台湾のHTCが現地時間5月15日、大手ブランドとして初めて、ブロックチェーンに対応したスマートフォン「HTC Exodus」を発表した。ブロックチェーンは、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨の基盤となっているセキュリティ技術だ。HTCによると、Exodusではユーザーのデータをクラウドではなくデバイスに安全に保管できるという。機密情報をクラウドに保管すると、盗まれたり改ざんされたりする可能性が高くなる。
HTCがスマートフォンのセキュリティを高めようとしている背景には、セキュリティやデータプライバシーがきわめて大きな問題になっている現状がある。2016年の米大統領選挙前には、ロシア政府の支援を受けたグループが、さまざまなトロール活動を行って選挙の情勢に影響を及ぼした。また、セキュリティ侵害も無数に起きている。
Exodusは分散型アプリケーション(DApp:Decentralized Application)をサポートし、デジタル通貨を保管できるユニバーサルウォレットを搭載する。HTCによると、すべてのスマートフォンが独自のブロックチェーンノードとして機能し、このことはブロックチェーンエコシステムの拡大につながるという。
4月にはSirin Labsが、やはりブロックチェーン技術を搭載した「FINNEY」スマートフォンをFoxconnと共同で開発することを明らかにしていた。
HTCはExodusの価格や発売日を明らかにしていないが、オンラインで予約を受け付けている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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