【格闘技】<月刊ドラゲー>仮面の告“緑” シュン・スカイウォーカー2018年5月16日 紙面から
ドラゴンゲートのシングルナンバーワン決定リーグ戦「キング・オブ・ゲート(KOG)2018」が、8日の東京・後楽園ホール大会を皮切りにスタートした。6月9日の福岡・博多スターレーン大会で優勝者が決まる。参加20人の中で注目すべきは、若手出場枠を勝ち取ったシュン・スカイウォーカー(21)だ。全身緑色のコスチュームに身を包んだ覆面レスラー。小柄な選手が多いドラゲーの中では大きな体格の持ち主ながら、その体から繰り出す華麗な跳び技でキラリと存在感を放っている。 (聞き手・仲田美歩) -プロレスラーになろうと思ったのは シュン・スカイウォーカー「父がプロレス好きで、子どものころから目にしていました。そして高1の時にテレビでドラゴンゲートの試合を見て、華麗な技はもちろん、マイクパフォーマンスもいいし、一気に惹きつけられました。強くて面白いなんて、なかなかないですよね。自分もこの世界に飛び込みたいと決意しました」 -周りの反応は 「高校が進学校だったので、先生は大反対。当時はまだ格闘技をやっていなかったし、『大学行けるのに、もったいない。プロレスラーになるなんて』と言われました。両親には反対されませんでしたけど、故郷を出るとき、駅で見送ってくれた母には号泣されました」 -スポーツ歴は 「小学生からずっとサッカー。ゴールキーパーでした」 -どんどん体が大きくなっていますよね 「はい、デカくなってます。もともと太りにくい体質なので、意識して筋トレと食事で大きくなるように体を作っています。サイズが変わるのでコスチュームも何度か脱皮の繰り返し(笑)。現在90キロ。スカイウォーカーを名乗っている以上、飛ばなくてはならないので上限は95キロまでと決めています」(コスチュームが破れないかハラハラしています) -コスチュームがメロンみたい 「自分とデザイナーさんとで相談して、この形に落ち着きました。決してメロンではありませんし、北海道の夕張出身でもありません。メロンは好きですけどね。イメージはトーテムポール。トップにライチョウがいるやつ。自分の本名『隼(しゅん)』は『はやぶさ』とも読むので鳥を意識しています。ちなみに試合中のコスチューム内はサウナスーツみたいに熱いです」 -出身地は岐阜県土岐市。問題龍選手(ドラゲーの覆面レスラー)と同郷ですね 「問題龍さんは高校(多治見高)の先輩でもあります。ボクが在学中に母校訪問でいらしてトレーニングの仕方などアドバイス受けました」 -土岐市は焼き物の産地として有名です 「実家も窯元を経営していて、湯飲みを作っていますよ」 -後を継がなくていいんですか 「自分は次男なので…。でも兄はこの春から東京の銀行に就職してしまいました。ちなみに妹が一人います」(今のところ、スカイウォーカー家の跡継ぎ問題は先送りのようですね) -オフの日は 「基本の住まいは道場(神戸市)。試合がないときは練習ですね。時間が空いたときは読書ですかね。ジャンルは問わず、そのとき読みたい本を選びます」 -弱点はありますか 「実は、こう見えて病弱(笑)。風邪をひきやすいんですよ」 -ここから読者からの質問。東京都25歳女性。好みの女性は 「キレイ系よりカワイイ系の女性が好きです。有名人だとガッキー(新垣結衣)」 -埼玉県26歳女性。どんな料理が好きですか。よく行くお店は 「肉が好きなので焼き肉かなぁ。ラーメンも好きで巡業先でいろんなお店に行きます。最近のお気に入りは札幌の『信月』。あっさり塩味で、ショウガが入っていてウマいんです」 -東京都25歳女性。リングネームは1988年デビューのバンド、ジュンスカイウォーカーズからですか 「生まれたときからこの名前が付いていたので。自分にはよく分かりません…」(マスクマンとして模範的ないい答えです) -東京都62歳男性。なぜ素顔で闘わないのか。マスクを脱ぐ考えは 「もとからマスクマン志望。まだ2年なので、もうしばらくはマスクマンとして、やり遂げたいですね」 -自分の体で自慢の部分は 「サッカーのおかげで、しっかりしている脚かな。胸と背中の筋肉を、もう少し大きくしたいですね」 -プロレスラーになっていなかったら… 「やはり、家を継いで焼き物の職人になっていたでしょうね」
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