『スプラトゥーン2』ウデマエXスタート! 5月のガチエリア8ステージの攻略法を、スプラトゥーン甲子園準優勝の望月もちが徹底解説!

『スプラトゥーン2』の5月のステージの中から、ガチエリアで選ばれている8ステージの戦いかたや、知っておくと多少有利になる情報をステージ別に解説!

 2017年7月21日の『スプラトゥーン2』発売から、間もなく10ヵ月。発売日に買った人も、年末に買った人も、ナワバリバトルにガチマッチにサーモンランにと、いろいろな方法で楽しんでいるだろう。だが、なかでもガチマッチのウデマエで伸び悩んでいる人は多いハズ。ファミ通.comでは、そんなガチマッチの攻略に悩んでいる人に向けて、攻略記事をお届けする。

 今回は、『スプラトゥーン』の全国大会“第1回スプラトゥーン甲子園”の近畿地区大会で優勝し、全国大会で準優勝を飾ったチーム“ゆめいろBWI”の望月もちに、2018年5月で選ばれた8ステージのガチエリアの攻略記事を書いてもらった。

 望月もちは、上記の準優勝のほか、第2回スプラトゥーン甲子園でも、“はなたばシューターコラボ”として関東地区大会Aブロックで優勝し、全国大会でベスト4となった実力の持ち主。そんな彼の攻略法を読んで、ウデマエアップに役立ててほしい。

ウデマエXの人も、Xを目指している人にも!

 2018年4月25日のアップデートで、『スプラトゥーン2』のガチマッチにS+より上位のウデマエにあたる“ウデマエX”が実装された。ウデマエXは、S+10以上になると昇格できるランクで、ほかのウデマエとは異なり、フェス時のフェスパワーのようなXパワーを競うレーティング制になっている。ウデマエXに到達したプレイヤーは、すでにランキング上位を目指して、日々ガチマッチをプレイし続けているだろう。僕もそのうちのひとりである。

 ウデマエXの実装に合わせて、各ルールで出現するステージの選定方法が変更されたのもポイント。これまでは、すべてのステージから選ばれていたが、ウデマエX導入後はルールごとに8ステージ程度に絞られ、その中から2ステージが選択されるようになった。これにより、出現するステージが限られるようになったため、より各ステージの攻略方法を理解しているプレイヤーが増えて、全体のレベルが上がったように感じられる。また、1戦ごとに自分のXパワーが増減するのは、これまで以上の緊張を生むとともに、一喜一憂できる楽しみでもあるだろう。なお、ルールごとに選ばれている8ステージは、毎月1回行われるXパワーのリセットと同じタイミングで変更される。

 そこで、本記事では、5月のステージの中から、ガチエリアで選ばれている8ステージの戦いかたや、知っておくと多少有利になる情報をステージ別にお伝えしよう。

 ちなみに、僕がメインで使っているブキはホットブラスターカスタムやスプラシューターコラボ。似たブキの立ち回りの場合に、とくに参考になると思うが、それ以外のブキを使っている人は、前述のブキに近い射程や似た動きを使ってきた場合の対処方法として読んでもらえれば幸いだ。

『スプラトゥーン2』ウデマエX要点まとめ! S+10以上のXパワーを懸けたレート制バトルで、ブキ追加やステージ選出のシステムも変更に

任天堂より発売中のNintendo Switch用ソフト『スプラトゥーン2』。2018年3月9日の“Nintendo Direct 2018.3.9”にて突如発表された、S+より上位のウデマエとなる“ウデマエX”の詳細が判明。

バッテラストリート:中央の橋が勝利の鍵!

 中央に架かる橋を確保することにより、ガチエリアやその周辺の相手を上から見下ろす形を作ることができ、優位に戦える。また、両サイドで戦う味方のカバーや攻めてくる相手も確認しやすく余裕をもって対応できるので、橋を取ることがこのステージのポイントだ。

 逆に、相手チームに橋を取られている場面で強引にガチエリアを塗りに行ったり、両サイドから相手陣に攻めたりする行為は、橋の上から確認されやすいため非常にリスクが高い。味方とスペシャルウェポンの発動タイミングを合わせ、橋の手前や橋の上の相手を退かせてから攻めるようにするのがいいだろう。

橋の上は相手の陣地全体を見通すことができるため、強いポジションとなっている。

強引にガチエリアを塗りに行こうとすると、橋の上から狙い撃ちにされてしまうので、無理は禁物。

コンブトラック:ステージの起伏を有効的に活用しよう

 起伏が激しいため、シューターよりも攻撃範囲が広く起伏を活かして戦いやすいブラスターやスロッシャーが強いステージになっている。また、ガチエリアの位置が高くなっているため先に確保したほうが有利な展開を広げられることが多い。

 このステージは塗り固められたガチエリアを取り返すためのルートが左右の丘に固まることが多いので、そのポイントを抑えておけば相手に攻められにくく、カウントを多く進めることが可能だ。

山なりにインクが飛ぶスロッシャーにとって、このステージの起伏は相性バッチリ。

こちらが右の丘。チャージャーが潜んでいたり、攻めてくるルートに使われたりと重要なポジションである。

海女美術大学:中央の高台から相手の動きをコントロール

 中央の高台からは、ステージ全体を見渡せるうえに、相手陣にボムを投げることで動きを大きく制限できる。そのため、サブウェポンにボムを持っているブキや射程の長いブキは、ここを拠点に動くようにするのが基本だ。

 撃ち合う性能の高いシューターやブラスターなどは、ステージ左の相手陣に侵入できるスロープから、味方のボムなどに合わせて攻めると相手を倒しやすいだろう。ガチエリアを取り返すときは、スロープ周辺から侵入されることのないように丁寧に塗り返しておかないと、一気に攻め入られる要因になってしまうので、しっかり塗り固めておこう。

スプラッシュボムを投げ込むスプラシューターコラボ。ここから、ジャンプで飛び込むことで一気に攻めることもできる。

スロープ周辺は非常に見通しが悪いため、注意が必要だ。

ザトウマーケット:地形を活かした攻撃でペースを握ろう

 ガチエリア周辺に壁が多いため、壁の裏の相手まで攻撃できるブラスターやスロッシャーが戦いやすい。それらのブキを相手に壁を使った撃ち合いになるとかなりきびしいので、地形や塗り状況が不利な場面では退くことも意識しておこう。

 ウデマエXでよく見かける、ステージの左側から自陣に侵入してこちらの裏を取る動きは気づきにくく非常に強力。侵入されると、一気に試合を決められてしまうので、ガチエリアを取り返す場面では警戒を怠らないことが大切だ。

段差をうまく利用したブラスターの攻撃は、相手側だと対応が難しいので、つねに高低差を意識して戦おう。

画面左の黄色いインクに注目! 画面左に少し見える飛沫は相手のインクリング。気づかないで倒されしまうことも多いため、飛沫にも気を配っておこう。また、気づいたとしても、倒すのに時間が掛かるとカウントを大きく稼がれてしまうので、なるべく素早く倒すために、味方と足並みを合わせて攻めるといいだろう。

ハコフグ倉庫:相手の位置を把握して、一気に攻める

 ガチエリアの左の区画を陣取るプレイヤーが多いので、相手が拠点としているガチエリアの右の区画をどのようにして攻めるかが勝負の鍵となる。

 ガチエリア内にいると、正面の高台にいる相手のチャージャーなどの射線が通ってしまい危険なので、ひとりで攻めず、味方とスペシャルウェポンを合わせて一気に攻めよう。

 さらに、ハコフグ倉庫は、試合に影響するポジションが多く、油断していると裏を取られてしまうこともあるので、マップで塗り状況の確認を忘れずに!

段差の真下からの攻撃は気づかないと一気に倒されてしまうため、ガチエリアを取り返す場面ではとくに注意しよう。

マップを見るとステージ右側からこちらの裏を取ろうとしているのがひと目でわかる。マップから得られる情報も大事である。

アジフライスタジアム:高い位置の相手にどう対応するかが大事

 ガチエリアの位置が低く、なおかつ障害物が少ないので、ボムピッチャーやバブルランチャーと言った高い位置から攻撃できるスペシャルウェポンが非常に強力になっている。

 高台の相手に対しては、攻撃が届きにくく倒すことが難しいので、ときにはガチエリア右奥の通路を使い相手陣地の裏に回り込む動きも有効だ。

障害物に当たり、ガチエリアに留まり続けるバブルランチャー。割るだけでガチエリア周辺の相手をまとめて倒すことができる。

ガチマッチの左側から足もとあたりは障害物が多く、射程が短いブキが攻めやすくなっている。潜伏している相手に倒されないように注意しよう。

ショッツル鉱山:ベルトコンベアをうまく使って試合を優位に

 ベルトコンベアの上は、近づいてくる相手を確認しやすいだけでなく、ステージを広く塗ることができ、さらに相手の上方から攻撃も可能、とかなり強い立ち位置である。そのため、相手がベルトコンベアの上にいるときには、長射程のブキやサブウェポンでけん制して、なるべく早く降ろすようにしたい。

 ガチエリアを取り返す際は、リスポーン地点から右側に飛び込むのは確認されやすいうえ、相手のインクで塗られていることがほとんどで動きづらいため、ステージの左側から少しずつ攻めていくほうが安定するはずだ。

ベルトコンベアの上から相手を攻撃するスロッシャー。ガチエリアをそのまま塗れるのも強いポイント。

リスポーン地点から右側に飛び込んだ場面。逃げ道がないのが見てわかる。

モンガラキャンプ場:つねに対岸の味方の状況を意識しよう

 ガチエリアが自陣側と対岸に分かれてふたつあるため、射程の短いブキはきびしい戦いを強いられるステージである。

 どちらかのエリアを味方に任せる場面が多いので、つねに味方の状況を確認して、相手に押され気味であれば対岸からボムを投げるなど、臨機応変な判断が大事になる。

 ステージ左奥の広場から相手の裏を取ることができれば、相手陣のガチエリアにいる味方と相手を挟めるので、左奥の広場の確保を優先したい。

対岸に射程が届く長さのブキはこのステージで貴重な存在。つねに両方のガチエリアを管理するような動きを心掛けよう。

金網から裏を取る素振りを見せつつも無理に攻めないように。だが、挟み撃ちにできる場面では積極的に狙っていくべき。



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