昌子「明日の試合からW杯まで全部勝つ」
国際親善試合 マリ戦前日コメント

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マリ戦の前日練習に臨む日本代表の選手たち

マリ戦の前日練習に臨む日本代表の選手たち【スポーツナビ】

 サッカー日本代表は23日、ベルギーのスタッド・モーリス・デュフランで国際親善試合のマリ戦に臨む。試合を翌日に控えた22日、選手たちがトレーニングを行い、メディア対応に応じた。


 ワールドカップ(W杯)本大会の初戦となる6月19日のコロンビア戦まで、欧州遠征を含めて国際親善試合が5試合予定されている。昌子源は「明日の試合(マリ戦)からW杯まで全部勝つということをチームの目標にしています」と語り、原口元気も「勝ちグセというのはW杯に行く前につけておきたい」と勝利にこだわる姿勢を見せた。


 また、過去2度のW杯に出場している長谷部誠は「これまでのW杯はある程度メンバーが見えてきていたが、今回はまだまだ選手を見たいという感じ」とチームの現状を説明。「それぞれの選手がこの合宿に対してアピールする気持ちが強い」と、チーム内に激しい競争意識があることを明かした。

昌子源(鹿島アントラーズ)

「ペナ内のデュエルでいかに勝つか」


(吉田麻也が不在だが)そんなに深くは考えず、自分の思うプレーがしたいです。本大会に行った時、マヤくんが初戦でけがをするかもしれないし、いる選手で勝ちにいかないといけない。チームとして「勝ちグセ」というのは大事なので、明日の試合からW杯まで全部勝つということをチームの目標にしています。(それができれば)チームとしていい方向に向くと思います。


(去年の)ブラジル戦は個と個の対決で負けた部分をチームとして修正したのがベルギー戦でした。誰かが抜かれてもきちんとカバーするというのは今回も大事ですし、これからも求められる。(ブラジル戦に自分は出場していないが)単純な個の差というものは外から見ていて感じたし、自分が試合を見ながら感じたイメージは忘れずにやっていきたいです。


(ブラジル戦は)デュエル(球際の競り合い)に持ち込む前のファーストタッチでやられていた。球際(で勝負)をさせてもらえなかった。


 結局、「デュエルはどこで」となったらペナ(ルティーエリア)内だと思う。ベルギー戦もペナ内のクロスでやられたし、そういうのをしっかりタイトにマークすることは大事ですね。そこは、どんなに世界の選手がうまくてもデュエルになる。そういうところでうまいのは(ポーランドのロベルト・)レバンドフスキとかになると思うので、そこで最初から負けていたら「はい、点を取ってください」ということになってしまう。いろいろな駆け引きがあの中ではあると思います。ペナ内でファーストタッチで抜かれるというのは、スペースがないから難しい。そこでガーンと当たったときにいかに勝つか。相手のシュートモーションを崩すとか、相手のところからちょっとでもボールを離すとか、そこは日本人でもできると思います。

原口元気(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)

W杯本大会に向け、原口は「勝ちグセをつけておきたい」と語る

W杯本大会に向け、原口は「勝ちグセをつけておきたい」と語る【スポーツナビ】

「勝ちグセをつけておきたい」


(明日は)もちろん勝ちにいかないといけないし、勝つことで自信がつくのはデュッセルドルフでも経験しています。勝ちグセというのはW杯に行く前につけておきたい。


(最近の代表はサイドからの得点が少ないが)そこは個人。僕らが突破するなり、抜き切るなりしないと。そこでの違いを見せられた選手がW杯に行けると思う。そういう意味では競争だと思います。


(得点を取るにはセットプレーも重要だが)チームとしてアイデアを持っているし、もちろん大事だと思います。(中島翔哉については)間違いなく変化をつけられる選手だと思います。

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