3月の終わりにスバルXVが納車されてから1ヶ月半が経ちました。
4月後半のGW前には1ヶ月点検を終え、スタッドレスタイヤから本来の姿であるノーマルタイヤに履き替えた話は先日記事にしたばかり…。
この1ヶ月間、そこまで積極的に車に乗った訳ではありませんが、秩父、静岡、長野(白馬村)、そして先日の富山(立山)と数度のドライブを重ねて走行距離は現在2200kmほどになりました。ひとまず現時点での感想を書き残しておきます。
- XVの購入グレード・装備等
- 初の3ナンバー車格、運転のしやすさなど
- 高速走行中心なら15〜17km/lと上々の燃費
- アイサイトが便利過ぎてもう戻れない
- AWD、X-MODE等アウトドアの走破性はまだ未知数
- 1ヶ月点検で「ドアミラーオートシステム」を付けた
- 細かな物入れがないので…
- 以上
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XVの購入グレード・装備等
改めて購入したXVのグレード、メーカーオプション等の確認から。
ちなみに色は現行XV(GT型)から採用されカタログやテレビCMでのイメージカラーにもなっている「クールグレーカーキ」。ベタではありますが、夫婦揃って「この色しかないね」と意見が一致しました。
「カーキ」という名から想像される茶系やグリーン系ではなく、ややくすんだ淡いブルー系の色。戦闘機をイメージしたカラーのようですが、なんとなく分かるような分からないような…? マンションの管理会社には「新しい車は水色」と伝えておきました(笑)
以下、主な主要装備(日本語ヘン?)も書き出しておきます。グレードは1.6L、2.0L各2段階あるうちの、2.0Lの下のものです。
スバル・DBA-GT7/2.0i-L EyeSight
主要装備
- 225/60R17タイヤ&17インチアルミホイール
- 本革巻ステアリングホイール&セレクトレバー
- EyeSight ver.3(車線中央維持機能付き)
- X-MODE
- アクティブ・トルク・ベクタリング
- SI-DRIVE(2モード)
- LEDサイドターンランプ付ドアミラー
- 左右独立温度調整機能付フルオートエアコン
- キーレスアクセス&プッシュスタート
- 6スピーカー
- インパネアッパートリムオレンジステッチ
- 表皮巻センタートレイ加飾(オレンジステッチ)
- フロントグリル(クロムメッキ)
- UV&IR(赤外線)カット機能付遮音フロントガラス
- 歩行者保護エアバッグ
メーカーオプション
- LEDハイ&ロービームランプ+ステアリング連動ヘッドランプ
- クリアービューパック
- アドバンスドセイフティパッケージ
XVは外から見た限りは最上位グレードが18インチホイールなことと、メーカーオプションであるルーフレールの有無ぐらいしか見分けが付きません。
ルーフレールを付けていないので都心部などにある1550mm制限の立体駐車場にも入れられますが、今の所その手の駐車場を利用したことはなし。地元府中駅の「くるる」は立体駐車場ですが、パレットが3段階の高さで用意されているので余程混み合う訳でなければハイルーフ車でも入庫不可はありません。
Car WatchのXV(先代)連載にはうちの近所がよく登場します。というか購入ディーラーも同じ東京スバル府中店みたい。
【長期レビュー】伊達淳一のスバル「XV」と過ごすクロスオーバーな日常第4回「XVがタワーパーキングに入らない!?」
初の3ナンバー車格、運転のしやすさなど
XVはスバル車のラインナップではレギュラーサイズ?の車ではありますが、実際は全長4,465mm、全幅1,800mmとコンパクトなSUVカテゴリの中ではそこそこ大きめです。
この車格の車に乗ることが初めてな自分にとっては、狭い道や駐車場の取り回しで緊張することも多いです。
バック入庫ならばバックモニターと右後方の目視でさほど問題なく停められるのですが、むしろ頭から突っ込んだ際に駐車ゾーンのセンターに停められず車両感覚が掴めていません(笑)
観光地の狭い駐車場など左右どちらかに夜だけで、ドアパンチの可能性が高くなりますし、なるべく小さな車の隣を探すのですが、今ってホント大きい車ばかりですよね…。
とはいえ一旦車道に出てしまえば運転フィールは非常に快適。SUVらしいアイポイントの高さも安心感があります。
エンジンや動力性能に関しては今まで乗っていたのが軽自動車なので、そもそも比較になりませんが基本的なアクセル、ブレーキ、ハンドル操作に対する反応も自然なので、運転慣れしてない妻でもそれなりに扱える様子。
走り出しの加速を変化させられるSI-DRIVEは基本インテリジェントモード固定で、今後も切り替えことはなさそうです。
ディスプレイコーナーセンサー&リアビューカメラがないと駐車場から出せない…?
というのは少々大袈裟ですが、我が家の駐車場の車庫出しがXVのサイズだと難しいことは、車選定時のエピソードでも書いた通り。
フロント2箇所&リア4箇所のセンサーにより、最短0.3mまでの障害物接近を音とマルチファンクションディスプレイの表示で知らせてくれる「ディスプレイコーナーセンサー」に頼ることで、切り返しのためのギリギリまでの前進/バックが行えています。
また、ナビ画面に映し出される「リアビューカメラ」も車庫出し時にコーナーセンサーと合わせて活用するのはもちろん、ステアリング連動で後退時の予測進路を表示してくれるのがこんなに便利だとは!
どちらもディーラーオプションですが、無条件で取り付けたのは大正解でした(というかないと正直運転厳しいです)。
高速走行中心なら15〜17km/lと上々の燃費
嬉しい誤算だったのが街乗り10km/l以下、高速でも12km/l程度と聞かされていた燃費が思いの外良いこと。スタッドレス装着時でも高速道路多めの走行なら15km/l位は出ていました。
高速ではアイサイト巡航が便利すぎて、殆ど飛ばすことがないことが幸いしているのか、ノーマルタイヤ交換後に富山へ行った際は上信越道の標高差を走りながらも、往路で17.5km/lという燃費を叩き出しました。
帰りは岐阜から松本へと下道で抜けたためやや下がったものの、それでも自宅到着時の燃費計は16.9km/lでした。
この辺りはアクセル操作も大きいのかもしれませんが、正面メーターに常にリアルタイム燃費を表示しているせいか「踏むと燃費が下がる」のを嫌って、比較的踏み込まない運転が多くなってる気がします(じわじわ加速して惰性で走るようなイメージ)。
巡航時はほぼアイサイトのクルコン任せですし、なんなら追い抜きすらクルコンのスイッチ操作で加速したりしています(笑)(クルコンの最高設定速度が114km/hなので追い越し車線で物足りないこともありますが、そこから踏み込むことも少ないかも)
アイサイトが便利過ぎてもう戻れない
そんな「アイサイト(ver.3)」ですが、スバル車に乗りたかった理由の1つがこの運転支援システム。特に全車速追従のクルーズコントロールは快適過ぎて、高速走行に限らず一度使い慣れてしまうともう手放せません。
4段階で設定できる追従走行の加速モードは、初期状態(ノーマル)だと一般道などで前車が突然離れた場合や、こちらが車線変更した際の急加速がやや気になったのですが(本来は一旦オフにするべきかも)、1段階落とすと(コンフォート)今度や前車のスピードアップへの追従がやや遅く感じてしまい、結局今はノーマルに戻してしまいました。
高速道路での渋滞はまだ経験していませんが一般道の軽い渋滞で、id:m_maru1974さんのアドバイス(参考記事)に従ってアイドリングストップをオフにした所、確かにめちゃくちゃ快適でした。
アイサイトが可動する天候ですが、結構な土砂降りでも(4/14〜15にかけての暴風雨)、前車の認識などはしていました。深い霧でアイサイトがオフになってしまったこともありますが、既に肉眼でも前車の確認が厳しい状態だったので仕方がないかなと。
アイサイトはステレオカメラによる情報を元にしていることもあり、人の目に近い可動条件なのかな?と感じました。
「アクティブレーンキープ」はあくまで運転支援
時速60km/h以上で作動し、アイサイトのカメラで道路の区画線を認識し、車線の中方付近を走行するようにステアリングアシストしてくれる機能。これがかなり優秀で、最初に圏央道で試した際は相模原から鶴ヶ島にかけて連続するカーブをほぼ完全にトレースしていて、「これはほぼ自動運転では?(未来がやってきた!)」と感動したものです。
ただし、ハンドルに軽く手を添えてるだけでは手放し状態と認識されてしまい、警告ののちしばらくその状態が続くと機能がキャンセルされてしまいます。
基本的にはドライバーがステアリング操作している前提をアシストする機能なので、もどかしい面もありますが、シートに深く腰掛けた状態で伸ばした両手がステアリングを軽く押し込むような形で力を掛けておくと、レーンキープ任せのセミ自動運転状態で長時間走行が可能。姿勢的にも緊急時にはすぐ対応できますし。
ちなみに一般道でのクルコン走行時にアクティブレーンキープがオンになっていると、交差点など区画線が途切れた際に、頻繁にキャンセル通知のビープ音が鳴って鬱陶しいので、自動車専用道路以外では機能オフにするのが正解でしょう。
また高速道路でも中央道の一部など道路の摩耗でセンターラインが薄くなっているような場所では、突然レーンキープがキャンセルされることがあるので過信は禁物です。
アイサイトとドライブレコーダー
そうそう、ドライブレコーダーは2台前の車から付けているものなので、付いてないと不安になってしまうアイテム。純正品(ディーラーオプション)は高額だったので、納車日にそのままオートバックスにてユピテルのものを購入、取り付けして貰いました。
アイサイト搭載車はドラレコ取り付け位置が制限されていて、かつワイパーの可動域にないと雨天時にまともに映像が撮れないため、運転席側の上部と少々視界の邪魔な位置に取り付けることになります。実際には慣れればすぐに気にならなくなります。
メーカー純正ドラレコはルームミラーの脇に付くので、自己責任でその周辺を試してみてもいいのかもしれませんが、純正品はアイサイトへの電波障害の対策をしてあるという話もありますし(?)、余計な冒険はしない主義。
ちなみに取り付けたのはユピテルのDRY-ST2000C。ネット限定販売のWD300は取説が付属しない同じモデルのようです。当該ドラレコについてはまた別記事にするかも。
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AWD、X-MODE等アウトドアの走破性はまだ未知数
納車されたタイミングでは既に雪道を走ることがなかったので、今の所スバル自慢のAWDシステムの恩恵を感じたことはありません。悪路等で足回りを適切に制御してくれるX-MODEもまだオンにしたことがないので、この辺りは今後の林道走行時のお楽しみ。
すぐに思い浮かぶ場所だと南八ヶ岳主稜アクセスの際に利用する美濃戸林道あたりで、その力を発揮してくれることを期待しています。
スイッチがX-MODEの近くにあるのでここにまとめてしまいますが、ヒルホールドは常時ONにしています。坂道で止まると自動的にパーキングブレーキがかかるのは便利ですね。
電動パーキングブレーキも初体験ですが、何度か乗っているうちに慣れました。走り出す際に解除しなくてOK(アクセルを踏めば自動解除)なのは楽チン。
1ヶ月点検で「ドアミラーオートシステム」を付けた
これ、m_maru1974さんのアウトバック記事でも書かれていましたが、ドアミラーオートシステムはディーラーオプション扱いという罠。今時の車なら当たり前に付いてる機能だと思っていたので、注文時にうっかり忘れていました。
追加すると注文書を作り直したり、納車タイミングに響くとのことで1ヶ月点検時に付けることにしたのですが、その間何度も駐車時にミラーを閉じ忘れていました(笑)
ミラーを閉じてないことは特に問題ではないのですが、キーロック状態がパッと見で確認できないのは地味にストレスでした。
XVのドアロック方法はドアハンドルに物理的なボタンがある訳でなく、リモコンキーを身に付けた状態でドアハンドルの付け根付近に軽く触れるいうもの(未来っぽい)。
さらに開ける際はドアハンドルを握った段階で自動的にロック解除されるので、鍵を持っているとドアロック状態を自分で確認できないという妙なジレンマがあります(リモコンのボタン操作をする癖はすっかりなくなりましたし…)。
ということで、ドアミラーが閉じていればドアロック状態を視認できるドアミラーオートシステムは、個人的にはどうしても欲しい機能です(ロック後の再アンロックではミラーが開かないので注意が必要)。
後から取り付ける場合、オプション品が割引される「感謝デー」が狙い目らしいのですが、その間のストレスを考えたらすぐ付けるべきと判断しました。
今はとても快適です(笑)
細かな物入れがないので…
XVのラゲッジは385L(VDA法)と2人家族なら十分な容量ですが、以前のウェイクのような細かな収納や、荷物を隠すことのできる収納が所が少ないので、車に常備している仮眠用の寝袋や銀マット、ライフジャケット、ショベル等の置き場所がありません。
布製のラゲッジ収納ボックスなども検討したのですが、今はこんなものを使ってます。
ルートートのルーガービッジというボックス型のトートバッグで、本来はアウトドアなどで使うゴミ箱用途のもの(内側に30Lのポリ袋を装着できる)。トリコロールカラーで可愛いので、ラゲッジに並べて置いてあります(下には滑り止めにゴムマット)。それどこのピクニック記事で紹介されてるのを見て即買いしました。
[ルートート] ROOTOTE RT.GBG.30L.3P-A 700501 TRICO (TRICO)
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- メディア: ウェア&シューズ
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中身を空にすれば1個ずつ折り畳めますし、テント泊用の大型ザックを積み込むなど、ラゲッジをスペースフルに使いたいときは、別々に後部シートに足下に移動するなど、荷物を移動させやすい所も便利です。
以上
思いつくままにつらつら書いてみましたが、前の車より大きくて緊張することがある以外は、概ね満足しています。
特にアイサイトによる長距離運転のストレス軽減は大きく、今は片道300km位なら毎週出掛けても大丈夫となと思えるほど(?)。車を乗り換えたことで、行動範囲が一気に広がったような気分になれたのはとても大きいですね。
車を運転するようになって20年近くになりますが、やや大袈裟に言うならば初めて自分の車を手に入れたときの「これからは好きなときに好きな場所に行ける!」という羽根を手に入れたようなあの気持ちを追体験しているような気分です。
あと、余談ながらスバル車に乗ることが決まってから、周りのスバル車が妙に気になるんですよね(笑)
首都圏ではそこまで割合が高い訳ではいので、見かけると妙に親近感を感じてしまったり(近所に駐まってるスバル車チェックしてしまったり)、山やスキー場に近づくと遭遇率が上がる気がして嬉しくなったり…。関越の群馬付近を走っていると、スバル車だらけに見えてしまうのは気のせいでしょうかね(笑)