スマホをいじっているだけに見えて、いま分散型ネットワークを支えています。
ハードウェアレベルでブロックチェーン技術が組み込まれたスマホ、「HTC Exodus」が発表されました。HTCによれば、こういったスマホは史上初なのだそう。
Exodusは内部に独立したブロックチェーン専用のハードウェアを搭載していて、スマホからビットコインやイーサリアムといった仮装通貨を管理できたり、楽に分散型アプリ(DApp)を起動できるようになっています。
DAppはブロックチェーンネットワークに繋がっている端末がサーバーの代わりなので、それらを全てネットワークから外さない限りアプリも消せない、という「不滅感」が理由で最近注目を集めているアプリ形態です。
すっごく先進的なコンセプトのスマホだというのは分かるのですが、スマホに保存されている個人情報に加えて仮想通貨のパスワードも乗せちゃうのは…なんだかちょっとアブナイ感じ。スマホを落としたら財産もバイバイなんてことになりかねませんからね。
でも、ブロックチェーンという分散型Networkが身近な未来のためのスマホ第一世代が登場したことはスゴく嬉しく思います。サーバーが落ちたら使えなくなる「集中型」より堅牢なので、頼り甲斐がありますもん。ちなみに発売時、Exodusは仮想通貨で買えるらしいですよ。
仮想通貨で買える、ブロックチェーンのための、DAppが走るスマホ。ポチります。
Image: HTC
Source: TheNextWeb
(西田茂リチャード)