「穴を掘って近接戦闘で小銃を撃つ、という時代ならいざ知らず、現代戦では、高性能の兵器やシステムを使いこなすことが求められる。高校や大学を出て入隊した若者がこうした域に達するには、大体10年かかる。日本人の価値観に照らしても、徴兵制が受け入れられる土壌はない。徴兵制の導入は非現実的というほかない」
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150623/plt1506231532004-n2.htm
10年訓練しなきゃ兵隊として使えないなら、28歳未満の自衛官は全員「現代戦で」の「高性能の兵器やシステムを使いこなすこと」ができないってことになりますね。ああ、ちなみに兵卒にあたる士クラスはほとんど全員が28歳未満ですが*1、日本の自衛隊には使える兵隊はほとんど皆無だと言いたいわけですね。
さらに任期制自衛官は2万人ほどいますが、彼ら2年乃至3年が任期で、再雇用しない限りはそこで退官です。佐藤氏の発言が正しいなら、2〜3年では任期を務めてあげても、使える兵隊にはならないということになります。だとしたら任期制自衛官の制度自体が無駄そのものということになります。
さすがにこの佐藤説は頭おかしいんじゃねーのってレベルのトンデモです。
こんなのに説得力を感じるような軍オタはさすがにいないと思いますが、あの界隈には大概バカな連中がいますから何とも言えないですね。
佐藤氏は陸自の佐官出身ですが、それがこのレベルの発言しかできないのは、陸上自衛隊という組織そのもののレベルが低いのか、それとも自民党に入ると皆バカになるのか、どっちなんでしょうね。