みたいなキメには欠かせませんし、弱く演奏することで、遠くで雷鳴がとどろいているような効果を出すこともできる。
音程がありまして、楽譜に書く際はきちっと音符で書かなきゃいかんのです。
奏者は、大体2個から4個くらいのティンパニーを周りに並べ立てますよ。
C-Major=ハ長調の曲でしたら、C(ド)とG(ソ)の音にチューニングします。
で、転調やらなんやら考えると、まあ4つくらいになっちゃうわな。
音域はこんなです。
曲の途中でチューニングをいじることもできますけどもね。
上の音域の楽譜で、下に書いてある数字は「インチ」で、お椀のサイズです。
まあ、ちょっと違ったサイズのティンパニーや、特注サイズのものもありますけど、一般的にはこんな案配です。
右手左手で交互に素早く叩くことを「ロール」といいます。
ロールでクレッシェンド(徐々に強く)ってのは、ティンパニーのティンパニーらしい演奏のひとつですな。
ティンパニーとはこんな音です。
たたく撥(ばち)のことを「マレット」と申しまして、先っちょについている丸い部分の材質によって音が変わります。
柔らかい素材でできているマレットなら柔らかい音がするし、堅いマレットならとんがった音になります。
グロッケン
まあ、小さい鉄琴ですよ。正式には「グロッケンシュピール」と申します。
実にかわいらしい音がします。
こんな。
バイオリンやフルートに重ねると効果的なんですよ。
音域はこんな感じです。
楽譜に書くときはこんなふうに書きますけど、実音はこの2オクターブ上の音がします。
ちょっと高すぎて譜面が読みづらいんで、今回に限り実音じゃない楽譜で書きました。
すまぬ。
ベル
正確には、「チューブラー・ベル」あるいは「オーケストラ・チャイム」といいまして、のど自慢のアレです。
勇敢な映画のテーマ曲なんかでもよく使われます。「海猿」とか。
音域はこう。
でもって、音はこう。おなじみですな。
音程のある打楽器は、まあこんなもんかな。
ほかにも、マリンバ(でかい木琴)とかシロフォン(小さい木琴)とかビブラフォン(でかい鉄琴)とかありますけど、そんなに頻度は高くないです。
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音程のない打楽器、見てみましょうか。
大太鼓
大太鼓ですよ。大太鼓としか言いようがない。
別名「バスドラム」。
大抵は右手で打つ方が多いですけど、ときには両手で1本ずつマレットを持って、交互に打ったりティンパニーの「ロール」と同様なことをやったりもします。
小太鼓
小太鼓ですよ。小太鼓としか言いようがない。ドラムセットでいうところの「スネア」ですな。
まあ、聴けばアレかとわかります。聴いてみましょう。
宝くじの当選番号発表の楽器ですな。
小太鼓の縁を叩くこともありまして、これを「リム・ショット」と申します。
シンバル
シンバルですよ。しつこいようですけど、シンバルとしか言いようがないんですよ。ホントに。
ジャーンという通常のシンバルのアタックは、両手に1枚ずつ持って打ち合わせます。
他の打楽器同様「ロール」というのもありまして、こちらは吊した1枚のシンバルを、2本のマレットで細かく叩くわけです。
他にも、タンバリンやカスタネット、トライアングルなんかはよく用いられます。
このあたりは皆さんよくご存じでしょうから説明は割愛。
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さらに、金属の薄い板を叩いて雷みたいな効果音を出したり、木魚を叩いたり、波音とか風の音を出す専用の機材を使ったり、もう何でもアリです。
有名なところでは、チャイコフスキー「序曲1812年」という曲では、「大砲」を楽器として使用しています。
まあ、通常のコンサートでは大太鼓とかシンセサイザーで代用するんですけど、自衛隊の音楽隊コンサートなんかでは本物の大砲を使ったバージョンで聴けるんだそうな。さすが。
最近では、ループっぽい、打ち込みドラムのようなものをオケに混ぜるのもはやりですわね。
ちょっと前の大河ドラマ「功名が辻」のテーマ曲がそうでした。
打楽器はこんなところで。
ひとつは音程がある打楽器、もうひとつは音程がない打楽器。
まずは、音程のある打楽器を見ていきましょう。
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ティンパニー
でかいお椀をひっくり返したようなのの上に皮を張ったものですな。
「ダダダン!」みたいなキメには欠かせませんし、弱く演奏することで、遠くで雷鳴がとどろいているような効果を出すこともできる。
音程がありまして、楽譜に書く際はきちっと音符で書かなきゃいかんのです。
奏者は、大体2個から4個くらいのティンパニーを周りに並べ立てますよ。
C-Major=ハ長調の曲でしたら、C(ド)とG(ソ)の音にチューニングします。
で、転調やらなんやら考えると、まあ4つくらいになっちゃうわな。
音域はこんなです。
曲の途中でチューニングをいじることもできますけどもね。
上の音域の楽譜で、下に書いてある数字は「インチ」で、お椀のサイズです。
まあ、ちょっと違ったサイズのティンパニーや、特注サイズのものもありますけど、一般的にはこんな案配です。
右手左手で交互に素早く叩くことを「ロール」といいます。
ロールでクレッシェンド(徐々に強く)ってのは、ティンパニーのティンパニーらしい演奏のひとつですな。
ティンパニーとはこんな音です。
たたく撥(ばち)のことを「マレット」と申しまして、先っちょについている丸い部分の材質によって音が変わります。
柔らかい素材でできているマレットなら柔らかい音がするし、堅いマレットならとんがった音になります。
グロッケン
まあ、小さい鉄琴ですよ。正式には「グロッケンシュピール」と申します。
実にかわいらしい音がします。
こんな。
バイオリンやフルートに重ねると効果的なんですよ。
音域はこんな感じです。
楽譜に書くときはこんなふうに書きますけど、実音はこの2オクターブ上の音がします。
ちょっと高すぎて譜面が読みづらいんで、今回に限り実音じゃない楽譜で書きました。
すまぬ。
ベル
正確には、「チューブラー・ベル」あるいは「オーケストラ・チャイム」といいまして、のど自慢のアレです。
勇敢な映画のテーマ曲なんかでもよく使われます。「海猿」とか。
音域はこう。
でもって、音はこう。おなじみですな。
音程のある打楽器は、まあこんなもんかな。
ほかにも、マリンバ(でかい木琴)とかシロフォン(小さい木琴)とかビブラフォン(でかい鉄琴)とかありますけど、そんなに頻度は高くないです。
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音程のない打楽器、見てみましょうか。
大太鼓
大太鼓ですよ。大太鼓としか言いようがない。
別名「バスドラム」。
大抵は右手で打つ方が多いですけど、ときには両手で1本ずつマレットを持って、交互に打ったりティンパニーの「ロール」と同様なことをやったりもします。
小太鼓
小太鼓ですよ。小太鼓としか言いようがない。ドラムセットでいうところの「スネア」ですな。
まあ、聴けばアレかとわかります。聴いてみましょう。
宝くじの当選番号発表の楽器ですな。
小太鼓の縁を叩くこともありまして、これを「リム・ショット」と申します。
シンバル
シンバルですよ。しつこいようですけど、シンバルとしか言いようがないんですよ。ホントに。
ジャーンという通常のシンバルのアタックは、両手に1枚ずつ持って打ち合わせます。
他の打楽器同様「ロール」というのもありまして、こちらは吊した1枚のシンバルを、2本のマレットで細かく叩くわけです。
他にも、タンバリンやカスタネット、トライアングルなんかはよく用いられます。
このあたりは皆さんよくご存じでしょうから説明は割愛。
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さらに、金属の薄い板を叩いて雷みたいな効果音を出したり、木魚を叩いたり、波音とか風の音を出す専用の機材を使ったり、もう何でもアリです。
有名なところでは、チャイコフスキー「序曲1812年」という曲では、「大砲」を楽器として使用しています。
まあ、通常のコンサートでは大太鼓とかシンセサイザーで代用するんですけど、自衛隊の音楽隊コンサートなんかでは本物の大砲を使ったバージョンで聴けるんだそうな。さすが。
最近では、ループっぽい、打ち込みドラムのようなものをオケに混ぜるのもはやりですわね。
ちょっと前の大河ドラマ「功名が辻」のテーマ曲がそうでした。
打楽器はこんなところで。
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