【プロ野球】侍ジャパン・稲葉督監が武者修行へ U-23W杯で指揮2018年5月15日 紙面から 地球の裏側でタクトを磨く。10月にニカラグアで開かれる23歳以下(U-23)ワールドカップ(W杯)で日本代表を率いる稲葉篤紀監督(45)が14日、「監督を経験する機会がなかなかないので感謝している。僕自身の勉強をやっていきたい」と意欲を語った。 本格的な監督経験がないまま侍ジャパンの指揮官に就任。「いろんなことを試したい。やっぱり投手交代。攻撃面では1点を取りにいく野球がしっかりできるか。全体を通して経験ができたら」。トップチームの指揮だけではどうしても不足しがちな実戦経験を積みに行く。 この日は新たにオフィシャルパートナーに決まったヤフー本社(東京都千代田区)を訪問し、「心強い。勝って恩返ししたい」と話した。目標とする2020年東京五輪の金メダルに向け、指揮官の研さんも必須。「行ったことのない国。五輪は日本でやるけど、いい経験になる」と“武者修行”を見据えた。 (小林孝一郎) ◆清宮“生チェック”稲葉監督は、今月下旬から6月上旬にプロ野球公式戦を視察することも明かした。注目してきた日本ハム・清宮の“生チェック”も実現する。稲葉監督は、19打席連続無安打中の清宮に関して「いろんな経験をしている最中。調子いいとか悪いではなく、今はプロにしっかり慣れることが大事」とした上で「今後も見ていきたい」と期待を込めていた。
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